今年の保育所入園式での日の丸掲揚通知はただちに撤回を!

2017年04月11日 20時40分16秒 | 日記

 3月23日、日本共産党足立区議団は教育長と、こども家庭部長に「保育所での日の丸掲揚の教育長通知の撤回を求める緊急申し入れ」を行いました。申し入れ内容は次の通りです。

『足立区教育長 定野 司様
こども家庭部長 鳥山高章様
保育所での日の丸掲揚の教育長通知の撤回を求める緊急申し入れ
                                           日本共産党足立区議団
 厚生労働省は2月14日、保育所の運営指針について、2018年度からの改定案を公表し、三歳以上の幼児を対象に、国旗と国歌に「親しむ」と初めて明記している。
 文部科学省が同日公表した幼稚園の教育要領見直し案にも同様の趣旨が盛り込まれた。
 ただ、保育所は学校教育法に基づく施設ではなく、保護者から幼児を預かる福祉施設であることから、専門家からは「過度の押し付けになってはならない」との懸念も出ている。
 今後、パブリックコメント(意見公募)を実施、周知期間を経て、2018年4月に施行するとしている。  
 指針は「保育所保育指針」との名称で、私立も対象。幼児の成長や安全面で配慮する項目について、保育現場での順守や努力を求める内容だ。
 現行指針には、国旗や国歌に対する記述はない。新指針案は、三歳以上を対象とした項目で「行事で国旗に親しむ」「国家、唱歌、わらべうたやわが国の伝統的な遊びに親しむ」と盛り込んだ。
 厚労省は「国旗掲揚や国歌斉唱を強制するものではない」としている。
 したがって、保育指針で示される予定は2018年度4月からとなる。
 ところが、足立区は教育長名により、2017年度入園式より保育園施設に日の丸掲揚を通知するよう求めている。
 通知文では「保育指針の告示前ではありますが」と謳っているが保育指針の決定は2018年度であり、決定の1年も前から国に先駆けて賛否両論があり、厚生労働省からも強制するものではないとしている国旗掲揚を各区立保育園へ通知文を出すことは常識を疑うものである。
 安倍政権が安保法制=戦争法の強行とその本格的な発動、軍備拡大や武器輸出、国民の目・耳・口をふさぐ秘密保護法、憲法9条改悪の動きなど、日本を戦争する国につくり変えようとしている中、モノ言えぬ監視社会をつくる現代版治安維持法といえる共謀罪法案を閣議決定し、今国会での成立を狙っているもとで、このような暴走に手を貸す忖度と迎合といえる今回の通知はただちに撤回するよう求めるものである。』
 

 この申し入れに対して教育長は、申し入れを受け取り懇談を行いましたが、決定の1年も前から国に先駆けて保育所での日の丸掲揚をという教育長通知は撤回するとはなりませんでした。日本共産党は引き続き撤回を求めていきます。


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