論戦ハイライト コロナ対策強化し、貧困と格差是正を 衆院予算委 宮本徹議員の質問

2022年01月26日 20時42分49秒 | 日記
日本共産党の宮本徹議員は25日の衆院予算委員会で、感染爆発している新型コロナへの対策や岸田文雄首相が掲げる「新しい資本主義」についてただしました。岸田首相は、はぐらかしの答弁に終始。コロナ対応では見通しが甘く後手後手で、岸田首相自身が述べた「新自由主義」の「弊害」の是正も口先だけで、財界のもうけ優先の自民党政治の継続にすぎないことが浮き彫りになりました。 
コロナ対応
宮本氏 検査キット「安定供給の仕組みを」
厚労相 1日80万回の増産を要請
宮本氏 「あまりにも後手後手だ」

(写真)質問する宮本徹議員(左)=25日、衆院予算委
 新型コロナウイルスのオミクロン株の急拡大で発熱外来がひっ迫し、検査の予約が取れないといった声があふれています。
 宮本氏は、医師の感染など経営上の不安や、補助金がなくなったため、発熱外来の開設を「様子見」しているところもあると紹介。昨年10月に2500円が加算された一方で、昨年12月に抗原検査、PCR検査の診療報酬が削減されたと告発し、発熱外来を増やすことを真剣に考えるよう求めました。
 その上で、医療現場から抗原検査キットの不足で悲鳴の声があがっているとただしました。
 宮本 症状がある人の診療・診断のため、優先して安定供給する仕組みが必要だ。
 後藤茂之厚生労働相 メーカーに対し1日80万回分の増産を要請した。
 宮本氏は、昨年夏の第5波の時、神奈川県での各家庭への検査キットの配布の取り組みを示し、同様の取り組みを国として行うよう提案したことに触れ、あまりにも後手後手すぎると批判。「検査して診断するのは治療につながる出発点だ」と指摘し、あらゆる手だてを講じ検査キットを確保するよう求めました。
 医師・看護師などの国家試験が来月に迫る中、受験生は新型コロナにり患すれば受験できない問題で宮本氏は、2014年の看護師国家試験では、大雪の影響で受験できなかった人のため追加試験を行ったことをあげ、次のように迫りました。
 宮本 医師・看護師等の国家試験について、新型コロナにり患して受験できない方にも、追加試験などの機会を認めるべきだ。
 厚労相 緊急事態宣言下の昨年も行っていない。本年も追加試験の実施は難しい。
 宮本氏は、「コロナ感染は自己責任ではない」と強調。医療現場はコロナ禍により深刻な疲弊状況にある中、使命感を持って入職しようとする人がいる時に、国は人材確保に努力しないといけないと迫りました。
新自由主義の弊害
宮本氏 「派遣自由化が貧困と格差を広げた一因」
厚労相 「非正規の待遇改善が必要となった点もあった」

出典:次のデータから宮本徹事務所が作成
非正規比率は総務省「労働力調査」詳細集計(2001年までは特別調査)、2001年までは2月、2002年以降は1~3月平均
大企業内部留保は財務省「法人企業統計」、資本金10億円以上の大企業(金融保険業を除く)
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出典:厚生労働省「職業紹介事業報告書」を基に宮本徹事務所作成
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 「日本経済に埋め込まれていた労働法制や社会保障、直接税中心の累進課税などを次々と壊し、格差と貧困を広げてきたのが、歴代自民党政権ではないか」―。宮本氏は、岸田首相が施政方針で「新自由主義のさまざまな弊害を是正する仕組みを資本主義の中に埋め込む」と述べた点を追及。その弊害の最たるものとして、労働者派遣と有料職業紹介の原則自由化を挙げました。
 宮本氏は、1999年、労働者派遣の原則自由化以来、派遣労働者が雇用の調整弁として扱われ、コロナ禍で多くの派遣労働者が仕事を失ったと指摘しました。
 宮本 派遣の原則自由化が雇用の非正規化・不安定化を広げ、貧困と格差を広げた一因だとの認識と反省はあるか。
 厚労相 多様な雇用の機会につながったが、非正規雇用労働者の待遇改善が必要となった面もあった。
 後藤厚労相は、労働者派遣法の原則自由化の弊害を一部認めながら、根本的な反省は示さずじまい。宮本氏は「『弊害を是正』というのであれば、派遣法を改正し、非正規から正規雇用への転換を行うべきだ」と述べました。
 続いて宮本氏は、労働者派遣と同時に全面自由化された有料職業紹介について、紹介手数料の上限が廃止され、人材紹介会社の手数料収入が増大したと告発しました。
 宮本 2014年と比べて、人材紹介会社が手にした手数料収入は、いくら増えているか。
 厚労相 介護サービスの職業の紹介手数料収入は、14年度で約25億円、19年度では約218億円。保育士は14年度で、約12億円、19年度で約128億円だ。
 宮本氏は、税金や保険料を財源とする公的分野について、紹介手数料の上限規制を設けるよう要求。ところが、後藤厚労相は、「一律に上限を設けることは慎重な検討が必要だ」と拒否しました。
 宮本氏は「新自由主義の弊害を具体的に指摘しても正さない」と批判。「新しい資本主義」は、財界のもうけ優先の自民党政治の継続ではないかと述べ、根本的な転換を求めました。
男女賃金格差
宮本氏 「開示だけでなく格差是正の義務付けを」
首相 答弁せず

出典:Education at a Glance 2018 Table A5.1.OECD Indicatorsより宮本徹事務所作成
高校レベルの卒業者と高等教育修了者の生涯収益の差。64歳までの収入の差に、税・社会保障、学費、放棄所得などの差を反映している。年金や奨学金などの差は考慮していない
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 宮本氏は、岸田首相が男女の賃金格差を有価証券報告書の開示項目にするとし、女性活躍推進法でも開示の充実を表明したことは、「一歩前進」と評価しました。そのうえで、開示の情報をどう生かし、賃金格差是正のために何をするかだと追及しました。
 宮本氏は女性活躍推進法で男女の賃金格差の把握が義務付けられていないと指摘。女性労働者への機会提供やワークライフバランスの指標などたくさんの項目から企業が一つ、二つを選択する仕組みであり、項目に男女の賃金格差を加えても公表は企業任せになるとして、次のように迫りました。
 宮本 男女賃金格差を必ず把握すべき基礎項目に加え、基礎項目の公表を企業に義務付けるべきだ。
 首相 (公表の義務付けを含め)具体的に検討し、速やかに着手する。
 宮本氏は1999年3月まで有価証券報告書にも男女別の従業員の平均給与月額が開示されていたが、大きな男女の賃金格差があったと指摘。「開示だけでなく、格差是正を義務付ける仕組みが必要だ」と求めましたが、首相は答弁しませんでした。
 さらに宮本氏は、経済開発協力機構(OECD)諸国中、日本だけが女性の4年制大学・大学院への進学率が男性より低いと指摘。高等教育を受けた男女の生涯収入の格差が非常に大きいことがあると述べ、首相の認識をただしました。
 宮本 男女賃金格差が女性の進路選択を狭める大きな要因の一つになっているとの自覚があるか。
 首相 男女の賃金格差が女性の進路選択に影響を与えると認識している。
 宮本氏は、「社会の半分を占める女性の力を、入口から発揮させない国になってしまっている。社会にとってたいへん大きな損害だ」と指摘し、「土台の賃金格差の是正をはじめ、あらゆる面でのジェンダー平等を進めてこそ、結果として、社会は住みよくなり、経済も発展する」と訴えました。

今日も団地の方々にあいさつにお伺いしましたが、みなさんコロナの感染拡大には心を痛め、不安に思っています。
3回目のワクチン接種予約のお手伝いもしました。
今日の東京都の感染は1万4千人越え…早く感染がおさまって欲しい!


PCR検査大幅拡充!

2022年01月25日 20時15分14秒 | 日記
東京電機大学で無料のPCR検査
一日、400~700件の検査
 足立区では、PCR検査が発熱外来をやっている病院(73カ所)やウェルシア(薬局)で無料で行なわれています。
 しかしウェルシアでは一日10名程度の方しか出来ず、希望者が殺到して「キットが不足しているため、PCR検査は出来ません」など貼り紙がされている場所もありました。
 1月27日から東京電機大学(北千住駅東口)で無料PCR検査が始まります。
 東京都が木下グループに委託して1日400~700名検査ができるようになります。
予約が必要です。パソコン、スマホで「木下グループ新型コロナPCR検査センター」を検索して予約をします。
 
私たちが昨年末も含めて、再三PCR検査の拡充を求めてきたことが実現しました。裏面に緊急要望の詳細を載せていますのでご覧ください。
 引き続きみなさんの願い実現、コロナ感染からいのちとくらしを守るためぶれずにがんばります。




憲法守りジェンダー平等へ

2022年01月24日 19時30分42秒 | 日記
新婦人全国大会開く
仲間とつながり行動しよう
 新日本婦人の会は23日、第30回全国大会をオンラインで開催しました。今年迎える創立60年にむけ「9条改憲ノー、核兵器廃絶、ジェンダー平等、気候正義、持続可能な社会、要求実現へさらに大きな新婦人を」と決意を固めあいました。

(写真)あいさつする米山会長(左)=23日
 米山淳子会長が開会あいさつしました。米山氏は「命と暮らしを守るために、仲間とつながり行動していこう」と提起。「平和の原点に立ち、『ともに憲法の守り手に』と仲間を増やそう。憲法が生き、ジェンダー平等の日本の実現へ、もっと新婦人を大きくしよう」と呼びかけました。
 高杉しゅん事務局長が大会議案の提案報告。コロナ禍のもと切実な女性の要求で運動する新婦人の役割がますます大きくなっていると強調しました。創立60年へ、改憲の阻止、仲間を増やし、選挙で政治を変えることに会をあげて取り組もうと提起しました。
 討論では「すべての県立学校へ生理用品の配備が決まった」(宮崎)、「新婦人を大きくして辺野古新基地を止める」(沖縄)、「核兵器禁止条約への日本政府の参加を求め、県内一のアーケードで原爆展、署名を行った」(長崎)、「若い世代の交流会を力に仲間を増やしている」(埼玉)など、47都道府県すべてから発言がありました。
 日本共産党の志位和夫委員長、全労連の小畑雅子議長、農民運動全国連合会の長谷川敏郎会長があいさつしました。
 大会では、「新婦人の総力をあげて9条改憲を阻止しましょう」と呼びかける特別決議を採択しました。
 新たに選出された役員は次の通りです。(敬称略、新任以外は再任)
 ▽会長=米山淳子▽副会長=高橋和枝、西川香子、石原和、笠井貴美代、平野恵美子(新)▽事務局長=高杉しゅん▽事務局次長=長谷川あまり、渡部さつき
志位委員長があいさつ
 日本共産党の志位和夫委員長は23日、新日本婦人の会第30回全国大会にビデオであいさつを送りました。紹介します。

(写真)新婦人大会にビデオであいさつを送る志位和夫委員長
 新日本婦人の会第30回全国大会の開催、おめでとうございます。日本共産党を代表して熱い連帯のメッセージを送ります。
草の根からの運動で「新しい常識」をつくる
 みなさんの大会決議案を拝見しておりますと、「創立60年を迎える新婦人は、女性の願い、悩みやよろこびも持ち込める会として、草の根から声をあげ、結婚退職制の廃止や子どもの医療費無料化をはじめ、たくさんの『あたりまえ』『新しい常識』をつくってきました」とあります。
 とても感動して読みました。ここに「子どもの医療費無料化」とありますが、いまでは全国の自治体で「あたりまえ」になっているこの制度も、新婦人のみなさんの1968年10月の中央委員会で「乳幼児の医療費を無料にさせる運動に取り組みましょう」と呼びかけたことがきっかけになって全国で草の根の運動が広がり、実ったものです。
 いま、新婦人のみなさんは、「トイレットペーパーのように生理用品を」と、全国の自治体への要請行動にとりくまれ、実現の動きが次々と広がっています。これも「新しい常識」をつくっていく運動だと思います。
 “女性の願い、悩み、喜びあるところどこでも新婦人あり”―。創立60年を迎える新婦人が、さらに大きな発展を遂げることを心から願ってやみません。
あらゆる分野にジェンダーの視点を貫いてこそ
 私は、20日、衆院本会議で代表質問を行いました。コロナ、経済、外交で岸田首相の政治姿勢をただし、私たちの抜本的対案を提起しました。首相の答弁は全体として「首相失格」というほかないものでしたが、一つだけ前進点もありました。
 私は、質問の中で、12年連続でジェンダー平等世界一のアイスランドの経験を紹介して、年間240万円にものぼる男女の賃金格差解消のために、企業に格差の公開を義務付けることを提案しました。それに対して、首相は、「男女の賃金格差の是正に向け有価証券報告書の開示項目とする」と答弁しました。みなさんの運動が、一歩ですが、政治を前に動かしました。
 「ジェンダー平等」はあれこれの部分の問題ではありません。
 あらゆる分野にジェンダーの視点を貫いてこそ、誰もが自分らしく尊厳をもって生きることのできる社会、“やさしく強い経済”、そして日本と世界の平和がつくれるのではないでしょうか。
 引き続きみなさんと手を携え、ジェンダー平等日本の実現をめざして頑張りたいと決意しております。
憲法を守り、生かすために、力をあわせよう
 最後に、みなさんの大会決議案で、岸田政権による「改憲阻止」を力強く打ち出していることを、たいへんに心強い思いをもって読みました。
 米中対立が強まるもとで、日本の進路が問われています。軍事に対して軍事で構えたら、軍拡競争の悪循環に陥り、衝突や戦争を招きかねません。
 いま日本政府がやるべきは、「敵基地攻撃」などという物騒な話ではなくて、徹底した対話を積み重ねることで平和の地域共同体をつくっているASEAN(東南アジア諸国連合)の国ぐにと連携して、東アジアを平和と協力の地域にしていく、憲法9条を生かした平和外交ではないでしょうか。
 憲法9条を守り、生かすために力を合わせることを呼びかけまして、連帯のメッセージといたします。

私も会員である新日本婦人の会。
娘が小学校に入って、不登校になりそうになった時相談にのってもらい助けてもらいました。そして私の子育ての概念を変えてくれました。
その娘は中学校の教師になり、そしてまた新しい道に進もうとしています。
しなやかでたくましい新婦人、これからも多くの仲間を増やして平和を守り、ジェンダー平等を進めていきましょう!


うれしい連絡

2022年01月23日 21時41分16秒 | 日記
先日、私の地域に住んでいる方が、山添さんが「ポスターを張ってくださる方募集しています」というツイートを見て、山添事務所に「家に貼っていいですよ」とメールが来たという報告が来ました。
さっそく地域の方がポスターを持ってお訪ねし、貼らせていただきました!
長年地域で活動している方も全く知らない、つながりのない方でした。そしてとりあえず後援会員になって、無料のニュースを読んでもらうことにしました。
こんなうれしい連絡もあるのですね。
さあ、また元気に頑張ります!