昨日、株をやる方からコメントをいただきましたので、それに応えて一句。
株価も下落さかさ海月も歌舞か。
かぶかもげらくさかさくらげもかぶか
「歌舞か」は「傾く」の意味、「くらげも歌舞かあー」と芝居の口上のように読んでくださいな。
なぜか玉すだれという言葉が浮かぶ。そこで一句。
玉簾紅葉にじみ漏れ出す股。
たますだれもみじにじみもれだすまた
玉すだれはかわいい白い花なのに、なぜかこんな裏俳句みたいなものしかできない。
玉すだれのように可愛いきみを秋の紅葉の紅が包む、その姿を見ているといつのまにか何か漏れ出していた。
ついでに、
玉簾だ!見てみて!乱れだす股。
たますだれだみてみてみだれだすまた
玉簾はヒガンバナ科の多年草でゼフィンランサス、雨のあと咲くのでレインリリーともいわれる。レインリリーなんてとてもいい名前だ。夏から秋にかけて6弁の白い花をつけ、細い葉の密生した姿がすだれのようなので、玉簾といわれる。早野凡平さんで思い出す南京玉簾は江戸時代から伝わる大道芸で当時は「唐人阿蘭陀南京無双玉簾」。いつしか省略されて南京玉簾となった。遠く南蛮より伝わりし玉のように可愛らしくも珍なる簾との意味らしい。
とても愛らしい花だが回文の世界では「また」を有しているので、どうしてもまたのお世話をしなくちゃならないのでした。