あの声を聴いたとき、ジャズうたったらいいだろうなと思ったUA。やってくれましたUA×菊地成孔「cure jazz 」。これはいい。
1曲目の「ボーン・トゥー・ビー・ブルー」をはじめ、ジャズのスタンダードと菊地のオリジナルで構成されているが、ポップス歌手がジャズを歌ってみましたという最近流行のレベルではなくて、ジャズ・シンガーといってよいかどうか迷うが、新しいジャズの歌い手の誕生といえるコンテンポラリーなアルバムなのだ。日本のR&B系といわれる女性シンガーが、一生懸命声を張り上げビブラートきかせて黒人になろうとしていてもソウルが感じられないのに対し、UAはその声そのものがソウルフルでサウダーデな歌手だ。UAが歌をうたおうとすれば、それはソウルでヒップでジャズな歌謡になる。それが最初の一曲で見事に響いてくる。鳥肌が立ちます。
ブリジット・フォンテーヌとアート・アンサブル・オブ・シカゴの名盤「ラジオのように」を思い出させるコラボアルバムなのだった。
1曲目の「ボーン・トゥー・ビー・ブルー」をはじめ、ジャズのスタンダードと菊地のオリジナルで構成されているが、ポップス歌手がジャズを歌ってみましたという最近流行のレベルではなくて、ジャズ・シンガーといってよいかどうか迷うが、新しいジャズの歌い手の誕生といえるコンテンポラリーなアルバムなのだ。日本のR&B系といわれる女性シンガーが、一生懸命声を張り上げビブラートきかせて黒人になろうとしていてもソウルが感じられないのに対し、UAはその声そのものがソウルフルでサウダーデな歌手だ。UAが歌をうたおうとすれば、それはソウルでヒップでジャズな歌謡になる。それが最初の一曲で見事に響いてくる。鳥肌が立ちます。
ブリジット・フォンテーヌとアート・アンサブル・オブ・シカゴの名盤「ラジオのように」を思い出させるコラボアルバムなのだった。

