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古いiPodが使えるFMトランスミッターは

2007年08月10日 | アフター・アワーズ
 お盆になると海も山もどことなく夏の終わりの気配が漂ってくる。山なら日が陰るのが早くなり、朝晩の空気や川の水が冷たくなる。海ならクラゲが多くなるとか、気配が変わってくるものだ。唇を紫色にして川から上がり天を仰ぐと、蜩が鳴いていて、太陽は山に隠れ始めている。熱くなった川原の岩に冷たくなった体を横たえる。太陽をいっぱいに吸った岩の熱が気持ちいい。だが、夏の終わりの気配は、いつもさみしいものだ。さて、これから逝く夏に遊ぼうか。

 そんなわけで、iPodに入れた音楽を車で聴きたいといろいろ検討した結果、ロジテック社のFMトランスミッター「LAT-FM110U」を購入した。ヨドバシで4,980円。1年ほど前、オーディオテクニカの「AT-FMT5」を買ったが、車ではまったく使い物にならなかった。そのためFMトランスミッターについてはその性能に懐疑的だった。雑誌のレポートなどを読んでも出力が小さいとか、ノイズが多いとか満足したとの声は少なかった。

 我が家の車のカーステレオはMD専用、カーナビはHDDタイプだが、SDカード経由でHDDにコピーするタイプ。いずれも手続きが面倒くさい。だから車内の音楽環境を変えるには、豊富な楽曲を収納してあるiPodを使用するのがベストなのだ。だが、使用中のiPodは4つボタンの第3世代タイプ。ドックコネクタが旧タイプなので、ドックコネクタから送信・充電する現在のトランスミッターの主流タイプで使えるものはかなり限られてくる。なにせ、ネットで見ても、ことこのFMトランスミッターに関しては評価が定まらないから、再びだめだったことを考えると、出費は5,000、6,000円程度でとどめたい。

 そんなわけで、いろいろ検討し、結局、iPodとトランスミッターはステレオミニプラグでつなぎ、電源はシガーソケットからとれるもの、さらに使用しながら充電が可能なもので、トランスミッター用LSIとして性能が評価されているローム社製LSI「BH1417F」を搭載しているものということで、ロジテックのものになった。送信周波数は88.3MHzから4段階限定だが、iPod本体の充電はトランスミッターのUSBコネクタが使えるというのが決めてだった。ミニプラグで接続するタイプは、ドックコネクタを使うタイプと違い、本体の充電ができないものがほとんどなのだ。

 で、実際に使ってみると、「AT-FMT5」とは格段の違いで音質・音量がよくなっていた。しかも、ミニプラグ接続だとiPodサイドで音量調節ができるのもよい。ただ、アルバムによって出力する音量にかなり差があり、その理由はよく分からない。とりあえず、FMラジオ程度の音質は得られるので、一応満足のいく結果が得られたのだった。
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