ちゅう年マンデーフライデー

ライク・ア・ローリングストーンなブログマガジン「マンフラ」

春愁

2022年04月07日 | 音楽

先週のジャズライヴで僕の好きな2曲を演奏してくれた。司会でドラムの平野さんが、春愁という季語を引用して紹介したSpring can really hang you up the most とチャーリー・パーカーをはじめ名演数多のSrar eyes。 Spring can〜は曲名が長くて面倒なので、とりあえず「春が来たのに」としておこう。この曲はジャズマンが好んで取り上げるバラードで、ノラ・ジョーンズがオーディション用に送った中の一曲らしい(これはいいぞ)。重症の失恋の歌で、春愁より歌詞の内容は深刻だ。そんなわけで、舌足らずなちょっと少女っぽい歌い方をしているリッキー・リー・ジョーンズの「POP POP」(1991)のカヴァーが気に入っている。ロベン・フォード、チャーリー・ヘイデン、ジョー・ヘンダーソンなどがバックを固めていて、ジャジーなカヴァーアルバムになっている。Star eyes は、インストならビル・エヴァンスの「A simple matter of conviction 」(1966)の中の演奏が好き。だいたいラテン風のイントロで始まるけれど、エヴァンスはイントロなしでテーマに入るところがいい。エディ・ゴメス、シェリー・マンとのトリオはこれが唯一。ゴメスとも初めてだが、スコット・ラファロばりのプレーで、以来エヴァンスのよき相棒になる。

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