雨のレース

天気予報によると、今夜から明日にかけて雨になるところが多いらしい。

雨かあ～、それは残念だなあ。
ついそんな独り言がポロリと口から出てしまった。

「ランナーズバイブル」のマラソン大会一覧で調べてみたところ、
明日フルマラソン大会がいくつか行われる予定である。

「東京マラソン」「淀川寛平マラソン」「篠山ABCマラソン」「国の里名水マラソン」「鹿児島マラソン」
など大きなフルマラソン大会があるようだ。

今、ホテルや旅館で明日のレースに備えて準備している人や
明日早く起きるためにもう寝ている人もいるだろうな
そんなことを想像しながら私はこれを書いている。

雨の日のレースはちょっと悲しい。
雨がザーザー降っている中をスタート地点に並ぶのは
それだけでもう気分が滅入りそうになる。

これまで私は「東京マラソン」「篠山ABCマラソン」「淀川寛平マラソン」は走ったことがある。
そのうち、「東京マラソン」「篠山ABCマラソン」ではスタートから雨だったことがあった。

初めて参加した「東京マラソン」
早くからスタート地点に並んで待ったが、雨がザーザー降っていた。
いくら雨用のポンチョを着ていても2月の雨の中を立って一時間も待っていると
身体がぐんと冷えて、これで走れるのか？と思ったほどだった。（以前2月にレースが行われていた。）

おなかも冷えてくる。
身体も冷えてくる。
いくら飛び跳ねたりストレッチをしたりしても体は温まらない。
泣きそうな気分だった。

第何回目だったか忘れたが「篠山ABCマラソン」
宿泊所で目覚めた時から、雨がザーザーぶり。
そんな中、ドロドロ状態の受付会場で受付をして並んで待った。

どうしようもない、こんな状態の中を走るなんて・・・どうしろっていうのよ！
天気に文句を言ってもしようがないけれど、テンション下がりまくり。

頑張って走ろうとしても体がいうことをきかない。

もうすぐフィニッシュというところまできたのに、
全然足が思うように動かない、泣きそうになった。
みんな雨でも頑張っているというのに、自分はどうしてこんなに意気地なしなんだ？
心が弱い・・・本当に情けない、そんなことばかりを思ってしまった。

精神面の弱さが前面に出てしまったレースだったと思う。

雨で全身濡れまくり、
着替えをするときも手がかじかんで思うようにサッサと行動できない情けなさ。

雨の日のフルのレースというと、どうしてもこんな思い出が浮かんでしまう。

どうか明日のレース、あまり雨が降りませんように。
フルのレースを楽しみにして会場入りしている人たちが
楽しく走ることができますように。