小室哲哉さんとのプロジェクトは着々と進行していたようですが
実際にファースト・シングルが発売されるのは翌年…
3年で4枚という東芝EMIとの契約終了後に
甲斐さんがSONY musicに移籍なさってからのことで
その前にリリースされたのは
様々なアーティストとコラボしたアルバム『パートナー』
ただ、最初からそのために作られたものではなく
『欲する相手がいてもなかなか心の奥まで見えて来ないパートナー不在の時代』だからと
『パートナーシップ』をキーワードに
【LOVE is No.1】や【パートナー】を書かれ
アルバム1枚分の曲を作られたそうだけど
期間限定の甲斐バンド復活を挟んだ後に作業なさる際
コラボもアリかなと考えられたらしい
甲斐さんによると…コンセプト・アルバムというのは
最初にピシッとしたものがあって、そこから作業を始めるのではなく
ものを作り込んで来た人間には
『これは絶対に間違いない』という直感が降って来て
自分自身の身体に命じるんだとか…
児童初期のように得体の知れないものに突き動かされてる内に
ある日、ある時に見えて来るそうだ
だから、あくまでも『パートナー』というタイトルの『コンセプト・アルバム』であって
その枝葉としてコラボ曲が5曲収録されたという
『古い人たち(笑)と新しいやり方で新しい可能性を追求』した『ビッグナイト』に対して
『新しい相手と挑発し合いつつ高め合うアルバム』という意味で
コンセプトの構想自体は同じものが、ずっと並行して頭の中におありだったようだ
『一つのハートよりも二つのハートの方がいい』
『お前と行きたい、一人ぼっちはいやだ』というフレーズのもと
まずは、CHAGEさんに甲斐さんがハミングなさった曲を渡され
『このメロディに乗るスケール感のある太い歌詞が欲しい』と依頼なさったそうで
CHAGEさんを1番に選ばれたのは
難しそうな相手(笑)にオファーするところから始めた方が
今回のコンセプトがどれくらい相手に通じるものなのか
判りやすいと思ったからだと甲斐さん
甲斐さんご自身も過去に何度か曖昧な形で(苦笑)
コラボを振られてイヤな思いをされた経験がおありらしく
『この人でなくっちゃ』『この人のカラーじゃないと意味がない』という
明解なリクエストの仕方をなさったんだとか…
CHAGEさんが書かれた【BLUE】は…
『チャゲアスでもなく、マルチマックスでもなく
かといって、僕にすり寄ってる感じもなくて
絶妙なところを出して来たなとビックリした』
『CSN&Yみたいなタッチで仕上げた曲を渡したら
ロス・ロボスとCSN&Yが結婚したみたいになっていて(笑)
歌う時に一番挑発された』と話されてます
後藤次利さんとは長いおつきあいですが、ある結婚式で再会されたのがきっかけで
お二人で曲を作り始めておられ、収録曲以外にも数曲あるらしい♪
このことがアルバムの構想の引き金になっているかも知れないと甲斐さん
たまたま歌謡界の大御所作曲家みたいになっちゃってるけど(笑)
元・ミカバンドのベーシストだし、プレイヤーとしての彼の感受性はすごくロックじゃないですか
『ベッドルームに1枚は貼りたいピンナップアイドル』って言われたくらいのヤツだからね(笑)と話され
後藤さんには『普遍的なロック・スピリット』を求めたとおっしゃってます
作詞家の森雪之丞さんとも旧知の仲だそうだけど
VANNILAの【愛をちょうだい】をお聴きになって以来
『絶対、一緒にやりたい』と思っていらしたという
『職業作家でありながら、自分のクオリティに厳しい職人』
『一つの色を掘り下げていくタイプ』
『快楽とか悦楽とか官能的な部分をハツラツと書く』方は
【は・だ・か】という詞を返して来られました(笑)
EAST ENDとのコラボについて、甲斐さんいわく…
RUN D.M.Cとエアロスミスみたいな本当に最初のいかにもというラップを
この国では誰もやってなかったんで、それをやりたかったんですよ
EAST ENDは、難しいこのジャンルでビジネス的にもパイオニアだし
【I(#2)】は、ロッキュメントですでに一緒にやってるんだけど
今回、キーワードに合わせてラップの歌詞を変えて貰ったら
すごくシャープなキレ味のいいエッジのある言葉で出て来たね
【I】は、KAIFIVE時代に1度発表されてますが
甲斐さんの何らかのこだわりで再登場?と思いきや
この曲の歌詞は、森山達也さんとの共作みたいだし
曲自体はもっと以前から存在していたのかも知れませんね
最後にオファーを出されたもりばやしみほさんは
最初『私向きじゃないと思う』と返事なさったそうだけど
あの人は自分の才能がどれだけスゴイかっていうことが判ってない人ですから(笑)と甲斐さん
コラボを難しく感じるのは、やり慣れてないせいだと思うんですよ
僕は彼女を見てるとすごく自分に近いものを感じるんです
僕が20代にこんなリクエストを受けたら、やっぱり考えたと思う(笑)
僕は甲斐バンドっていう一つの『街』で
同じメンバーとずっとやって来た訳じゃないですか
それだと人との丁々発止に慣れてないんですよね
それに作家としてのエゴの強さやカラーもすごく似てると思う
人はそれを頑なと言うかも知れないけど…(笑)
人とは違うオリジナリティを出したいと思ってるから
人と折り合う接点がなかなか見つけ出せないんだよね
結果的に、作詞はお二人、作曲とアレンジお一人、ボーカルとしての共演が2組
同じキーワードでもバラエティに富んだコラボが誕生したようです♪
実際にファースト・シングルが発売されるのは翌年…
3年で4枚という東芝EMIとの契約終了後に
甲斐さんがSONY musicに移籍なさってからのことで
その前にリリースされたのは
様々なアーティストとコラボしたアルバム『パートナー』
ただ、最初からそのために作られたものではなく
『欲する相手がいてもなかなか心の奥まで見えて来ないパートナー不在の時代』だからと
『パートナーシップ』をキーワードに
【LOVE is No.1】や【パートナー】を書かれ
アルバム1枚分の曲を作られたそうだけど
期間限定の甲斐バンド復活を挟んだ後に作業なさる際
コラボもアリかなと考えられたらしい
甲斐さんによると…コンセプト・アルバムというのは
最初にピシッとしたものがあって、そこから作業を始めるのではなく
ものを作り込んで来た人間には
『これは絶対に間違いない』という直感が降って来て
自分自身の身体に命じるんだとか…
児童初期のように得体の知れないものに突き動かされてる内に
ある日、ある時に見えて来るそうだ
だから、あくまでも『パートナー』というタイトルの『コンセプト・アルバム』であって
その枝葉としてコラボ曲が5曲収録されたという
『古い人たち(笑)と新しいやり方で新しい可能性を追求』した『ビッグナイト』に対して
『新しい相手と挑発し合いつつ高め合うアルバム』という意味で
コンセプトの構想自体は同じものが、ずっと並行して頭の中におありだったようだ
『一つのハートよりも二つのハートの方がいい』
『お前と行きたい、一人ぼっちはいやだ』というフレーズのもと
まずは、CHAGEさんに甲斐さんがハミングなさった曲を渡され
『このメロディに乗るスケール感のある太い歌詞が欲しい』と依頼なさったそうで
CHAGEさんを1番に選ばれたのは
難しそうな相手(笑)にオファーするところから始めた方が
今回のコンセプトがどれくらい相手に通じるものなのか
判りやすいと思ったからだと甲斐さん
甲斐さんご自身も過去に何度か曖昧な形で(苦笑)
コラボを振られてイヤな思いをされた経験がおありらしく
『この人でなくっちゃ』『この人のカラーじゃないと意味がない』という
明解なリクエストの仕方をなさったんだとか…
CHAGEさんが書かれた【BLUE】は…
『チャゲアスでもなく、マルチマックスでもなく
かといって、僕にすり寄ってる感じもなくて
絶妙なところを出して来たなとビックリした』
『CSN&Yみたいなタッチで仕上げた曲を渡したら
ロス・ロボスとCSN&Yが結婚したみたいになっていて(笑)
歌う時に一番挑発された』と話されてます
後藤次利さんとは長いおつきあいですが、ある結婚式で再会されたのがきっかけで
お二人で曲を作り始めておられ、収録曲以外にも数曲あるらしい♪
このことがアルバムの構想の引き金になっているかも知れないと甲斐さん
たまたま歌謡界の大御所作曲家みたいになっちゃってるけど(笑)
元・ミカバンドのベーシストだし、プレイヤーとしての彼の感受性はすごくロックじゃないですか
『ベッドルームに1枚は貼りたいピンナップアイドル』って言われたくらいのヤツだからね(笑)と話され
後藤さんには『普遍的なロック・スピリット』を求めたとおっしゃってます
作詞家の森雪之丞さんとも旧知の仲だそうだけど
VANNILAの【愛をちょうだい】をお聴きになって以来
『絶対、一緒にやりたい』と思っていらしたという
『職業作家でありながら、自分のクオリティに厳しい職人』
『一つの色を掘り下げていくタイプ』
『快楽とか悦楽とか官能的な部分をハツラツと書く』方は
【は・だ・か】という詞を返して来られました(笑)
EAST ENDとのコラボについて、甲斐さんいわく…
RUN D.M.Cとエアロスミスみたいな本当に最初のいかにもというラップを
この国では誰もやってなかったんで、それをやりたかったんですよ
EAST ENDは、難しいこのジャンルでビジネス的にもパイオニアだし
【I(#2)】は、ロッキュメントですでに一緒にやってるんだけど
今回、キーワードに合わせてラップの歌詞を変えて貰ったら
すごくシャープなキレ味のいいエッジのある言葉で出て来たね
【I】は、KAIFIVE時代に1度発表されてますが
甲斐さんの何らかのこだわりで再登場?と思いきや
この曲の歌詞は、森山達也さんとの共作みたいだし
曲自体はもっと以前から存在していたのかも知れませんね
最後にオファーを出されたもりばやしみほさんは
最初『私向きじゃないと思う』と返事なさったそうだけど
あの人は自分の才能がどれだけスゴイかっていうことが判ってない人ですから(笑)と甲斐さん
コラボを難しく感じるのは、やり慣れてないせいだと思うんですよ
僕は彼女を見てるとすごく自分に近いものを感じるんです
僕が20代にこんなリクエストを受けたら、やっぱり考えたと思う(笑)
僕は甲斐バンドっていう一つの『街』で
同じメンバーとずっとやって来た訳じゃないですか
それだと人との丁々発止に慣れてないんですよね
それに作家としてのエゴの強さやカラーもすごく似てると思う
人はそれを頑なと言うかも知れないけど…(笑)
人とは違うオリジナリティを出したいと思ってるから
人と折り合う接点がなかなか見つけ出せないんだよね
結果的に、作詞はお二人、作曲とアレンジお一人、ボーカルとしての共演が2組
同じキーワードでもバラエティに富んだコラボが誕生したようです♪