「あのー、この時期って、まあ、僕…WOWOWとNetflix、どうですか?」と甲斐さん
船越さんが「イヤー、こんなにNetflixってハマるものなのか!?
…っていうくらい、ハマりましたよ。Netflix漬けでした」とお答えになると
「ですよね?あのー『チェルノブイリ』ずっと観てたじゃないか?船越さん
で、やっぱり賞獲りましたもんね
(『イヤー!衝撃的でしたね!日本じゃ絶対作れないだろうっていう…』と船越さん)
あれ、何がスゴイかっていうと、放射能を言葉で、ちゃんとたとえられるじゃないですか
あの学者が…科学者が最初に『イヤ、結局、1秒間に何万発の銃弾…
タマが体に撃ち込まれるってことですよ
それを30秒とか1分とか浴びるとどうなるか
お判りですよね?』って、あれがもう大発見ですよね
放射能をああいう言葉に置き換えたところが…
このドラマ、これはイケるなっていう…
素晴らしいですよ!あれ…そりゃ、エミー賞獲りますよね
あのー『ブラックパンサー』…『ブラックパンサー』の主役だった
チャドウィック・ボーズマンが亡くなったじゃないですか
で、僕、ちょうどNetflixで『キングのメッセージ』って
ちょうどチャドウィック・ボーズマンがやってた…主役でやってたヤツを
ちょうど見終わったあとだったんですよ、亡くなったの…
それで、彼って、あの『42~世界を変えた男~』っていって、ジャッキー・ロビンソンの…
黒人で初のメジャー…大リーガーになった…主役をやったじゃないですか
で、チャドウィック・ボーズマンが亡くなった日…8月28日かな?
確か、その日が『ジャッキー・ロビンソン・デイ』だったんですよ
みんな…メジャー全員が、42番(のユニフォーム)着て、野球する日なんですよ
同じ日に亡くなったの!?って言って…
あれ、ジャッキー・ロビンソンがデビューした日だと思うんですけど
その『ジャッキー・ロビンソン・デイ』に亡くなって
で、翌日、どっかの球団が、そのチャドウィック・ボーズマンに対して黙祷したんですよ
で、その翌日からっていうのは『ブラック・ライブズ・マター』の件で
えーと、3日間ボイコットしたんですよ、メジャーが…
だから、伝説になって行く人の様を、俺たちは横でこう…ナンか眺められてるっていうね」
…と、偉大なヒーローが歴史に刻まれる瞬間に立ち合えたということに
畏れというか、感慨深いものがおありだったみたいですが
町山智浩さんのツイッターでも、甲斐さんの話されたようなことが
盛んに呟かれていたのを拝見したところだったので
我が家も、この件をしみじみ聴かせて頂きました
ちなみに…本来の「ジャッキー・ロビンソン・デイ」は、4月15日ですが
今年はコロナ禍で、メジャー開幕が7月にズレ込んだため
ロビンソン選手とドジャースのリッキー会長が会った8月28日に設定されたらしく
そこにも何かしらの縁を感じてしまいますねぇ…
船越さんが「ハリウッドでも、色んな所でトリビュートというかね
彼に黙祷を捧げるっていう…」とおっしゃると
「あっ!やっぱり、そうなんだ!」と甲斐さん
「だって、マーヴェルで一番最初の黒人ヒーローですもんね!彼しかいないもんね
ウチの…ウチの20代の息子が、映画館から帰って来て
『絶対観た方がいい!』って『ムチャムチャいい!』って言って…
あの…ウチの家族全員、ダークファンタジー好きなんで
同じマーヴェルでも、ちょっとスネに傷持つタイプじゃないとダメなんですよ、ホントに…(笑)
だから、ホントに惜しい…43歳…だけど、あの…しかも、あの…たぶん
マーヴェルで撮ってる時が、ステージ3だったのを隠してたんですよね、彼…
(『そうですよ「ブラックパンサー」の時にはもう…』と船越さん)
そうです!そうです!そうなの!だから、やっぱり、どんどん自分の思ったような仕事が
どんどん良い仕事が入って来るんですよ
やっぱり『イヤ、僕、病気なんで…』って絶対言わないんだろうなあって…知らなかったですよね
だから、やっぱり、松田優作さんもそうだけど
やっぱり、こうね…『ブラック・レイン』の時っていうと
やっぱり、そういう時が重なるとね、気持ちは判りますもん」と話されてましたが
奥さんは、ノリにノってて仕事に欲がある時に、願っていたような仕事のオファーが来たら
『治療に専念したい』とは言えない…というか
身体は二の次…みたいな気持ちになるのは、想像できるけど
「甲斐さんには、是非とも治療に専念して頂きたい!」んだとか…
それはさておき…
甲斐さんが「で、その『キングのメッセージ』をまた
もいっ回観たんですよ!まあー、これ…」と話し始められ
船越さんが「ああ…ナンか最初に観た時と違う思いが…」と引き取られると
「そう!ある!あるねぇ!だから、ナンかこう…
だいたい、船越さんって面白いのは、あの…雑誌読んで…
あの…本読んでもまだ行くじゃないですか?ねぇ?」とまた違う話題に変わっていて(笑)
でも、船越さんは慣れておられるのか?戸惑われるご様子もなく(笑)
「あり得ないような昔の話までしますからね(笑)
『平凡パンチのあの記事読んだ?』みたいな…(笑)」と返されると
「昔、僕が平凡パンチの巻頭の対談…「HERO」が売れて
巻頭の対談を僕と村上龍がやったんですよ
で、僕と村上龍が対談したら、ナゼか平凡パンチが
僕の写真と村上龍の写真を逆に間違えて載っけたんですよね」
…と、ここで「HERO」が流れ始めて…
「確かに似てた、若い時…似てたの、僕と村上龍…でもさ、間違える?フツー(笑)
それで『えーっ!?』ってこう…ゲラ見た時に
『イヤイヤ、これ、間違えてるよね』ってなったら
必死で差し止めしなきゃいけないじゃないですか
でも、関東版だけ出ちゃったんですよ(笑)関東版だけ出て、差し替えて…
でも、龍と俺を間違えるんだなあと思って…(笑)」
…と、懐かしいエピソードを披露なさってましたが(笑)
奥さんによれば…確かに、村上さんや甲斐バンドの当時のマネージャーでいらした佐藤剛さんが
すぐそばを通り過ぎられたら「ニ度見するくらいには似てた」そうですが
「やっぱり、亀和田武さんのクリソツぶりには敵わない!」んだとか…(笑)
…で、甲斐さんが「もう今…今は違う人になってますから、2人ともね
若い頃の面影、どっちもないんで…(笑)」とおっしゃると
船越さんは「イヤイヤイヤ、甲斐さんはあんまり変わらないと思いますけど」と返されてましたが
「イヤイヤ、変わってるでしょ(笑)」と奥さん(笑)
イヤ、もちろん、お若い頃のイメージが跡形もなく崩れ去ったというのではなく
「良い年齢の重ね方だなあ」と嬉しく思っているものの
自分が少女だった頃に、うっとりと眺めたという(笑)「ロン毛で華奢な青年」から
「ステキなおじ様」になられたという意味らしく他意はございません(笑)
当の甲斐さんは「イヤイヤイヤ、もう、若い頃から振り返るとね、もう…
船越さんは…僕も、どっちも、あの…1回…1度ずつ
お互いに、あの…『愛の不時着』やってますからね、ハイ
死ななくて良かったね!っていう感じです(笑)」とブッ込まれ(笑)
船越さんも「ホントね、思いっきり不時着しましたから…(笑)
最近観てんですよ『愛の不時着』…まだ3話目なんですけど…」と話されてましたが(笑)
船越さんの場合は「不時着できて良かったな」って感じじゃないかと…?(失礼!)
ナンせ元奥様は、スマホを二つ折りになさったり、コワイ動画をアップされたり
ナカナカの修羅場みたいでしたし…(汗)
甲斐さんが「僕、あれ、チラッと観て…
『うーん、どちらも「愛の不時着」したな』と思ってたんですよ(笑)
死ななくて済んで良かったなっていう…(笑)
まっ、死に至る前の病程度で終わってますから…」とおっしゃると
船越さんは「そうですね。でも良いですよ、病って、治るとね」と返され
「そう!そうですよ!そうなんですよ!」と甲斐さんハゲ同(笑)
「で、あのー、ちょっと傷口が残ってるくらいが…」と言いかけられたトコで
船越さんが「良いんですよ!一病息災で生きて行けますから」と引き取られると
「そうですね。ナンかこう…ちょっとこう…皮を剥がしながらも
ちょっと痛いんですけど、かさぶたがね
かさぶたンカ・ダンディーですよね?そういうのも…(笑)」
…と「セイヤング」なら完全に「チーン!」が鳴るトコで「ナイス!(笑)」と船越さん(笑)
でも、甲斐さんは「そんなウケ、期待しとらんわ!(笑)」とバッサリ(笑)
おやじギャグの取り扱いに関しては、松藤さんに一日の長が…?(笑)