ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

その後の連ドラ15

2020-09-20 14:02:00 | 日記
箕部幹事長が「あの銀行には私の言うことをよ~く聞いてくれる者がいる」と語り
渡真利が「最後まで半沢に反対するヤツが裏切り者だよ」と言った
政府への内通者は誰なのか?判らないまま役員会議のシーンへ…

半沢が「検討の結果、債権放棄の申し入れは拒絶する
それが、我々営業第二部の結論です」と述べた途端
大和田が「半沢君!君というヤツは、あれほど言ったのに何ですか?その結論は!」と立ち上がり

「与信所管部として、これ以上正しい結論は他にないと信じております
それに、債権放棄の拒否は頭取の意向に沿ったものだと思いますが…」という言葉に
「そんなことは、ここにいる全員が判っている!その上で言ってるんだよ

頭取、私もこれまで頭取のご意向に賛同して参りました
ですが、ここに来て状況は大きく変わりました
ご存知の通り、当行は先日、金融庁から厳しい意見書を受けたばかりです
世間からの当行への批判は高まる一方です
半沢君、君、そういった現状というものをちゃんと理解しているのかね?」と反論

半沢が「私は銀行員として、当然のことを主張しているに過ぎません
借りた金は返す、子供でも判ることです
この常識がまかり通らなければ、金融業そのものが崩壊してしまいます」と言っても

「その前に、世間の情勢を見たまえと言ってるんだ!
今や、帝国航空の再建は社会問題と化している
借りた金を返さないから『けしからん!』などというね
お子ちゃまの世界でも判るような理屈では、世論は納得しないんだよ」と一蹴し

更に、半沢が「世論が納得させるために
タスクフォースの間違った案を受け入れろとおっしゃるんですか?」と訴えても
「タスクフォースがどうとかこうとか、スーとかピーとか
そうやって色々言うことではなく、もっと細部ではなく大局を見なさいよ!

債権放棄案は、もはや社会的要請です!多少の損失を覚悟してでも
世の中の信頼を得ることを最優先するべきじゃないのかね」と譲らず…
…にしても「スーとかピーとか」って…(笑)
堺さんだけでなく、会議室にいらした北大路欣也さん始め、他の役員役の皆さんも
笑いを堪えるのが大変だったんじゃないかと…?(笑)

ともあれ…「500億円です。多少の損失でしょうか?」と言う半沢に対し
「政府や世間を敵に回す方が、損失は大きいと言ってるんだ!
皆さん、ここは目先の損得よりも、公器としての銀行の立場を優先させて
あえて、損して得とるという決断が求められているのではないでしょうか?」
…と、役員たちにアピールする戦術を取る大和田

でも、半沢は「大和田さんは先ほど、世の中の信頼を得ることが最優先とおっしゃいました
しかし、そのために我々がやるべきことは
政府の言いなりになることではないはずです
正しい与信判断をして、融資をし、回収する…それが銀行員の使命です
この原則が維持できるにも関わらず、金融業の本質を自ら放棄するんですか?
天下の東京中央銀行の判断として、本当にそれが正しいとお思いですか?」と主張

すると…「詭弁だ、そんなものは!」と大和田
「そんな理屈だけでは、ここにいらっしゃる皆さま方は納得しませんよ
いいか、半沢…皆さまが最も心配されているのは、今後の当行の立場、ひいては頭取のお立場だよ

君がそうやって、あーだこーだと下らない意地を張ることにより
当行の、何より中野渡頭取に、どれだけの迷惑をかけることになると思ってるんだ!
君は、頭取がどうなっても構わんと言うのかね?
君、頭取のことを何だと思ってるんだ!」と、絶賛「恩返し」スピーチ(笑)

が…「お言葉ですが、私が申し上げたことは
全て頭取が最初におっしゃったことです」と半沢
ここで、そのシーンの映像…頭取が「当行にとって、債権回収は重要な使命だ
我々、銀行のプライドを懸けた大仕事になる」と発言する…が流れたあと
「ほぅ、それで?ここにいらっしゃる皆さま方が全員
ちゃんと1人1人、納得できる形で説明したまえ」と大和田に促されて

「大変失礼ながら、頭取が金融庁の意見書を受け取られ、頭を下げられたのは
政府に屈したからではないはずです
我々、東京中央銀行は、正しいことは正しい!間違っていることは間違ってる!と
素直に認める銀行だと世間に示すためのものだったのではありませんか?
『顧客第一』…それが頭取の、そして当行のスローガンです

帝国航空に必要なものは、債権放棄ではありません
10年後、20年後を見据え、自分たちの力で利益を出して行く
そんな真っ当な、当たり前の仕組みです
そのことは、皆さんも重々ご承知のはず
にも関わらず、見え透いた政治ショーに加担して、巨額の損失を計上するのですか
それこそ、目先のことに囚われて、大局が見えていないのではありませんか

私は、東京中央銀行の一員として、人々の暮らしを豊かにする
そのお手伝いをする銀行の一員として、この結論を変えることは出来ません
債権放棄は、断固として拒否するべきです」と訴えている間
カメラは、どこか満足気な頭取や、うっとりと聞き惚れているように見える大和田
そして、大和田が債権放棄を押している時には、ニヤリとしていたのが
半沢の発言を聞く内に、みるみる険しくなる紀本常務の表情を捉えていたんだけど

ふいに大和田が「うん、君の考えは、よ~く判った
そこまで言うのだったら、私も撤回する!君の考えに賛同しよう」と手のひらを返し
「はあ…そうだ、イヤ、すいません…今、はっきり思い出した
昔、頭取に1度、こう言われたことがあります
『世間の評価は世間の評価。バンカーとして一番大切なことを忘れてはならない』と…

皆さん、帝国航空も我々の1顧客です
帝国航空のことを第一と考えるのであれば、いくら世間から罵声を浴びせられても
顧客第一の精神を貫き通すべきではありませんか
この500億は、頭取のおっしゃる通り、東京中央銀行のプライドです!簡単に捨てる訳にはいかない

私は、半沢君の稟議を全面的に支持します!
私の意見に賛同頂ける方は挙手を願います」と問うと、紀本常務ら数人を除いた全員が手を挙げ
大和田がニヤリとして「ありがとうございます」と頭を下げた途端
「お待ち下さい!」と紀本常務

「帝国航空の主力銀行である開投銀、そして他の銀行も皆
債権放棄の姿勢を示していることをお忘れか?
今、この東京中央銀行の債権管理を任されている私の経験と考えによれば
ここで、当行だけが足並みを乱し、収益確保に固執するなどという
あさましい行動は、絶対に回避すべきだ!絶対に!絶対です!

銀行員のプライドも大いに結構!
ですが、その前に我々は社会の一員として、守るべきものがあるはずだ
私は、この稟議は否決し、タスクフォースによる債権放棄を断固受け入れるべきだと考えます
…と大和田に負けず劣らずの熱弁を振るうも、役員たちの反応は薄く(苦笑)
大和田が「紀本常務、残念ですが…」と言いかけたトコで
「私は、債権管理担当役員として、この結論に銀行員生命を賭けようと思います!」と宣言!?

大和田が「銀行員生命…?」と驚くのへ、カブセるように
頭取が「どういうことだね?紀本君」と訊ねると
「もし、この稟議通りに債権放棄を拒絶するのなら、私の役職を解いてからにして頂きたい!
いかがですか?大和田さん、あなたはこの稟議に
ご自分の進退を賭けることは出来るんですか?どうなんだ!」と大和田を封じ込めてから

「では、私の考えにご賛同頂ける方は挙手を…」と募るも
紀本の取り巻き以外の役員たちは手を挙げず…(苦笑)
焦れた紀本が、テーブルをバン!と叩きつけ「挙手を!」と迫り
先ほど大和田の意見に賛同した役員たちが手を挙げたのを確認して「頭取、ご決断を…」

頭取は「そうか、判った!君がそこまでの覚悟なら、私もこれ以上は言うまい
この稟議は、紀本君の責任を持って否決し、債権放棄を受け入れることにしたい」
…と、ある種、脅迫とも言えるやり方に乗せられた形での結論とはいうものの
「紀本君の責任を持って」という一言に含むところがあると思えるし

更に「それでいいかな?」とつけ加えたことで
半沢が「お待ち下さい!紀本常務のご意見は、他の銀行もまた同様に
債権放棄を承諾するという前提に立たれていると思います
ですが、もし、もし、メインバンクの開投銀が、この債権放棄に反対した場合
その場合は、当行もそれに準ずる…その条件を付して頂けませんか」

…と、一縷の望みを滑り込ませることとなり
それを紀本が「無意味な条件…」と嘲笑うのを押さえ込むが如く
頭取が「判った!では、否決はするが、債権放棄にその条件をつけよう」と認めた辺り
「あ・うん」の呼吸というか、頭取の真意は「こちら側」かなあと…?(笑)
コメント
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