ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

ロシアW杯2

2018-06-20 18:36:00 | 日記
いやー、やりましたね!西野ジャパン♪
世界はもちろん、日本国内でも驚きの声が…(苦笑)
kainatsuさんも「土下座します」とツイートなさってたし…(笑)

でも、いーんです!(笑)W杯では結果が全てなんです!(笑)
4年前のリベンジもさりながら、この勝ち点3は大きい!

もっとも、H組のもう1つの試合で、ポーランドがセネガルに敗れたので
日本代表が3戦目に当たる頃には、決勝T進出を決めたポーランドが
主力を温存するんじゃないか?っていう甘い考えは捨てないと…(苦笑)

また、セネガルもコロンビア戦の前に
この勢いのまま日本に勝って、勝ち点を重ねておきたいでしょうし
かなり本気でかかって来ると思われ
「絶対に負けられない戦い」は、まだまだ続きます(汗)
…とはいえ、やっぱりもう少しこの勝利の喜びを噛みしめたい♪(笑)

奥さんは、コロンビア戦当日の帰宅途中に
「ハメス・ロドリゲス、体調不良でベンチスタート!?」との記事を読んだらしいんだけど

開幕前に囁かれていた「コロンビアは優勝を視野に入れてるから
日本戦にロドリゲスは使わないだろう」説には
「日本ナメるなよ!」と怒っていたのが
この記事には「よっしゃ〜!」とガッツポーズ(笑)

ボクはボクで、この情報をかんがみられた西野監督が
我が郷里のスターと昌子選手をスタメン起用なさったことにワクワク♪(笑)

開幕前のテストマッチで芳しい結果が出せなかったことで
日本中が重苦しい空気に包まれていた頃…
ベスト16まで進んだ南アフリカ大会では
岡田元監督も急きょ代表監督になられたことや
その後のテストマッチで勝てなかったこと

今回と同様、高地でキャンプを行われたこと(笑)まで引き合いに出して
「だから大丈夫!(笑)」と鼓舞する感じが、ちょっとツラかったんですが
いざ、初戦に勝ったとなると「もしかしたら…?」と思わずにはいられません(笑)
甲斐さんも「ゴメンね♪岡ちゃん(笑)」って、おっしゃってたし…(笑)

当の岡田さんは、かつて、ご自身がテストマッチで結果を出せず
進退伺いをなさるほど悩んでおられた頃
早稲田大学の先輩・西野監督にたびたび相談を持ちかけていらしたみたいだけど
「でも、何かのきっかけで劇的に変化するのが代表チーム」と
ご自身を励ますような言葉も口になさったそうで

今回、ハリル前監督に代わって西野監督が代表監督になられた際
「苦労もあると思いますが、頑張って下さい」と
西野監督の携帯電話にメッセージを残されたんだとか…

それはさておき…試合結果を知ってから
サッカー関係者の皆さんが、対戦前に「あーでもない、こーでもない」と
諸説を熱く語られていたのを振り返るのはナカナカ興味深いですね(笑)
プロ野球のペナントレース優勝予想と違って、数日で結果が判るし…(笑)

あ、でも、甲斐さんご贔屓の川淵三郎さんは
「ハリル監督のままだったら勝てないと思っていた」とツイートされ
思いっきり炎上なさったみたいだけど…(汗)

トルシエ元日本代表監督は…
欧州の名監督である「モウリーニョ氏やベンゲル氏が指揮しても
日本の1次リーグ突破は難しい
初戦がポーランドなら違ったかも知れないが、チャンスはないだろう」とコメント
ただし、最後に「運や審判の判定は必要だが
時々サプライズも起こり得る」と予防線も…?(笑)

その後、日本戦のパブリックビューイング会場でのインタビューで
1次リーグ突破の可能性について訊かれた時に
「私は日本のサポーターなので、60%」とお答えになっていたのは
先のコメントが炎上なさったんでしょうか?(笑)

西野監督と共に「マイアミの奇跡」を起こされた前園真聖さんは
悲観的なことは言いたくない一方で
希望的観測を口になさるのも躊躇われる…といった感じで
コロンビア戦の勝敗について質問されても
「サッカーはやってみないと判らない」とか
「予想なんかしない方が楽しめる」と、はぐらかしておられましたが(笑)

「どうしてもプロとしての意見が聞きたい」と乞われて
「そこまで言うんだったら…」とキレ気味に(笑)
コロンビアとは引き分けるとおっしゃってました

新聞社のW杯担当者の方々も…
「西野監督が志向するボールを保持して
主導権を握るスタイルで勝てる技術は、今の日本代表にはない
前線や中盤で相手にボールを奪われて
ピンチを招く回数を増やすだけだ」とか

「過去の実績、経験を重視した代表メンバー
ベテランの魅力は何と言っても安定感
ならば、その強みを生かし、勝ち点を拾いに行く
前線への飛び出しとゴール前でのアイデアで得点の可能性を広げたい」とか

「後半30分頃まで0-1で御の字、無失点なら理想
かといって、引いて守れる面々でもない
布陣や戦術うんぬんの前に、終盤に勝ち点を手繰り寄せる働きを期待する」
…などなど厳しいご指摘と、それに合ったメンバー予想をなさっていたし

山本昌邦さんは…「W杯では、最後に一体感のあるチームしか勝たない
だから、スターに頼るチームは難しい
みんなの心を一つにして、まとめて行くことが重要で
これまでのW杯優勝国の監督は全て自国の人です
西野監督も日本の強みを生かしてチームを構築してくれると思います」
…と、メンタル面に触れられてました

そんな中で、松木安太郎さんは、前回のブラジルW杯について…
1次リーグで敗退したとはいえ「前半は良いゲームをしていたんですよ
ところが、相手の選手交代でリズムを変えられると
バタバタっとやられてしまった

コートジボワール戦は、ドログバが入って、ドロヌマ(泥沼)に…
コロンビア戦は、ハメスが入って、ハメツ(破滅)…っていうね」
…って、それが言いたかっただけじゃ?と、ツッコんでしまいました(笑)

あ、でも、将棋の「感想戦」は、負けた側のためにあるそうで
勝者は、敗者が口を開くのを待ち、敗者のペースでやりとりし
負けた側の納得のゆくまで追究するのが、本当の「検証」らしいので
4年前の敗因を振り返るのもアリでしょうね?

ただ、ミュージシャンの後藤正文さんは…
「サッカーなどのチームスポーツの面白いところは
誰でも監督やコーチの目線で観戦できるところだ
テレビ中継がある場合には、友人や家族と感想を述べ合えるのが楽しい

が、選りすぐりの才能が集まって競技しているところを見物しながら
一生かかっても同じようにボールを操れない人間が勝手なことを言う
冷静になって考えると、なんだか申し訳ない気分になる

そうした後ろめたさをすっかり忘れて
僕は試合の結果に一喜一憂し、怒ったり泣いたり
拳を突き上げたり、深いため息をついたりするのだろう
過去の大会もそうだった

4年に1度の贅沢な体験だと心から思う
選手たちには、誰のためでもなく自分のために楽しんで欲しい」と話されていて
思わず「おっしゃる通り!」と頭を垂れた次第です(苦笑)
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ロシアW杯1

2018-06-19 11:42:00 | 日記
またまた、眠れない1ヶ月が始まっております(笑)
もっとも、ボクは録画で観ることもありますが
リアタイ視聴にこだわる家族が約1名…(笑)
まあ、甲斐さんもいつぞやのEUROで
「1試合を除いて、全部ナマで観てる」とおっしゃってたし
確かに、結果を知って観るサッカーはツマラナイかなあと…(苦笑)

kainatsuさんは「薄目スマホ」で(笑)
ネタバレ防止なさっているそうだけど
お目当ての試合が始まる前に、その日にあった他の試合結果を告げられたりするし
「薄目」だけでは防ぎ切れない気が…?(苦笑)

さて…今回は、奥さんご贔屓のオランダもイタリアも出場しないし
5月にビルボードツアーもあったしで
W杯モードのスイッチが入るのは遅かったものの
開幕戦のロシア vs サウジアラビアから
前評判をブッ飛ばす5-0でロシアが圧勝!?
…という大波乱(失礼!)の幕開けに、一気にギアが入った感じ(笑)

実際に、同じA組のエジプト vs ウルグアイは
たとえ「最悪、引き分けでもOK!」
…両チームとも決勝Tに行けるっしょ…と思っていたとしても(笑)
このロシアの勝ち点3はともかく、得失点差5は脅威になったはずで
とても緊張感のある好ゲームを展開

しかも、激しいせめぎ合いにも関わらず、両チーム併せてイエローは1枚
特に、試合巧者のウルグアイと、その2トップのカヴァーニ&スアレスを
イラつかせるほど耐えに耐えたエジプトの守備力が素晴らしくて

思わずボクが「サラーの怪我がなければ…」とボヤくと
「大事な試合に出られないっていうのも実力のうち」と奥さん(汗)
それ、甲斐さんの受け売りじゃね?(苦笑)
ホントに「ごもっとも」なんですが
サラー抜きで引き分けだったらエジプト万々歳だったのになあ…

続くB組も「2強2弱(失礼!)」とあって
モロッコ vs イランは、お互いに生き残りを賭けた
「絶対に負けられない戦い」だったし
スペイン vs ポルトガルは「いきなりこんな!?」ってくらい贅沢な顔合わせで
テレビ観戦でも力が入る!入る!(笑)

あっ「3-3」の引き分けという結果は
ボクが、エジプト vs ウルグアイで予想したスコアでした(笑)
だって、スペインは「ゼロトップ(失礼!)」みたいだったし
ポルトガルは「C.ロナウド次第」な面があるし
もっとロースコアだろうと思ってたんですが

優勝をロックオンしたC.ロナウドの気迫は凄まじく
スペインも「ティキ・タカ」サッカー復権に向けてアグレッシブ
電撃的な監督交代をモノともせず、両者譲りませんでしたねぇ
…にしても、あのイニエスタがJリーグにやって来るのかと思うと
奥さんが「生で観たい♪」と騒ぐのもむべなるかなと…(笑)

そういえば、ザックさんの頃だったか?
体格が似ているからとスペインのパスサッカーを
日本代表に採り入れようとしたことがありましたけど
残念ながらレベルがちょっと…あ、イヤイヤ…(汗)

4年に1度のW杯、しかもその初戦となれば
いずれ劣らぬ熱い戦いばかりなんですが
開幕早々、前述のような試合を見せられたせいか
「少々の熱戦では物足りない」…みたいな感じになって(汗)
フランス vs オーストラリアも、ペルー vs デンマークも
「ですよねぇ」やら「あ、そう来ましたか」やらに留まってしまい…(苦笑)

「イカン!イカン!」と楽しみにしていた
アルゼンチン vs アイスランドに臨むと…相変わらずの「メッシ頼み」
…って、メッシに「頼み甲斐」があるのは確かだけど
前線には素晴らしいタレントがいっぱいいるんだし
「戦術メッシ!」はそろそろ卒業しないと…(苦笑)

メッシのクセや傾向は、当然、研究し尽くされ
あのPKみたいにシュートコースを読まれたり
相手ディフェンダー達に左足で蹴れないように囲まれたり
1人で突破しようとして削られたりする訳ですが
それでも何とか出来てしまうのが逆にアダなのかも…(汗)

それに、アルゼンチン・サポーターの皆さんから
「第2のマラドーナたれ!」と大きな期待をかけられるあまりか?
クラブチームほど「輝けない」ことに悲壮感すら漂っていて(汗)
「サッカーが大好き」なはずなのに楽しそうに見えないのが痛々しい感じ…

当のマラドーナ氏は「完全禁煙」も何のその(笑)
葉巻プカプカで観戦なさって、相変わらずのお騒がせぶりだけど
ナンかやっぱりニヤッとしちゃうし…(笑)
メッシにあの図太さがあれば…ないか…あったらメッシじゃないか…(苦笑)

一方、EUROで世界を「あっ!」と言わせたとはいえ
W杯は初出場のアイスランド
初戦でアルゼンチン相手に引き分けたのは、勝ちに等しいでしょう
同じD組のクロアチアとは、欧州予選で1勝1敗と互角だし
攻撃のオプションが増えれば、かなりイイ線行くんじゃないかと…?

そのクロアチアは「早くピッチにモドリッチ」という
甲斐さんのお言葉で有名な(笑)モドリッチを中心に
堅守はもちろん、攻撃陣も実力を発揮
「スーパーイーグルス」を振り切って、勝ち点3をゲット

そうそう!開幕前の特番で…
ナイジェリアは、毎回アルゼンチンとの対戦があり、しかも毎回負けている
…と話題になっていたんですが、今回は判りませんよ?(笑)

そして、自国開催での屈辱的大敗…
4年前のリベンジに燃えるカナリア軍団は
スイス、コスタリカ、セルビアと同じE組
頭ひとつ抜け出しているのは確かだけど
何があるか判らないのは身にしみているはず…

が、スイスの堅い守りに阻まれ「1-1」のドロー
まあ、普通なら「ブラジルにとっては負けたも同然…」と思った…
セルビアが勝ち点3をもぎ取っていたし…でしょうが

この試合の前に行われた、F組のドイツ vs メキシコで
なんと!優勝候補最有力のドイツが、初戦黒星スタート!?
前々回はイタリア、前回はスペインと
W杯の覇者がグループリーグで敗退してるし(汗)
「負けなくて良かった…」と言うべきかも知れません(苦笑)

それにしても、開幕前のテストマッチはふるわなかったとはいえ
あれだけ選手層が厚く、攻守に優れ、全く死角なしと言われたドイツが
慎重に序盤のペースを掴んだと思った途端
おっそろしく速いメキシコのカウンターに翻弄され
わちゃわちゃと走り回らされるわ
鉄壁の守備に阻まれ、攻撃は決まらないわ

おまけに、そのイライラが募りファウルを連発…(汗)
でも、ドイツのパフォーマンスがどうこうより
「メキシコが素晴らしかった!」の一言に尽きます♪

前回大会で「キーパーノック」かと思うほど(笑)
何本ものシュートを浴びせられても
ことごとく弾き飛ばしたオチョアを始め
ディフェンス陣がしぶとく守り切り
攻撃陣が高い位置でボールを奪い、早送りのようなスピードで
ドイツの守護神ノイアーに襲いかかるカウンターは圧巻でした♪

ただでさえ、サッカーを観始めると
あっという間に90分が過ぎてしまうのに
この試合は、展開が目まぐるしくて
「ホントにもう90分経った!?」と感じるほど引き込まれ
今のところ、我が家では、ここ数年のベストゲームに輝いております♪

F組のもう1試合…スウェーデン vs 韓国は
「1-0」でスウェーデンが勝ち点3
これで、ドイツは「1位抜け」どころか
下手すると、自力での決勝T進出が難しくなるかも知れません(汗)

E組ブラジルとF組ドイツ…前評判通り、順当に1位抜けなら
決勝Tの初戦でぶつかることはないんだけど
どちらかが2位で通過ということになると4年前の因縁カードの再現で
どちらにとっても「一難去ってまた一難」って感じですねぇ(苦笑)

…で、今夜ついに日本代表が、コロンビアとの初戦に挑む訳ですが
連日、世界の強豪国の試合を観ていると
日本代表は、ホントに後の試合のことなど度外視して
がむしゃらに泥臭く戦うしかないんじゃないかと…?

甲斐さんのおっしゃるように、日本中が応援しないとW杯では勝てませんし
もちろん、全力で応援しますよ〜!!
勝ち点1は絶対ゲットして欲しい!
出来れば、前回大会の雪辱を果たして欲しい!
でも、何よりもW杯という舞台でプレーすることを
思いっきり楽しんで欲しいと思います!がんばれ!ニッポン!
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シラノ・ド・ベルジュラック4

2018-06-18 15:07:00 | ライブ
さて、20分の休憩を挟んで、第2部(75分)開演…といっても
セットは第1部のラストと同じ、バルコニーの場面のままで
しかも、ドラマやバラエティ番組でよくある
CM前の映像をCM明けにもう一度流す手法と同じように
第1部のラストシーンが再演されたらしい(笑)

戦闘地では、籠城を余儀なくされて食糧が底を尽き
空腹のために負傷者ともども横たわる者がほとんど…といった状況(汗)
そんな中で、シラノは毎日のように危険地帯を往復し
クリスチャンの名前で、ロクサーヌへ手紙を送り続けていて
愛する夫からの手紙に感激したロクサーヌが、戦地までやって来てしまう
…って、どんだけ「言葉」が好きなんだ!?(苦笑)

ちなみに、どんな愛の言葉が綴られたかというと…
「わが心を永遠に捉え離さぬ、そは御身の涼やかなる眼差し」とか
「どんな言葉も、この胸に浮かび次第
そのまま貴女に投げつけましょう
その花を花束に整える時さえ惜しい!
貴女を愛しています、息も詰まるほどに!」とか…
まあ、こう言われて嬉しくないことはないでしょうね?

吉田鋼太郎さんご自身は…「僕なんてファンレターを貰っても
途中から共演している誰かの話題になっているんですよ
藤原竜也とか小栗旬とか…俺を通して伝えたいだけじゃないか!」と
私生活での「シラノ」ぶりを明かされてます(笑)

ともあれ…シラノから代筆を申し出られた際に
クリスチャンは「何故そこまでしてくれるのか?」と疑問を抱いたものの
「詩人というものは…」というシラノの説明に納得し

「じゃあ、ウィンウィンの関係ってことで…」(笑)
「ゴメン!ちょっと判らない…」
「『どちらにとっても良い』って意味です」
「俺達の頃は『ルイルイ』だったけどなあ」(笑)
…と「二人三脚」が始まったみたいですが

ロクサーヌは、長らく離ればなれになっていた夫に、この戦地で再会して
最初はクリスチャンの美しい容姿に惹かれたけれども
毎日のように届く愛の手紙を繰り返し読む内に
「その心の美しさをこそ愛しています
姿形は移ろうけれど、美しい心は永遠だわ」
と悟ったことをクリスチャンに告げ…

「明るい、すっとこどっこいタイプ(笑)」のクリスチャン役
大野拓朗さんは…「クリスチャンは真摯で誠実な男
でも、中身は三枚目に近いんですよね
個人的には『残念なイケメンをやらせたら日本一』と言われる役者になりたいと思っているので
願ったり叶ったりのキャラクターです(笑)」と話され

「生真面目な爽やかバカ正直系(笑)」のクリスチャン・白洲迅さんは…
「『超』が付くほどの純粋さが、最初は面白おかしく見えていたのが
どんなにバカでも(笑)気づきたくないことに気づいてしまう
その切なさ、儚さが出せたらと思いますね」とおっしゃっていたんだけど

クリスチャンが「僕は、僕自身で愛されたい
そうでないなら、まるっきり相手にされない方がよっぽどいい」と苦しみ
また一方で、ようやくシラノの本心にも気づき
身を引こうと自ら危険な任務を買って出て負傷してしまい
ロクサーヌの腕の中で息を引きとるシーンは

それまでの「おバカ」だけど憎めないキャラゆえに尚更、胸に迫るものがあり
すすり泣きの声も聞こえて来たみたいで
奥さんの隣の席にいらした女性は、白洲さんのファンらしく
超前方の席にも関わらず、双眼鏡でガン見なさっていたんだとか…(笑)

でも奥さんは、それよりも、そこそこの年齢とおぼしき男性お二人が
最前列から黒木瞳さんを双眼鏡で見つめておられたことにビックリ!(苦笑)
イヤ、確かに黒木さんは、お顔もホントに小さくて

また、ハイビジョンでも、4Kでも、たとえ8Kになっても
「ノー問題でしょ」と思えるほど、お綺麗な方だったそうだけど
「舞台に出演中の女優さんとしては
ちゃんと演技を観て欲しいんじゃないのかなあ?」と申しておりました

まあ、これは奥さんが、甲斐さんのライブで後方の席になった際に
双眼鏡を持参したものの、結局、MCの時にチラッと覗いたくらいだったり
野外イベントで大型のモニターに、どアップが映し出されても
ついつい豆粒みたいな「ご本尊」を目で追うのに忙しかったり…と(笑)
ライブそのものを楽しみたいタチだからかも知れません

ちなみに…甲斐さんは、前方で双眼鏡を取り出されたファンの方に
「それ、要る!?」と驚かれたことがあるそうですが(笑)
もともとカメラも苦手な方みたいですし(苦笑)
ステージ近くから双眼鏡でガン見されるのは
ハードルが高くていらしたのかなあと…?(苦笑)

それはさておき…クリスチャンの死後、ロクサーヌは修道院に入り
シラノは週に1度、その修道院を訪れ
ロクサーヌもその日を楽しみにしていたが
その訪問の日に事故に遭い、絶対安静の容態にも関わらず
怪我を隠してロクサーヌと語らう内に

「クリスチャンの最後の手紙」…もちろんシラノが書いたもの…から
ロクサーヌは全てを悟り、ある意味、シラノの想いは届いたと言える訳だし
地位や名声やお金には縁がなくても
自分の思う通りに生きて来られたのが、何より幸せなんじゃないかと…

「それが俺の心意気だ」というシラノのセリフに関して
吉田さんは…「自分も芝居を始めたこと自体が、言ってみれば心意気
幸せになれる保証は何もないけど
好きなことをやって生きてるんだからいいんだと…

逆に、そういう心意気を持たないと
芝居なんて続けられなかったでしょうね
そろそろ楽してもイイかな?なんて思ったらトンでもなかった(笑)」
…と話されてますが、エンターテイメントに携わられる方は皆さん
そう思っておられるような気が…?

だって、いわゆる「衣食住」とは違って
「どうしても無くてはならないもの」ではないし
極論を言えば、たとえ赤字を出しても「みんなに楽しんで貰いたい」
あるいは「作らずにはいられない」「やらずにはいられない」といった
突き動かされるような強い思いがないと続けられるものではないでしょう

…って、これは「照和」で甲斐バンドライブをなさった後
甲斐さんが「スタッフが笑った」くらいのギャラしか残らなかった際に
「あれは心意気だからね」とおっしゃったことを思い出しながら書きました(笑)
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シラノ・ド・ベルジュラック3

2018-06-17 14:49:00 | ライブ
「主人公というのは、どこか変人でないと面白くなくて
シラノはヒーローだけど、まさに変人
自分の生き方を貫く羨ましさがある一方で
周りからすれば、大変迷惑な人ですよ(笑)」と吉田鋼太郎さん(笑)

プログラムの解説にも…
「完全無欠の正義のヒーローに憧れるのはお子サマまでで
いいオトナは、不完全で不器用で、時に意固地で
風変わりなヒーローにこそ、心を揺さぶられるのである」…と記されていて

そんな風に、ちょっと人よりも強い何かを放つ
でも、それ以外はきっとどこにでもいるような愛すべき人物がヒーローなら
かつて甲斐さんがおっしゃったみたいに
「どの街角にもヒーローはいる」でしょうね?

一方、この舞台のヒロイン・ロクサーヌは
「ちょいちょいめんどくさい」と演出の鈴木裕美さん(笑)
「とにかく詩が好き、言葉が好き…というオタク気質の絶世の美女」
…って「未解決の女」の「文字フェチ」鈴木京香さんみたいな感じ?(笑)

そのロクサーヌ役の黒木瞳さんは…
最初「空気を読まず、どこか軽い
ちょっと変わってる人」という印象を持たれたそうですが
鈴木さんから「全てにおいて完璧で知的な女性であるにも関わらず
詩、言葉というものに心を奪われているという
ただその1点が、まさに『変わった人』」だと説明されたんだとか…(笑)

吉田さんの「主人公」説が、ヒロインにも当てはまるなら
ロクサーヌも充分面白いんじゃないかと…(笑)

実際、今回の舞台では「大事なお話があるので、ご都合の良い時間と場所を…」と
シラノのもとへ侍女を使いに出すロクサーヌ
「もしかしたら…」「イヤ、まさかそんな…」と舞い上がるシラノ(笑)

約束の時間よりも早く、友人が経営するカフェに到着し
ロクサーヌのために椅子にハンカチを敷き
友人には、10秒おきくらいに「今、何時だ?」と訊ねるなど
そわそわと落ち着かず…(笑)

ロクサーヌが現れると、付き添って来た侍女に
カフェの売り物であるパンやスイーツを山ほど持たせ
「全部食べ終わるまで、入って来てはいけない」と人払いして…
ちなみに、このスイーツの量は、公演を重ねるごとに増えていたらしい(笑)

やっと聴いた「大事なお話」は「クリスチャンへの溢れる愛」
しかも、パーティーで数回見かけただけの全くの一目惚れにも関わらず
「あんなに美しい人なのだから
素晴らしい詩を書くに違いない」と確信していて(笑)
そのくせ、シラノの気持ちには気づかず、グサグサえぐる鈍感さ(苦笑)

最初は、ガスコン青年隊に入ったクリスチャンが
危険な目に合わないように守って欲しい…と謙虚だった態度が
どんどん畳み掛ける調子に変わり
最後は「じゃあ、お願いしますね、さようなら」と
丸投げでシラノに押し付けて帰ってしまうそうで
確かに「めんどくさい」女性かも知れません(笑)

が、そのロクサーヌの想い人・クリスチャンは
「美しい詩を書く」には程遠いタチで
「好きだ!」「大大大大、大好きだ!」と叫ぶのが精一杯(苦笑)
まあ「おっさんずラブ」にドはまりしていた奥さんにとっては
「最終回の『はるたん』みたい♪」とキュンキュンする場面だったようですが(笑)

ロクサーヌは、このストレートな告白には、1ミリも心を動かさず…(苦笑)
「どのように好きなのか、おっしゃって…」と愛の詩をねだられ
両手を広げて「これくらい…イヤ、もっと…」とクリスチャン…って、子供か!?(笑)

「恋をすると100曲書ける」とおっしゃっていた甲斐さん(笑)
でも、当のお相手に「『君のために書いたんだ』とは言えない」みたいですし
お国柄や時代背景が違うとはいえ
「シラノ」よりは「クリスチャン」に近いかなあと…?(笑)

ともあれ、そんな素直で純粋な…というか
ちょっと今どきのちゃっかりした若者風な面もあるからこそ
「詩人というものは、いついかなる時でも己れの技量を試したいと思うものなのだ」

…などというシラノの言葉を鵜呑みにし
自分の代わりにロクサーヌへの詩を書いて貰えることを
「えっ、マジで!?イイんっすか?(笑)」と受け入れることが出来たんじゃないかと…?

かの「ロミオとジュリエット」のバルコニー・シーンに
負けずとも劣らないとされている場面では
シラノから「俺の言う通りにマネをしろ」と言われて
バルコニーに立つロクサーヌに愛の言葉を贈るんだけど

「もうちょっと向こうに行け」と
自分に出された指示も
口移しにロクサーヌへ叫ぶクリスチャン(笑)
「違う!違う!」と慌てるシラノの言葉も「違う!違う!」…という調子(汗)

ちょうど月が移ろい、シラノとクリスチャンのいる木陰を暗くしたのを良いことに
シラノは自分の口で、ロクサーヌに愛の詩を贈り
感激したロクサーヌは、クリスチャンをバルコニーへ誘い
熱い抱擁を交わす2人を陰から見上げるシラノ

その心中を思い、奥さんが切ない気持ちになっていたら
「チッキショーッ!」と「小梅太夫」も真っ青な叫び(笑)
泣いていいのか?笑っていいのか?判らないフクザツな気分と共に
「『黒澤部長』が『牧くん』みたいになってる〜!(笑)」と
ここでも「おっさんずラブ」現象が…(笑)

まあ、この舞台のレビューを拝見すると
奥さんと同じ症状に見舞われた方も少なくなかったようですが…(笑)

それはさておき…シラノの咄嗟の機転で、ド・ギッシュ伯爵を欺き
5分間で結婚式を済ませた2人を引き裂くために
ガスコン青年隊は、危険な戦闘地への出撃を命じられ…

と、つくづく「ゲスの極み」のド・ギッシュ伯爵…(汗)
奥さんは、最初からずっと「この役者さん、誰だっけ?
絶対、見たことあるのに…」とモヤモヤしていたのが
何かの拍子に「ああっ!六角精児さんだ〜!」と気づき
思わず声を上げそうになったらしい(笑)

もっとも、吉田さんも黒木さんとの対談で…
「トレードマークの眼鏡をかけていない扮装姿だけでもおかしい
六角が伯爵を演じること自体、画期的とも言えます」とおっしゃってるし(笑)
稽古場では「ド・ギッシュがツボにハマる者が続出中」だったようです(笑)

そうそう!劇中で六角さんが、ギターの弾き語りをなさる場面があり
稽古の時に清塚信也さんから「バラード系にしましょうか?
ムーディーなジャズは?」と提案されて
「ナゼか、やたらムードたっぷりな雰囲気に」決定したんだとか…(笑)
それは、ちょっと聴いてみたいですねぇ(笑)
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シラノ・ド・ベルジュラック2

2018-06-16 18:08:00 | ライブ
この「シラノ」は、たびたび映画や舞台に取り上げられている有名な作品ですが
簡単にご紹介しますと…勇猛果敢な剣豪で、類いまれな詩人でもある
甲斐さんのお好きな(笑)「文武両道」の男・シラノは
権力や虚飾を嫌う熱血漢であるが故に
出世には縁がないものの、仲間からは一目置かれる人気者

ただ、人並みはずれた大きな鼻にコンプレックスを抱いていて
美しい従姉妹・ロクサーヌに恋心を打ち明けることが出来ずにいる内に
当のロクサーヌから、シラノの所属するガスコン青年隊に配属された
クリスチャンとのキューピッド役を頼まれてしまう

でも、クリスチャンには、ロクサーヌが求めているような詩心が全くなく(苦笑)
シラノが代わりに手紙を書いて、仲を取り持つことに…
そのアシストのおかげで2人はめでたく結婚するも
予てより、ロクサーヌに思いを寄せるド・ギッシュ伯爵は
ガスコン青年隊に危険な戦闘地への出撃を命じる

…というのが、第1部(95分)のあらすじみたいなんだけど
19世紀に書かれた「古典」といった堅苦しさはなく
もともと痛快かつ感動的な「娯楽作品」であり
今回の舞台でも、ニヤニヤ、クスクス
果ては、爆笑のシーンまであったらしい(笑)

上演台本を担当されたマキノノゾミさんと鈴木哲也さんの間には
「恋をすると、人間は少し頭が悪くなる」という共通理解がおありだったそうで(笑)

「ものすごい詩人で剣豪(ただしルックスが残念!)
そして、ものすごい美女と美青年!
その3人が中学生のように純情な恋をしている!
これはもう面白くない訳がありません
と同時に、美しくないはずがありません」とおっしゃってます(笑)

奥さんが劇場へ足を運ぼうと決めたのは
「吉田鋼太郎さんの舞台が観たい♪」というのが最大の理由ですが
もう1つは…「わたしに運命の恋なんてありえないと思ってた」という
クリスマスのスペシャル?ドラマが
「シラノ」へのオマージュだと記憶していたからみたいで

そう思ってリプレイしてみると…
高橋一生さん演じるIT企業の社長は
部下である女性社員に3年間も片想い中…
ある日、ネットの恋愛ゲーム開発のために多部未華子さんが招かれ
高橋社長は、多部さんに恋愛のレクチャーを受けることに…
おかげで、高橋社長の恋は実るものの
いつしか多部さんは社長に恋をしてしまっていて…

という具合で、確かに女性版「シラノ」って感じもあり
デート中に困った高橋社長が「何か、会話くれ!」と
LINEで多部さんに助けを求める辺りは
木陰から、バルコニーにいるロクサーヌへ愛を囁くシーンと重なりました(笑)

もっとも、個人的には「女性社員」の好みのタイプを探るため
恋愛ゲームに登場する「王子様」や「オラオラ系」「甘えん坊」など
いくつものキャラクターを演じる社長を
「情緒不安定」と心配するシーンに爆笑でしたけど…(笑)

それはさておき…舞台はまず、妻帯者であるにも関わらず
ロクサーヌに思いを寄せるド・ギッシュ伯爵が
自分の甥と結婚させた後、ゆるゆると口説こうと画策していることを知り
シラノが、その「おバカ」な甥を挑発して決闘に持ち込む場面から…

韻を踏み、美しい詩を紡ぎながら剣を振るうシーンは
「チャンバラ活劇」に「ラップ対決」を持ち込んだみたいだと奥さん(笑)
ボクは「桃太郎侍」が「ひと〜つ!人の世の…」と口にしながら
悪人たちを斬り捨てる場面を思い浮かべました(笑)

続く「百人斬り」のシーンでは、1人斬るたびに「チーン!」と
「セイヤング」でお馴染みの鐘が鳴り(笑)
また、吉田さんも「44、45…」とカウントなさっていたそうですが

このシーンの殺陣をマスターされるのに1ヶ月もかかったらしく(汗)
最後に、2枚重ねのマットレスが2組用意され
悪人2人がバルコニーから落ちて「百人斬り」が終わった時には
盛大な拍手が起こったんだとか…

もっとも、吉田さんは、終演後のトークショーで
「『百人斬った!』というセリフだけで済ませれば良かった…」(笑)
と、おっしゃっていたらしいんだけど
セリフの量が「シェイクスピア劇より多いかも知れない」上に
Wキャストのお二人と、それぞれ稽古をなさって
更に「百人斬り」…って、ものすごくパワフルですよねぇ(汗)

パワフルといえば、この「百人斬り」の場面では
清塚信也さんも、それまで「芝居」を邪魔することなく
それぞれの場面に応じて、しっとりと演奏なさっていたのが
身体ごと叩きつけるような激しいフォルテシモに変わり
「あっ、生演奏だったんだよねぇ」と奥さん(苦笑)

その清塚さんは…「即興性はピアノの武器であり、自分の取り柄でもあるので
稽古と同時進行で曲を作ってます
そして、稽古中には完璧に曲を決めずに
本番で臨機応変に音楽をつけていければと思います
何よりもそれが生演奏の醍醐味ですから…」と話されてますが

アルバム「エゴイスト」の頃の甲斐さんが
「ピアニストの思考回路が理解できない(笑)」と
島健さんのピアノを絶賛なさったり
上綱さんが「毎回違うアレンジ」で【青い瞳のステラ】をお弾きになることに驚いておられたのは
ピアノという楽器の「魔力」も関係していたのかなあと…?

ともあれ…「あくまでもストレートプレイですから
音楽が『説明』にならないように
芝居と音楽の力で相乗効果が生まれるように心がけています」とのお言葉通り
まるで、映画「イントレランス」を観た時みたいに
あるいは、ミュージカルを楽しむかのように
奥さんが、この贅沢な「BGM」を味わったことは間違いありません

余談ですが…以前に奥さんが意を決して(笑)観賞に臨んだミュージカル
「コインロッカー・ベイビーズ」が再演されることになり
しかも、今度は「キク」役と「ハシ」役をお互いに交代する公演日もあるらしく
このちょっとヒネったWキャストに心惹かれているようです(笑)
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