ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

新・シビレる言葉4

2019-03-20 12:10:00 | 日記
甲斐さんが「最初に本気で好きになったレコード」として
ゴダール監督の映画「女と男のいる舗道」のサントラ盤を挙げられ
「ヌーヴェル・ヴァーグがどうとか、そんな崇高な理由など何もない
だって、こっちは小学3年生だもの」とおっしゃったり(笑)


甲斐さんお気に入りの南佳孝さんのアルバム「冒険王」に収録されている
【PEACE】という曲(作詞は松本隆さん)の中に
主人公の恋人らしき女性が「ゴダールの映画って難しくて嫌い」と話す歌詞があったりと
「難解」が代名詞のような作品で有名な監督ですが


「気狂いピエロ」と「勝手にしやがれ」の新訳を手がけられた
元シュガー・ベイブのベーシスト寺尾次郎さんは…
「字幕は長くても6秒しか出ないので
すぐに判る言葉に置き換えればいいのですが
ここで、それをすると監督を裏切ることになる


その判らなさを持ち帰って、自分の中で時間をかけて
咀嚼してくれたらなと思います」と話されていて
やはり同じ作り手として、事細かに解説するより
それぞれ自由に受け取ってくれればいい…
といったミュージシャンらしい捉え方が似ていらっしゃるんだなあと…(笑)


武者小路千家家元後嗣・千宗屋氏も…
「わかりやすさというのは、親切なように見えて
実は、非常に不親切なことなのかも知れません
その人が気づく機会を奪うから」…と話されてますけど


映画・ジャズ評論家の植草甚一さんは…
「エリック・ドルフィーの吹くフルートやバスクラリネットには
死地に赴くような切迫感があった」と絶賛されたものの
その分類不能な前衛の試みは、理解可能な型にはめて評されがちで
レギュラーバンドも持てない悲運のジャズ奏者をおもんばかり
「いい加減な誉め方をするのは、可哀想なことだ」と憤っておられたようで


都合のいい解釈で判ったつもりになるのではなく
判らないことは「判らない」と認めた上で
「ただ、私はこう思う」というスタンスから
掘り下げて行くのが良いんじゃないかと…?


昆虫採集で諸地域を回られる養老孟司さんも…
「自然のことは、今もって判らないことばかり
判らないけれど、これは大事と知ること
判らないものを前にして、判らないままそれに正確に対処できることが重要
世界のことが判って来たような気になるのは
判らないものを切り捨てて行くからである」と記されてますし…


でないと、風媒社出版代表の稲垣喜代志さんがおっしゃるように
「『ものわかりの良さ』こそ
私たちが駆逐しなければならない最大の敵である
空気を読むとか、老後のことまでそつなく考えるといった『冷めた人間』が溢れ」


著述家の菅野完さんが…
あからさまな指示がなくとも、上の意向を察して
一様に無反省に動く人々を「全自動忖度機」と命名なさって
「忖度」は本来、他人に思いを馳せ
心中を推し量るという想像力を意味する言葉のはずが
今や「『組織人の悲しいまでにいじましい習性』となってしまった」…と嘆かれたり


社会学者の岸政彦さんが…
「この社会では、人を理解することも、自分が理解されることも諦め
人と距離を置くことと、お互いを尊重することが、一緒になっています」
と末期的症状を憂慮なさることに…(汗)


一方で、翻訳家の柴田元幸さんは…
幼い頃から「自分は世界に求められていない」
「世界は筋が通らない場所だ」と感じていらしたらしく
「自分がやっている仕事で、誰かが喜んでくれるだけで、とても嬉しい
世界に対する期待が低いと、幸せを感じるのも割りと簡単なのかも」…と話され


脚本家の山田太一さんも…「私たちは少し、この世界にも他人にも自分にも
期待し過ぎてはいないだろうか?
1人で出来ることも、衆知を集めて出来ることも、たかが知れている
人の生の通奏低音は『無力』である


可能性を極点まで探るのもいいが、そうすると、自他への不満を抱え
追い立てられるように生を終わることになる
可能性があっても、どこかで断念することも大事
『力点』を間違えてはいけない」…とおっしゃっていて
承認欲求が強すぎるのも考えものなのかも知れません


ただ、行動経済学者のダン・アリエリー氏は…「何も期待しないことの害は
それ以上何も得られずに終わってしまうかも知れないということだ
場の雰囲気が、前評判が、高めの価格が
味覚を、鑑賞の歓びを、薬効を高めることがある


人の満足は、それほどに情報や期待に左右されやすい
『期待しなければ失望もない』という教訓は
人を過ちの手前で思い留まらせはするが
『肯定的な予測』なしに幸福の到来はない」…と指摘しています


「世界一貧しい大統領」と呼ばれた
ウルグアイの前大統領ホセ・ムヒカ氏の
「私が思う『貧しい人』とは、限りない欲を持ち
いくらあっても満足しない人のことだ
人はモノを金で買った気でいるが
実は、その金を稼ぐために費やした人生という時間で買ったのだ
買い物と引き換えに、人生の残り時間が目減りしては元も子もない
その点、私は質素なだけで貧しくはない」という言葉に1票かなあ…
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新・シビレる言葉3

2019-03-18 15:50:00 | 日記
甲斐さんオススメの映画「南極料理人」は
「南極」で「料理」を扱っているにも関わらず
「寒い」「美味しい」というセリフが1度も出て来ません(笑)


探検家の角幡唯介さんは、著書「探検家の憂鬱」の中で…
「冒険の現場というのは、概ね退屈で
冒険に行くだけでは、面白い文章が書けないことが多い」…と記されていて


苛酷を極める北極探検についても…
「『雪の上を歩いた。寒かった。飯を食った。寝た。』の22文字で済む
これが何十日も続くのが冒険で
だから、遭難でもしない限り、面白い話にはならない」…とおっしゃってます
まあ「スコップさん」達は遭難しちゃったから
「大冒険」の物語が出来ましたけど…(笑)


「私たちの日常も日々無事に過ごすだけで大仕事なのに
それを言葉にすると凡庸になる」との言葉も
小学校の夏休みの絵日記を思い出せば納得だし(笑)
「南極料理人」たちが、毎日毎日繰り返し感じるであろう
2つの言葉を口にしないのも、苛酷な状況が日常になっているからでしょうね?


歌人の穂村弘さんは…「面倒くさいという気持ちに、どうしても負けてしまうのだ
これはもう一種の犯罪…他人ではなく自分自身に対する犯罪だ
片付けのように、しなければと判っていても
このままだと危ういとの予感があっても
目先の面倒くささに負け、ついに動かない


小銭を落としても、ちゃんと捜さずに『なかったこと』にしてしまう」と記されてますが
「ふだん出来ないことは、災害のような非常時には尚のこと出来ない」
…と、社会学者の遠藤恵子さん


また、日本国憲法をそのまま書籍化した本のデザインを手がけられた
松永真さんも…「ごく当たり前のことをきちんとしてさえいれば
妙な変化球に勝つチャンスは十分ある」…と
日々の積み重ねが「いざという時」に活きて来る…という
判っちゃいるけど耳が痛い言葉を呈されてます(苦笑)


作家の津村記久子さんは…「生活をすることとは
今日の自分と明日の自分との終わりのない交渉なんだな
昨日怠けたツケが今日に来るように
昨日の自分が味方になってくれないこともあれば
まめに置き傘をしておく自分の用意の良さに驚くこともある


未来の自分を『文句言いの疲れた客』と見なし
『明日のあんたは、今日よりつらそうだから
このくらいはやっておいてあげる』という風に動くと
憂鬱の数も少しは減る」とおっしゃっていて


甲斐さんが、ジムで泳がれたり、トレーニングをなさる際に
一応の目標を設定されてはいても
体調によっては達成できないことがおありらしく
そういう時は「明日の分量を残しつつ止める」のが
ストレスを残さず、毎日続けて行く秘訣であり
義務や努力ではなく、好きだから長く続けられる


…といったことを話されていたことを思い出し
三日坊主や飽き性では右に出る者はいない…と言われたボクが(笑)
このブログだけは続けている理由が判ったような気がします(笑)


ライターのトミヤマユキコさんが…
「私、結婚は、自分の人生に飽きないためにしたんです
家族という他者の前で、妻でも母でもない
『むき出しの個人』を立ち上げる工夫を楽しんでいる
たわいない話でいいから、キャッチボールを続けるスキルが大事なんです」


…と話されると、その対談相手の漫画家・龍波ユカリさんは…
「記念日を祝うって、テスト前だけ勉強するようなものですよね
記念日を無視したくはないけど、その日に何かイベントをして
SNSに『夫に感謝』と書き込んで
それを『愛の証明』とするのは、性に合わないし
『世間一般で合格印を貰えるラブラブの形』は演じられない」と返されていて


お二人とも、肝が据わっておられるというか
結婚は「ゴール」じゃなく、生活は「短期決戦」ではないということに
最初からきちんと向き合って選択なさった感じがして
ご主人はどんな方なのか?と考えていたら…


甲斐さんが…「結婚は、1年勝負じゃないんだしね
最初に、これが理想だ、最高だって思ってても
そんなもん、一緒に暮らしてみなきゃ判らないことが多いんだから」
って、おっしゃってたなあと…(笑)


ただ、評論家の三浦雅士さんによれば…
「自己認識とは、大なり小なり自分を騙すこと」らしく
「人間は言語を持つことで、解釈する術を得たが
解釈であるからには『認識』と『騙し(装い)』の区別は難しい
そして『商業』とは、騙されるのを覚悟で『信用』し合うこと
『宗教』とは、騙されていいと思い切れること」みたいです


例えば、ウォルト・ディズニーは…「いったんディズニーランドに入ると
そこは昨日と明日とファンタジーの世界です
ここには、現在は全く存在しないのです」…との宣伝文句の通り
少しでも「夢の国」を乱すものを許さなかったようで


設計にあたり「給水塔がそびえ立つなど言語道断だ」と、やり直しを命じたとか
施設内に自分の車を駐車した従業員を
「君の車のおかげで、全体のイメージが台無しだ!」と叱りつけた…等々
「ミッキー達が本当にいるかのような世界」を守るエピソードが多数ある


…といった話を聴いて「そんなこと当然でしょ」と思われた方は
商業的にも宗教的にも、積極的に「騙されたい」と
考えていらっしゃるんじゃないかと…?(笑)
もっとも、我が家には、ディズニーとは別の宗教に
喜んで騙されている者がおりますが…(笑)
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新・シビレる言葉2

2019-03-17 18:56:00 | 日記
かつて、甲斐さんは「『良い』と『悪い』の間には
『あまり良くない』とか『悪くない』っていう考え方がある
何でも白黒ハッキリつけなくちゃいけないということはない
その間に色んなグレーがあるってことを忘れちゃいけないと思う」


…と話されていたそうですが、以前に某私立中学の入試で
「ネコ型ロボットの『ドラえもん』が優れた技術で作られていても
生物として認められることはありません
それは何故ですか?」との問題が出題された際


「ドラえもん自身が成長したり、子孫を残すことが出来ないから」
…という「生物の定義」に則った解答例があり
試験問題である以上は、解答例に沿った答えが求められるんでしょうけど


ドラえもんは、様々な経験から学習する能力を持っているんだから
「成長しないことはないんじゃないか」とか
「どら焼きを食べるし、喜怒哀楽もある」といった意見も少なくなくて


ボク個人としては、たとえ「不正解」と判断されたとしても
定義とは関係なく「ドラえもんは生物」と認識している子供たちの方が
感性豊かな大人になれるような気が…(笑)


もちろん、正誤や善悪の基準は必要だし
ルールや法律は守られるべきとは思いますが
某福祉施設長の男性は…施設でスマホを充電しようとした通所者の方が
仲間の方々に咎められ、施設の皆さんに謝罪なさったことについて


「問題になる前から問題視するのは良くないのではないか
安易に振りかざされる正義は、回り回って自分の首を絞めて行く
『NG』や『アウト』ではなく
『OK』や『セーフ』の『余白』を増やさないといけない」とおっしゃっていて
「絶対正義」という「大人の土ドラ」が思い浮かびました(苦笑)


ヒロインは「正義こそ、この世で一番正しいもの」をモットーに
「私、何か間違ったこと言ってる?」と
友人達の「間違い」や「過ち」を次々と正して行くんだけど
確かに、1ミリも間違ってはいない…とはいえ
あそこまで行くとホラーです(苦笑)


パスカルも…「人間は、天使でも獣でもない
そして、不幸なことには、天使の真似をしようと思うと獣になってしまう
愛を、正義を訴える人は、それをあまりに純粋に求めることによって
残虐な行為を繰り返す」…と言ってますし


元横綱・日馬富士関も引退会見の席で…
「自分が正しいことをしているという気持ちが強すぎた」と釈明しておられました


竹下登元首相も、かつて石破茂議員に対して…
「お前は常に自分が正しいと思っているだろう
しかし、正しいことを言う時は、人を傷つけるということを知っておけ


正しいことをあまりに真っ直ぐ言われると、誰も表立っては反論できない
正しいその主張の陰で立場を失う人
窮地に立つ人がいることを思えば
容易く口に出来ないはずだ」と諭されたそうです
DAIGOさんのじっちゃん、いいね!(笑)


また、森達也監督は…「『真実』とか『真相』などの語彙が
とても安易に消費されるようになっている」と
ご自身の映画「FAKE」のパンフレットに記されていて


「誰もこの社会を上空から偏りのない目で見ることは出来ない
社会が見通せないことに苛立って
人は、真偽、黒白、敵味方を過度に明確にしようとする
やらせや偽装の摘発に躍起になるのも
そういう苛立ちの裏返しなのだろう」
…との説明と、ネット上でのコメントやリツイートによる拡散が重なり


例えば「文春砲」などで、有名人の不倫が続々と報道された際
「本当に怒っていいのは、当事者の配偶者だけだ」との意見を
「ごもっとも」としながらも、当事者へのバッシングは凄まじかったなあとナットク(苦笑)


石田衣良さんは…「戦争とか争いごとって全て
自分が正義であるという人が起こすじゃないですか
『いつでも正義の側にいたい』と思うのは人の常


でも『正義』は、顔の見えない人々の集合に向けられる
人々の『あるべき姿』に照準を合わせる
自分は単純な善悪、正邪の物語を書こうとは思わない」…とおっしゃってます


で、我らが甲斐さんは、というと…
「梅川事件」が起こった後に「俺は悪を肯定してる訳では決してない
ただ、世の中が簡単に物事を割り切って片付けてしまうことに
ものすごく怒りを覚える訳よね


正義っていうのはさ、ひとりひとり形が違うものだし
自分なりの正義というのは持っていないといけないと思うんだ
ただ、俺の正義を人に押し付けはしないし
これが正しいんだと言うつもりもない」と話されていたり


「世間一般で決められてるルール、それは法律だよね
でも、そうじゃない自分自身のモラルやルール
いわゆる『掟』というのがあるでしょ
で、どっちを信じるって言ったら、それは掟を信じる」ともおっしゃってますが


その正義に基づいた発言や行動によって生じること…毀誉褒貶なり責任なり…
その全てを受けとめる覚悟をお持ちでないと言えない言葉だなあと…


余談ですが…「アンパンマン」の作者やなせたかしさんは…
「目の前に溺れかけている子供がいたら、誰もが迷わず飛び込む
正義ってそういうもので、普通の人が行うものなんです
偉い人や強い人だけが行うものではないのね


社会には、そういう粒が沢山ないといけない
こしあんにすると、その一粒一粒が消える
飢えた子供に自分の顔をちぎって差し出すアンパンマンも
絶対に粒あんでなければならないんです」と記されていたんだけど
甲斐さんって、こしあんがお好きなんですよね?(笑)
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新・シビレる言葉1

2019-03-16 14:15:00 | 日記
タイトルに「新」と付いておりますが
「甲斐さん検索エンジン」にヒットした言葉や
映画、ドラマ、書籍、対談、インタビュー等々で
グッと来た言葉をご紹介するいつものシリーズです(笑)


まずは、驚きと残念な気持ちでいっぱいのピエール瀧容疑者逮捕のニュースに関して…
イチローさんは…「法を犯したのは良くないけど
アポ電強盗と並ぶように報道されたら
ちょっと可哀想と思う僕は甘いのか?」とおっしゃってたけど


確かに他人の体を傷つけたり、命や財産を奪ったり
…と比べれば、罪が軽い感じはしますが
今回の件で、特にクローズアップされているのが
「なぜ薬物に手を染めたのか?」…ということではなく


これまでの度重なる有名人の事件や不祥事によって
その出演作品に影響を及ぼして来たという点であり
その点では、やはり被害を被った方がおられる訳ですよね


ただ、瀧容疑者が、現在放映中の大河ドラマを始め
封印されるにはあまりに惜しい作品に数多く出演していることはもちろん
新井浩文容疑者の事件も記憶に新しい中で
「またか…」というげんなりした空気が流れたタイミングでもあり
放送中や公開前の作品についてはさておき
「過去の作品」には罪がないんじゃないか?とのご意見も少なくなくて


我が家の購読紙のコラムにも、作家の坂口安吾氏を引き合いに…
「『覚醒剤の常習者で、ヒロポンの注射も打ったが、錠剤の方がいい』と自ら書いている
それをもって安吾の作品をお蔵入りにすべきだと考える人は、おそらくいまい
作家の私生活はどうあれ『堕落論』には引き込まれるし『風博士』は笑えるのだ


薬物の恐ろしさ、薬物犯罪の罪深さは、強調してもしすぎることはない
しかし、逮捕されたことと、作品の魅力は、分けて考えるべきではないか
見たい作品かどうかを決めるのは視聴者である
NHKや映画会社ではない」…と記されてました


とはいっても、NHKは国民のお金で制作していることだし
「あまちゃん」など過去の出演作品の配信停止や
「いだてん」の該当部分カット、未収録分は代役を検討…
という対応は妥当じゃないかと…


一方「麻雀放浪記2020」は、公開まで1ヶ月を切っており、撮り直しは不可能
加えて「映画館へ足を運ぶ」という
観る・観ないの選択の自由があるとのことで予定通り公開されるみたいですが
我が家がちょっと引っかかっていたことを口になさったのが東国原英夫さん


出来れば、甲斐さんのコメントを聴いてみたかった「バイキング」で
師匠である北野武監督の「アウトレイジ」の一場面について
ご自身が感銘を受けたそのシーンが
もし薬物を使用して撮られたものだったとしたら
「それはどうなんだ?と…演技と言えるのか?」とおっしゃっていて


「過去の作品」と謂えども、グレーな印象は拭えないかなあと…?
ましてや「20代の頃から使用していた」…となると
公人としての瀧容疑者のパフォーマンス全てに
疑惑の目を向けざるを得ないんじゃないかと…?


一方で、もうひとつ引っかかった…というか
「全ての人が目にする訳ではない」…との観点で言うなら
「Jimmy」もNetflixオリジナルの配信ドラマだったんだし
さんまさん役を交代して撮り直さなくても良かったんじゃね?…といった愚痴(苦笑)


もっとも、こちらに関しては、ジャーナリストの江川紹子さんの
「薬物自己使用とか被害者のいない事件で
(お蔵入りなど)非生産的なことはもうやめた方がいい」というコメントを聴いて
「撤回してお詫び致します」となりました(汗)


で…「シビレる」と言っていいのかどうかはさておき
この事件を念頭に置いて目にしたせいか
「ん?」と胸がザワついた言葉を少々…
美術家の藤浩志さんは…
「『悩む存在』が生まれることを回避するのではなくて
それを作り出すのを得意とするのが、アーティスト…なんじゃないか」…と記され


バングラデシュの古い諺には…
「費用と食事と睡眠と恐怖…増やそうと思えば、いくらでも増える」…があり
パスカルは…「人間の弱さは、それを知っている人たちより
それを知らない人たちにおいて、ずっとよく現れている」…と看破し


中国文学者・井波律子さんのお母様は…
「鏡に覆いをかけないでいると『魔』を呼び込む」と信じていらしたらしく
「鏡の前では自分が2つに分かれ
化粧は、自分が別の自分へと移行する危うい途中だから」

…となると「人前で平然と化粧する人は
素なる自分が、すでに装いの産物であるという
もっと怖い事実を知っているのかも知れない」んだとか…(汗)


甲斐さんのお若い頃は、海外のミュージシャン達が薬物で命を落とし
「27クラブ」なるジンクスが生まれたけど
当時の甲斐さんも「いつまでこんな生活を続けられるのか」と口になさっていたらしく
奥さんが「あまりに生き急いでいる感じがした」と心配したことも…(苦笑)


今となっては「笑い話」ですが
ちょうどそんな時期にジム通いではなく
違った方向に向かわれていたら…と考えるとゾッとしますねぇ…(汗)


30周年という記念すべき年に自ら泥を塗ってしまった瀧容疑者はむろん
電気グルーヴのメンバー、スタッフの方々、ファンの皆さんにとって
こんなに手酷い裏切りはないでしょう


甲斐バンドが、今年45周年を迎えることが出来るのは
音楽活動だけでなく、その日常生活においても
確固たるものを築いて来られたからこそと痛感しました
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ひょんなところで…

2019-03-14 18:46:00 | 日記
このブログを始めてから、ボクのアタマの中に
「甲斐さん検索エンジン」なる機能が備わって(笑)
甲斐さんの言葉に似た発言や、甲斐さんが口にされた本や映画・ドラマ
食べ物やお店、旅行なさった街
俳優、ミュージシャン、アスリートの名前はもちろん
「福岡」「博多」という文字にまで反応するようになり(笑)


「もしかしたら、甲斐さんの話題が出るかも…?」と期待して
照和出身の方々や甲斐さんのご友人の皆さんが出演される番組
雑誌の対談などにも目を光らせることも少なくアリマセン(笑)


先日のセイヤングでも話題になっていた「世界一受けたい授業」で
松本隆さんの作品の中から【赤い靴のバレリーナ】が取り上げられた件などは
「ちょっと遠いかなあ?(苦笑)」と期待値の低かったぶん
予測「検索エンジン」がヒットした嬉しさマシマシ♪(笑)


…が、例えば、先日の「ごごナマ」に石橋凌さんが出演なさった際に
照和時代の話になり「おっ!」と胸ときめかせ(笑)身を乗り出したら
「オーディションを受けた」ことはおっしゃったものの
その「オーディション係」の方のお名前は登場せず…(苦笑)
かように期待が外れた時は、残念というより
「えっ、ナンで~!?」と理不尽さを覚えることも…(苦笑)


一方で「思いも寄らない」場面で
甲斐さんのお名前や甲斐バンドの曲に遭遇すると
その時間、その番組にチャンネルを合わせていたり
偶然、パラパラと雑誌をめくった自分を褒めたい気分になります(笑)


以前、奥さんが、もうそのタイトルもおぼろげな2時間ドラマを観ていて
不良少年たちがたむろする部屋のカセットデッキから
【野獣】が流れて来た時や(笑)
テレビに背を向けて洗い物をしていて
「甲斐よしひろ」という声が聞こえた途端、振り返ったら
「行列」の予告に甲斐さんのアップが映っていた時などに
奇声を発した気持ちが少し判るようになりました(笑)


まあ、奥さんが「広報部長」とお呼びしている(笑)船越英一郎さんに関しては
「にじいろジーン」で紹介なさったお店について
「甲斐よしひろさんもよく来られるんですよ」と一言添えられたり(笑)
ご自身がCDジャケットのタイトル文字「安奈」を書かれたとはいえ
わざわざ現物を持参なさっていたり(笑)


「ごごナマ」に藤井フミヤ・尚之さんご兄弟が出演され
この番組初の生演奏を披露なさった時に
「以前に甲斐よしひろさんが
ギターを弾いて下さったことはありましたけど…」とおっしゃったり(笑)


ドラマ「赤ひげ」で共演された古館佑太郎さんから
「巻き」で撮影を進められた日について質問され
「早く終わらせて、甲斐バンドのライブに行きたかった!」と明かされたり(笑)


…と、隙あらば…じゃないでしょうけど(笑)
甲斐さん推しに務めていらっしゃるみたいなので(笑)
話題にして下さることに感謝しつつも
「意外性」は少し薄まる感じがナキニシモアラズ…(笑)


もっとも、いくらご自身が主演を張られているとは言っても
全国ネットのゴールデンタイムのドラマで
ストーリーには何ら関係がないにも関わらず(笑)
美山加恋さんと【HERO】をデュエットなさったり
緊張感高まるシーンでも「小声」で【HERO】を口ずさまれたのには
ビックリを通り越して「大丈夫ですか?」と心配になりましたが…(笑)


ともあれ、最近の「ひょんなところ」といえば
「99人の壁」というクイズ番組でしょうか
この番組は、元々、単発で放送されていたのが
初MCに挑戦なさった俳優の佐藤二朗さんの「ナンで俺なんだ!?」
「オカシイだろ?フジテレビ!」という魂の叫びをよそに(笑)
去年の10月からレギュラー放送になったんだけど
二朗さん好きの奥さんにとっては「イイぞイイぞ!」って感じ(笑)


内容はというと…100人の出場者がそれぞれ自分の得意分野でエントリーし
解答権を得た1人が、5問連続で正解すると100万円をゲット
残る99人は、次の解答権をかけて全力で阻止する…といったもので
かつての「クイズ・カルトQ」っぽい部分もありつつ
あまりにカルトな問題ばかりだと「阻止」が出来ないためか?
特にマニアな方でなくても、ある程度は答えられる問題も多く


時には「得意分野」がカブっている出場者…
「沢田研二さん」で、100万円にチャレンジした女の子に対し
「GS」でエントリーされている女性…がいらしたことも…(苦笑)
「得意分野・甲斐バンド」でチラッと出場意欲を見せながら(笑)
奥さんがそれを思い留まったのは
「特にファンじゃなくても、同世代の方なら答えられる問題が出そうだから」…らしい(笑)


ちなみに、この番組の問題制作についての記事によれば…
他のクイズ番組同様、クイズ作家(10人)の皆さんによって作られた問題を
会議にかけて、ある程度の方々が「答えられる問題」を厳選し
その問題が本当に正しいのか「裏取り」調査を行ったり
出題で使う写真などの使用許可を取ったりするようですが


いかんせん、出場者が100人ともなると
1回の放送で、予備問題も含め700問以上が必要になるらしく
また、出場者は「最愛の知識」でもってエントリーする訳で
その知識の深さが番組側を超え、正誤判定に異議が出る場合もあり
公正な判断をするために、その場で解答を審議する「QAR」
クイズ・アシスタント・レフェリー制を導入しているんだとか…(笑)


それはさておき…番組タイトルの「壁」というのは
中央にある解答者席を、東西南北に設けられた雛壇席に
25(24)人ずつ分かれた出場者たちが取り囲み
まずは、解答者1人に対して25人が立ち上がって対決
解答者が1問正解するごとに25人ずつ対戦相手が増えていき
最後は四方に「人の壁」がそびえ立つ…という状況を指しているようです


そもそもは、両国国技館で、1人の芸人さんを
観衆が取り囲んでいる様子から生まれた発想みたいで
新国技館のこけら落としをなさった甲斐バンドの皆さんなら
観客の「圧」に押されることはなかったでしょうけど(笑)
一般人の方が四方から、大勢の人間に見下ろされるというのは
なかなかのプレッシャーじゃないかと…?


…で、得意分野が「日本の遊園地」という少年に出題された問題の中に
観覧車に関する問題があり、正解の映像と共に
甲斐バンドの【観覧車'82】が流れていました♪
ただ、正解についてのナレーションのバックで微かに聞こえる程度で
特に曲名等がクレジットされることもなかったため
ある一部の方々(笑)の耳にしか届かなかったかも知れません(苦笑)


それでも、いつぞやの「ねほりんぱほりん」で
肉食系の「お盛んなレディ」が口を開くたび
まるで、彼女のテーマソングみたいに【LADY】が使われたことに比べれば
「ずっと嬉しかった♪」と奥さん(笑)


そうそう!先日の「アド街」で「福岡・天神」が取り上げられ
照和や喜柳は映ったものの「甲斐」の「か」の字もなく(苦笑)
「ちょっと期待外れだったなあ…」と思っていたら
「うどん」がテーマになった途端、聴き覚えのあるメロディが流れ…


ただ、奥さんが色めき立ったトコで、プツンと終了…(苦笑)
今まさに「♪燃えるような…♪」と歌い出そうとした矢先の肩透かしに
「だいたいナンで、うどんのコーナーに
【スウィート・キャンディ】なのよ!?」と八つ当たり(苦笑)


更に、その後に「西鉄バス」がテーマになり
「系統番号が3ケタの路線は新しい」とか
「アタマにアルファベットの付いたバスはオシャレ」との話題から
甲斐さんのお膝元・大橋駅前が映り、耳を澄ますも…(苦笑)


奥さんは「ココが本当の【バス通り】なのに~!」と地団駄(笑)
まあ、かような「ぬか喜び」に負けるようでは
何十年もファンは務まらないのかなあと…?(笑)
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