旅も4日目を迎えました。2泊した標高1034mのグリンデルワルトを後に、どんどん標高を落とし566mに位置する15km×3kmというきれいな湖ブリエンツ湖畔の小さな駅舎にやってきました。ここからSL列車に乗ります。
ブリエンツロートホルン鉄道は、スイスでは唯一電化されていない鉄道という。最もそれが売りで多くのお客さんを集めているのでしょう。静岡の大井川鐵道と姉妹の縁を結んでいるそうだ。私たちの列車、登りの行程は残念ながらディーゼル機関車のお世話になってしまった。
この鉄仮面、蒸気機関車とは思いませんでしたが通り過ぎてみれば紛れもなく石炭を焚いていました。このあと彼は給水をするのです。
SLとしては世界一の急勾配を登ります。後ろから押されて登る列車。大きく開かれた窓からは心地よい高原の風。寒からず暑からず。ゆっくり走るんですから風が吹き込むなんて現象にはならないんです。
ビューポイントでしょう。しばしの降車。私たちのディーゼル機関車、平坦地での写真を見ればよくわかります。お尻が下がっているでしょう。蒸気機関車もしかりで傾斜の分だけ動力源部分を傾けているという。
眼下にブリエンツ湖。正面にそびえているのがアイガーだというのですがさてどれでしょうか。ちょっと頭に雲を頂いているのがそうかな。その右に見えるのがユングフラウ。メンヒはアイガーの陰に隠れて見えないという。