この「画」が今回お客さん募集のパンフの表紙を飾っていました。そしてそこには「2年連続、10日間で完売となった大人気リバークルーズ」と謳っているのです。これを殺し文句って言うのでしょうか。確かに今回のツアーにもキャンセル待ちしていていらした方もおいででした。
確かに川の上を川が行くでした。でも、運河の側道には人影まばら。パンフの画はこの側道に人がいっぱいだったのに。パンフは、運河が開通当時のものでしょう。してやられたりだ。下を流れるエルベ川、私達の通るエルベ・ハーフェル運河。この橋が完成したのが2003年。かっては一度エルベ川に入って川を渡ってミッテルランド運河に入っていたという。しかし川が渇水期になると船の運航が困難になる。そこでこの運河橋が考え出されたそうだ。
しかし、運河と運河を接続するのに、この二つの運河の間には18mもの高低差があったという。この橋の建設について調べてみて、前回のブログno8の18mが何故であったのか判明したのです。エルベ川を渡る運河橋を造るにはこの18mの高低差を埋めるのが必須条件だったのです。
グーグルマップから地図を拝借しました。下の矢印が18mをクリアーした水門。上の矢印がエルベ川にかかる水路橋。橋を渡るとエルベ・ハーフェル運河がミッテルラント運河になるのです。
隣を同方向に向かって大きな貨物船が走ります。どうなっているんだろうと、その疑問に答えを出したい。ということでラウンジへ。
GPSが教えてくれました。何故か分かりませんが、ここに併走する二本の運河があったのです。矢印が私達の船、隣にも船らしきものが見えます。すぐまた一緒になるのにどういうことだろう。このGPSは運河の管制官、通航する船がすべて標示されていると聞きました。
船はローテンゼーに到着し、マグデブルグでの観光です。まず、13世紀の初めに建てられたという大聖堂広場へ。この教会はドイツ最初のゴシック様式の教会だという。広場での見学の後エルベ川の対岸からこの教会を眺めるのでした。
市の開かれている市庁舎前での自由時間の後、バスで船の待つカールフェルデへ。 そして船はリューエンに向けて出航。