モンテ村、モンテ山ともいうようだ。バスは坂道をどんどん登ってきました。例によってまず教会。
モッサセニョーラドモンテ教会、オーストリア皇帝カール1世が眠っている教会だそうです。数奇な運命を経てこの島へ亡命し34才という若さでなくなったといいます。 この石段の下の展望台には、彼の銅像がたたずんでいました。
教会の中では、諸々の説明を受けるのですが、残念ながら何も覚えていません。
マリヤ様ですか、とお聞きしたら、ではありませんムハンマドの娘ファテマで女の神様とのお答え。台座の方はキリスト様らしい。キリストさんを「らしい」とは不謹慎なこと。
教会から少しおりたところに、「トボガン」乗り場があります。2kmの坂道をジェットコースターよろしく滑り落ちるというもの。竹籠で6分程度走って二人で30ユーロは、ここでしか味わえない観光。
マデイラハットをかぶったお兄さん2人。お兄さんが足で地面を蹴り滑り降りるというわけ。私は体験しなかったので、ブレーキはどうするのか知りません。ご覧のとおりハット兄さんは大勢、この島の名物という。そもそもこの「そり」がなぜここで生まれたのかは聞き漏らしてしまいました。
ゴンドラに乗ってモンテの村へも登れるのです。眼下にフンシャルの町と港に停泊している我らがメリー号も見えています。私たちの船は14.8万トン、隣のアイーダ・ブルーは7.1万トン。確かに大きさが違います。