土台しかないここには、かってモスクがあったといいます。ところがメッカの方角を向いていなかったとのことで、取り壊されてしまったと聞いたのですが・・・
77mの高さを持つミナレット。1日5回のお祈りの時間には、この尖塔に見えているスピーカーから「アザーン」お祈りの呼びかけが街中に響き渡るのです。スピーカーのなかった時代にはどうしていたのでしょう。声なんか届かないでしょうから、鐘を鳴らしていたのかな。キリスト教ならいざ知らず、まさかイスラムの世界では「鐘」は鳴らさなかったでしょう。
モスクの壁面を近くで捉えてみるとこんな形で不定形な石を積み上げているのです。
バヒア宮殿入り口にきれいなハイビスカスが・・・光線の関係できれいに映っていませんが。
モロッコのアルハンブラ宮殿(スペイン)ともいわれる宮殿。4人の妃と24人の側室のために造った宮殿でしょうか。バヒアとは、一番お気に入りの奥さんの名前とか。一夫多妻制度が存在していた社会、4人と24人もの女性の面倒見なければならない、かってのイスラム世界のお偉い殿方は大変だったようだ。中庭を囲んで4人の妃たちの部屋があったと聞く。一人ふらふら歩き、ガイドさんの話をよく聞いていない私には、どれがどなたのお部屋なのか、同じような部屋が続いていて皆目わかりません。、私はきれいな天井ばかり眺めているのでした。
彩り鮮やかなタイルの床や壁に、細密画の天井、見事な彫刻の柱や壁、イスラム芸術の粋を集めたといわれる贅をつくした宮殿だ。
4人の妃の4つの部屋がある中庭がここです。
ちょっと気になるカメラマンが、長いこと中庭に立ち尽くしシャッターを切り続けていました。