アカデミア書店。なぜかこの本屋さん有名らしい。 フィンランドで一番大きなお店だからか、20世紀を代表するという建築家の設計による建物であるが故にか。また日本の映画「かもめ食堂」とやらのロケ場所でもあったというからか。とにかく訪ねたのです。この天井が本を開いたような天窓だ。というのですが理解不可。
フィンランドといえばムーミン。もちろんいっぱい並んでた。
なんじゃいなが、突如現れた。カンピ礼拝堂。大きなモニュメントのようでびっくり。これが教会だなんて信じられない。
近づいて見上げると巨大客船みたい。もみの木を曲げて作られているという。
中に入ってまたびっくり。「静寂」との出会いの場、人々が心を安らかにする場としてつくられたといい、ミサや結婚式など一般的な教会行事は一切やらないという。内側の壁は西洋ヤマハンノ木、丸い造りの天井から差し込む自然光が神秘的だ。
2012年の「ワールド・デザイン・キャピタルヘルシンキ」世界デザインコンクールということか。それを記念して建てられた木造モダン建築。ヘルシンキを訪れる誰もが安らぎを求めて、ひとときの静寂の中、祈りをささげることができるといいます。
ろうそくとお花だけ、祭壇も極めてシンプルだ。デザインの国にふさわしい表現だというのかもしれない。まだ木のにおいが漂ってくるような感覚に襲われるのでした。
シベリウス公園。静寂の教会からこんなおどおどしいデモをしている現場に来てしまった。中国の人であるのは間違いないでしょうが、もちろん何を言っているのかわかろうはずもありません。
これも音楽を表現しているのか、正面にステンレスパイプのモニュメントがある。 その右側にはシベリウスのお顔が。
大きな御影石には、シベリウスの怖いお顔。