マンハッタンの摩天楼群を眺めながら、自由の女神までフェリークルーズの出発です。
あの忌まわしい「9.11」2001年(平成13)9月11日。ここにそびえ建っていたツインタワー(世界貿易センター)にハイジャックされた4機の旅客機のうち2機が激突するという惨事。2機目の衝突からは、崩れ落ちるビル、逃げ惑う人々、その現実がテレビ画面で同時進行という衝撃。 現在ここには全米一(104階建て)の高さとなるり秋には開業するという新ワールド・トレードセンター(543m)ののっぽビルが見えています。ここにはまだ3棟こんなビルが並ぶのだそうです。
1984年世界文化遺産に登録された女神は、1886年(明治19)独立100年を記念してフランスからの贈り物。台座を合わせて右手に掲げるトーチまで93mだそうです。
女神像の下、海辺は観光客でいっぱいのようです。彼らはこれから恐れ多くも女神の頭まで昇ろうとしているのでしょうか。それにしても目の前の観光船、いつも私たちのカメラを遮るお邪魔虫だったのです。
なかなかの美人女神さんが左手に抱えているものには、合衆国独立記念日1776年7月4日とフランス革命勃発の日1789年7月14日が刻印されているそうです。女神の冠(?)の下の枠は観光のための窓。ここからのマンハッタンの眺めは如何に。
空撮の画面をテレビからお借りしました。なんと女神さんはこんな小さな島にいらっしゃったのだ。女神から見たすぐ先のビルの林に、世界経済の動向を左右しかねないウォール街という町があるのです。そして左の川がハドソン川で右の流れがイースト川。
ワールド・トレードセンターを右手に見て港に向かいます。空席が目立つ甲板、約2時間の遊覧、もう十分堪能したといって帰りを急いでいるのでしょうか。