晴れときどき風

ノンキな主婦が時に風に吹かれながら送る平凡な毎日。

真面目に向き合います「14歳」千原ジュニア。

2007年03月13日 16時12分28秒 | 日記
用があって出かけたついでに久しぶりに本屋さんに寄りました。
以前から読みたかった「鴨川ホルモー」(万条目学著)が買いたくて。

そうしたら「14歳」千原ジュニア著も平積みされていました。

先日テレビで(番組名は忘れてしまったけど)千原ジュニアが「引きこもり」の体験を話していてこの本の事を知りました。
彼が引きこもりであった事は知っていましたが、引きこもりと言うのは「部屋から、もしくは家から出られない」状態をいうのであって その原因は千差万別です。
彼の場合は「自分探し」。
それが自分でも辛くて早く部屋から出たいのに出られない状況だったそうです。

本屋さんでパラパラとめくった箇所を立ち読みし、衝撃をうけました。
とても繊細な文章でそのときの悲痛な叫びが淡々と書かれていて。
わずか1ページほど読んだだけで涙が出そうになりました。
真面目で自分と言うものにちゃんと向き合わずにいられない誠実さ。

私などはいい加減を絵に描いたような人間なので、いろんな事に目をつぶるのが得意です。
突き詰めるなんて怖くて出来やしません。
でも「14歳」、買わずにはいられませんでした。

過去の辛かった体験を話す、書くということはとても勇気のいる事です。
私もこの本、ちゃんと読もうと思います。