高野和明著。
気づくと何故か高い山を必死で登っている裕一。
登った先には、年も性別も違う3人がいた。
全員に共通するもの、それは「自殺」で死んだという事。
裕一は受験に失敗し、常に自分を追い詰めてきた父母を怨んで首吊り自殺をしたのだ。
そこに「神」が現れ、天国行きの条件として、これから七ヶ月間、地上で100人の自殺者の命を救えと命じる。
地上、それも東京、新宿に落とされる4人。
育った時代も環境も、死んだ理由も違う4人が最初は反発しながら、必死で目の前の命を救おうと奮闘する。
とはいえ、自分では空き缶一つ動かせず、ドアを通り抜けられるわけでもない。
自殺を考えている人を見つけられるゴーグルと、そのひとの体に入ると、その人の思いや痛みを知る能力、自分達の声を人の心に届けられるという力のみで戦っていく。
そこで生まれてゆく4人の連帯感や信頼感。
彼らの前に現れる人々は、たいてい複雑な出来事や思いの積み重ねで苦しんでいます。
その思いの一つや二つは誰の心にもあるもの。
それが、「死ぬしかない」「死んでもいい」に凝り固まっていくのは、孤独感や責任感、自信のなさ・・・・。
裕一達は次々と命を救うけれど、救われた人達の問題は何一つ解決するわけではない。ただもう一度歩き始めてみようと思い直すだけ。そこが辛いね。
思いやりがあって、人の気持ちを敏感に察することができる裕一が自殺したことが一番納得いかないけど。
最後はなんとなく予想のつくハッピイな結末になっています。
高野さんの本は重いイメージがありましたが、この本は結構コミカルで、会話で笑ってしまいました。以外です。
借金に苦しむ人の救済策や、うつ病への対処法とかも詳しく述べられていて、本当に今、それらの事で苦しんでいる人が多いんだあと思わされました。
面白かったです。
ついでに・・・
昨日のサンケイスポーツ買いました。(張り切りすぎて間違えて一昨日も買っちゃったんだけど・・・
ラグビー特集で岩沢さん(もちろん「ゆず」のね。)のインタビュー記事が掲載されていたのです。
ラグビーへの熱い想いが詰まったインタビュー!いい感じでした!
気づくと何故か高い山を必死で登っている裕一。
登った先には、年も性別も違う3人がいた。
全員に共通するもの、それは「自殺」で死んだという事。
裕一は受験に失敗し、常に自分を追い詰めてきた父母を怨んで首吊り自殺をしたのだ。
そこに「神」が現れ、天国行きの条件として、これから七ヶ月間、地上で100人の自殺者の命を救えと命じる。
地上、それも東京、新宿に落とされる4人。
育った時代も環境も、死んだ理由も違う4人が最初は反発しながら、必死で目の前の命を救おうと奮闘する。
とはいえ、自分では空き缶一つ動かせず、ドアを通り抜けられるわけでもない。
自殺を考えている人を見つけられるゴーグルと、そのひとの体に入ると、その人の思いや痛みを知る能力、自分達の声を人の心に届けられるという力のみで戦っていく。
そこで生まれてゆく4人の連帯感や信頼感。
彼らの前に現れる人々は、たいてい複雑な出来事や思いの積み重ねで苦しんでいます。
その思いの一つや二つは誰の心にもあるもの。
それが、「死ぬしかない」「死んでもいい」に凝り固まっていくのは、孤独感や責任感、自信のなさ・・・・。
裕一達は次々と命を救うけれど、救われた人達の問題は何一つ解決するわけではない。ただもう一度歩き始めてみようと思い直すだけ。そこが辛いね。
思いやりがあって、人の気持ちを敏感に察することができる裕一が自殺したことが一番納得いかないけど。
最後はなんとなく予想のつくハッピイな結末になっています。
高野さんの本は重いイメージがありましたが、この本は結構コミカルで、会話で笑ってしまいました。以外です。
借金に苦しむ人の救済策や、うつ病への対処法とかも詳しく述べられていて、本当に今、それらの事で苦しんでいる人が多いんだあと思わされました。
面白かったです。
ついでに・・・
昨日のサンケイスポーツ買いました。(張り切りすぎて間違えて一昨日も買っちゃったんだけど・・・
ラグビー特集で岩沢さん(もちろん「ゆず」のね。)のインタビュー記事が掲載されていたのです。
ラグビーへの熱い想いが詰まったインタビュー!いい感じでした!