入会3回目のヨガ教室。
準備運動をしていると一人の女性がやってきた。
入会するつもりで1度教室に参加したが、続けられそうにないので
その時の会費を持ってきたとヨガの先生に話していた。
「家の敷地が1000坪あって、64坪の家に一人で住んでいる。夫が3年前に亡くなり
寂しさを紛らすために毎日庭の草取りを朝から晩までしていたら手が痛くなって
入院して手術をした。まだそれが治らないのでヨガ教室入会は中止することにした」
包帯をした手を見せながら、そのようなことを話していた。
ばね指の手術を受けたのではなかろうかと思いながらその話を聞いた。
ご主人を亡くされ広い庭のある広い家にひとり住んでいるその女性・・・
手を痛めてしまう程草取りをし続けたその気持ち・・・
その人の寂しさ、悲しさが伝わってきて、こちらもなんだか切なくなった。
先日観たテレビ番組「頭脳王」で「『青春』の対義語は・・・」
という問題があった。
正解は『白秋』だった。
ああ、この『白秋』に私も差し掛かっているのだと
この女性の話を身につまされる思いで聞いた。
※12月5日に放送された「頭脳王」という番組、衝撃的だった。
私には答えることができない問題ばかり。
(「鞦韆」この読みだけが唯一分かった。)
東大・京大の超エリート達は
「いくらなんでもこの問題を解くのは無理だろう」
と思えるような問題を次々に解いていった。
これにはとても驚いた。
まさに強烈なカルチャーショック!
自分の物差しで世の中をはかって今まで生きて来たことが
恥ずかしく感じられた。
とてつもない人たちがいることを知り
未来に希望を感じ
その頭脳を世の中の発展に生かしてほしいと切に思った。