野良猫岡山の糖尿病・奮闘記

「膵外分泌疾患に伴う膵嚢胞手術後糖尿病発症治療12年目」のブログです。薬物療法と食事療法で頑張ってます。

入院1日目(回想録)

2017年03月04日 | ブログ

今朝の血糖値です。128(mg/dl)です。

退院していつもと同じで。トレシーバ注と世界最強のジャヌビア錠服用でこんな感じです。

今も「耳鳴りくん」が



さして書くネタもないので「突発性難聴」入院回想を。数日行います。さらっとご覧ください。さらっと。

重篤の糖尿病患者の「難聴治療日記回想録」にwww

 

 オバマ元大統領は68億円ですが・・・僕は無料奉仕致します。


2月20日。(月曜日)発症。

いつものように朝目が覚めいつものようにNHKを見ようと。ベットから??? ん? 耳が詰まってる。

(シャワーの時に耳に水が入ったような、山登りの時の気圧の変化のような、欠伸をした時のような、)

唾をのんだり、欠伸をしたり、綿棒で。いろいろしてみたが、

「まぁ、そのうち」と思いそのまま仕事。耳の詰まった感だけだし。一晩寝れば治るだろう。と、その日はいつも通りに。平常運転。飯食って風呂に入って寝る。違和感は物凄いが週の初めで疲れもあり、苦にならずに。

 

 

2月21日。(火曜日)入院初日

AM5:00頃。

おもむろに起床・・・ん?天井が回ってる。しかも強烈に。ぐるぐるぐる。仰向けの状態でもぐるぐる。「なに?」うわぁーこりゃーどうなってんのか?また糖尿病の悪化?なんなん?と思いつつ、炬燵のほうに。すると強烈な吐き気が。


「うぇーーーーーーーーーーー、うぇーーーーーーーーー」


小1時間ゴミ箱の中に。「うぇーーーーーー」

なんだろうか?①耳が聞こえない。②めまい ③吐き気 炬燵の上のパソコンで「ググる」「難聴?」はぁ? 座っていても目眩が酷く横になった。パソコンの画面がよく見えず、目を凝らして次から次ぎへと、色々なサイトを。耳鼻咽喉科医のサイトで確信した。

難聴だ、こりゃー、すぐに耳鼻咽喉科に行け!と書いてある。そんなに急を要するものかな?と思いつつも病院に行く準備を。壁伝いに歩きながらトイレ。着替えて準備を。「うぇーーーーーーーーー」吐き気が。

もうだめぽ。ふらつきが・・・。横になったままジーンズを履き靴下を・・・。ごそごそ。芋虫か!



AM7:00頃

「もしもし、美咲(妹兼事務員)?俺!あのさーちょっと調子が悪いんじゃー」

「えっ、どうしたん?」「目眩が酷くてさーちょっと来てくれんか?」「大丈夫?それならすぐに行くから、ちょっと待ってって」

サイトで耳鼻咽喉科の電話番号・・・こんな朝早くからじゃー、繋がらん。やべぇー。

町医(初期救急医療)じゃー駄目だわ。市民病院(第二次救急医療病院)に。耳鼻咽喉科あったかな?と。


「もしもし、〇〇市民病院ですか?」繋がったのは夜間守衛室。「はい。そうですよ」「そちら耳鼻咽喉科ありましたかね?」「はい、ありますよ」「予約いりますかね?」「いえ、大丈夫でしょう」

そして妹到着。

「お兄ちゃん、どうしたん?大丈夫?どこか悪いん?」「あのなー、取り敢えず市民病院に連れてってくれ」

「糖尿病のなんかの?合併症?」



AM8:00頃到着。

受付時間分からず。いつも予約だけしか来たことないし。されど正面玄関の自動ドア開く。心も中で助かったかも。と。長椅子の上で昇天。「あーこりゃーまいったな・・・」

そして受付に。初診の用紙に。字が字が書かれん!「おい、美咲、代わりに書いてくれ」目の焦点が合わない。自分でも分かった。目が震えてる。目が回る。

簡単に受付の医療事務員さんに説明。院内連絡。看護師さんがすぐやってきた。「大丈夫ですか?辛かったら車いすに乗ってください」。そして車いすのまま、すぐに耳鼻咽喉科の中待合室に。

看護師さんに診察券を渡し待機。10分ぐらいして聴覚検査室に。その後10分ぐらいして診察に呼ばれた。

「診察室にどうぞお入りください」中待合室には予約している患者が17~18人。割り込みした気分もあったが、それどころでなく、持参していたセブンイレブンのナイロン袋の中には「ゲロ」詰め合わせ。

「お入りください」診察室へ。


診察台の椅子の上に。両耳診察。問診。いつからとか、自覚症状、経緯。


「突発性の難聴ですね」 やっぱり・・・


1日でも早く治療をしないと回復の見込みがなくなると。全国平均で30%の人は回復する。30%の人は回復しない。残りの人は少しだけ。ステロイド治療をすれば。若いし。回復の可能性は充分あると。



「アレルギーとか今まで薬でなったことがありますか?」「いいえ」

「既往症は?」「ここの内科で糖尿病の治療を」


「ああああああっ」


えっ、ああああああっ、って。(´・ω・`) なん? そして内科に連絡。僕の個人情報丸裸に。



インフォームドコンセント。難聴にはステロイド治療が一番だとか。ただ糖尿病患者は通院治療は出来ないとか。入院して血糖値の管理を細かく。治療しても回復する確信はないとか。ステロイド治療自体高血糖を引き起こすとか。普通の人でも糖尿病を発症する治療だとか。もう説明の内容がさっぱり。いきなり言われても。

ステロイドのイメージはMLBのバリーボンズとか。オリンピックで・・・





「入院しないと治らないんですか?」「治りません!」キッパリ!

「う~ん・・・じゃー、入院の方向で・・・」

「親族の方おられますか?」親族?親族?(´・ω・`)親族?

「えー、今妹が」「では診察室に入ってもらってください」



なんかーなんかなー・・・

内容とすればここの病院では対応できないからすぐに紹介する病院に行ってくれとか。僕も交えてもう一度リスクの説明。約10分ぐらい。なぜ?この病院で入院治療できないのか?そしてすぐ理解できた。



名札に名前が。「非常勤:岡大〇〇〇〇」    ここの病院に常時いないのね。



岡大の耳鼻科の先生。

「紹介状をすぐに書きますね」そしてすぐに電話を。岡大系の病院だろうな。

もう丸聞こえ!

既往症がどうたらこうたら。手術がどうたらこうたら。糖尿病がどうたらこうたら。入院歴が・・・。

 

 



そして少し悲しくなった・・・。34歳10か月の春だった。。。されど桜は。。。

そして内科・耳鼻咽喉科の紹介状をもらって第三次救急医療病院に。



 【初期救急医療病院】お近くの病院・かかりつけ医。

【第二次救急医療病院】救急車が喜んで行く病院。初診で行ったら2時間待たされる病院。

【第三次救急医療病院】飛行機の窓から見える巨大病院。生きたままの人間の肝臓を移植したり、脳味噌をグリグリする病院。高度救命救急センターとか。大学病院とか。紹介状がないと殴り倒される病院。

 

 

 

AM11:30頃、

紹介してもらった病院の駐車場付近に到着。めまいでグラグラ。妹の”優しい”運転でグラグラ。

「うぇーーーーー、ゆっくり走って、うぇーーーーーーーーー」

吐き気が酷い。もうたまらん。

「お兄ちゃん、どこに停めるん?」「正面玄関でいいわ」

「正面玄関どこ?」「わからん!もう、あそこの救急車が止まってるところで降ろしてくれ」



出入り口付近の案内所で総合受付の場所を聞き、受付を済ませた。耳鼻咽喉科の診察カウンターに。そして紹介状と受付票を。そして妹も。

「お兄ちゃん、入院ならいったん帰って荷物を取ってくるね。病室が分かったら電話して。バックは押し入れにある?」

「うん、あとは適当に詰めてくれたらいいから」



PM0:00頃。

聴覚検査。両耳に当てての検査と頭蓋骨に当てての検査。30分程待機後、診察室に。

診断結果「右急性感音難聴」だと。インフォームドコンセント30分ぐらい。持病の糖尿病でのステロイド治療リスク。入院して治療しても回復する可能性はないかもしれない。とか。ただ年齢が65歳未満であること。個人差もあるから一概にはいえない。ステロイド治療8日間。その後は血糖コントロールが出来た時点で治療は終わる。とか。どうたらこうたら。詳しくは理解できなかった。目眩と吐き気が・・・。


「入院しますか?」

「おねがいします」




耳鼻咽喉科病棟に車椅子で上がり早速点滴等の治療開始。8日間。

ステロイドの量、400㎎・400㎎・300㎎・300㎎・200㎎・200㎎・100㎎・100㎎と徐々に減っていく。

あとは看護師さんの入院の説明。血液検査、血糖値測定、血圧測定etc


 

 

 

 

 

 

 

 


インスリン注はその都度。血糖コントロールしながら。


治療方法

大学病院をはじめ、一定水準以上の医療機関においては、スタンダードな治療法が確立されています。突発性難聴と診断されたその日から、ステロイドホルモンの漸減療法を血漿増量剤の点滴と組み合わせて行います。ビタミン溶液、ATP製剤溶液なども同時に加えます。大体7~10日間、毎日点滴を施行し、自覚症状と聴力検査で評価します。以上の治療で、聴力が回復しない場合は「難治性の突発性難聴」と考えられ、特殊な治療方法として、高圧酸素療法や星状神経節ブロックなどを検討します。
ステロイド治療により血糖値が上昇し、糖尿病が急性に増悪することがあるので、糖尿病と言われた、あるいは糖尿病治療を受けている場合には、内科の医師による血糖値のコントロールを同時に行うことが大切です。
また、妊娠中の方や授乳中の方が突発性難聴になる場合もあり、そのような時は、安全な薬剤とそうでない薬剤とがあるので、産婦人科医と耳鼻咽喉科医の充分な連携が必要です。

治療で治るのでしょうか?

正確な診断と適切な早期治療が極めて重要です。症状を自覚した場合は速やかに設備の整った病院や耳鼻咽喉科専門医の診断を受けることが必要です。一般的には発症してから、つまり聞こえなくなったと自覚した時点から、約48時間以内に適切な治療を開始すれば治療により聴力が改善する方が多く、1週間を超えると、治療をしても改善が困難な場合が多いようです。また、1か月あるいはそれ以上経過していると、きわめて治療困難と考えられています。つまり、治療開始が早ければ早いほど、その後の症状に大きな差異が出るとの考えがあります。
突発性難聴は、治療により必ず治る病気というわけではなく、治る場合と治らない場合があります。統計的には、適切な治療を行っても難聴が完治するのは患者のうちおよそ3分の1で、あと3分の1は改善はするが難聴・耳鳴りなどの後遺症が残り、残りの3分の1は改善しない、と言われています。特に高音部の難聴は治療しにくいと言われています。突発性難聴は、内耳の血液循環不全が病態ですので、手術など外科治療による聴力改善は望めません。


突発性難聴、入院時検査 正常(左)を100とすると(右)は20

日常音・生活音・人の会話などは聞き取れず。今現在も。残念。

2月21日の時点では「めまい」「吐き気」「平衡感覚」ぐちゃぐちゃ(´・ω・`)

原因不明。イヤホンとかヘッドホンとかしてなかったし。まして近所で建設工事もないし。音の出る工場に出入りしていないし。


疑いは「細小血管障害」毛細血管の先が詰まるやつ!そうそう、あれあれ!合併症!糖尿病の!





この人も「難聴」で、左耳終了!


また更新します。皆様もご自愛ください。

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