令和3年5月31日(月)
区の図書館からお借りしていました、
雫井脩介「検察側の罪人」完読いたしました。
あらすじ 文中から
「起」
「はい。法律という剣を極めて、世の中の悪を一刀両断にする・・
最上先生のおっしゃる通り、そんな検事になってみたいです」
「承」
難しいなどと泣き言を吐いている場合ではない。
最上から降りた仕事では、
諏訪部の聴取でも結果を出せないのだ。
あの時 最上にも余裕があり
不首尾にも多めに見てもらえたが、
今度の事件には、そんな情けが入る余裕などどこにも見当たらない。
結果は求められている。
沖野はその責任を深刻に嚙み締めた。
「転」
「どうしてそこまでやらなきゃならないのか僕にはわかりません」
「物証中の物証が出てきたのに立件を見送るという選択は俺にはない。
検事として役目を放棄するようなものだ。
検事でいる意味がない」
「異例になるが、今度の事件は最上に立てさせる。
君のほうにある関係書類を最上に渡してくれ。
調書もだいぶそろってきたようだしあとは彼が何とかする」
「最上さんには一方ならずお世話になりました。
短い検事生活でしたが最後に一緒に仕事ができて光栄でした」
「結」
「最上さん・・僕に弁護人をやらせてください。」
沖野が告発に動いたくらい最上は察していただろう。
しかし沖野は、自分が弁護士として一歩を踏み出すなら、
最初の仕事はこれしかないと思う様になっていた
最上を救いたいと思って願い出たが、
本当に救いたかったの自分自身だったかもしれない。
「おおおおおおおおああああああああ・・・」
最後はどうなるんだろうかと
後ろのページにいきたくなりましたね。
なんや下巻があるとか?
「検察側の罪人」完読したがその後が知りたいわ。
と思うものの、
新型コロナウイルス緊急事態第2弾
6月20日迄休館延長です。