Storia‐異人列伝

歴史に名を残す人物と時間・空間を超えて―すばらしき人たちの物語

チャレンジャー・イチロー

2008-01-03 01:48:51 | テレビ・インターネット
新年、いいテレビを観た。NHK総合1月2日21:00~「プロフェッショナル」の<イチロー・スペシャル、メジャー舞台裏の密着>。
2007年シーズンは、記録や期待・周囲のものすごいプレッシャから追われるのではなく、自ら迎え撃ちにいった、という。
以前に観たドキュメンタリでも感じたが、彼はすでに技術的にはあることを掴みきって開眼していたようなのだ。そのうえで昨シーズンからは、つぎのなにかを追いかけている。

器用過ぎて反応がよすぎるのか、ストライクゾーン以外にも手が出てしまう。これがなければ、もっといけるという。
本塁打は狙って打つ、かれはいつでも打てるのだ。本当はだれよりも長距離飛ばすのもうまい。打撃練習では殆どがスタンド入り。では、なぜコツコツのヒットメーカをつづけるのかは、僕には分からない。

イチローのまわりは、もはや記録の山だ。結果は数字が最大の表現だし、楽しめる記録ではあるのだが、プロスポーツを楽しむならば瞬間の芸が好きだ。
プロ野球に興味がなくなって久しい。テレビ中継の数時間が無駄なのだ。それでもMLBはタマに観る。ゲームのスピード感と映像の迫力が、こちらとは、まるで違うからだ。日本の映像が面白くないのは、対象に思い入れもないヒトが会社の仕事としてギリでやっているからだろう。ネット裏からのバッテリの画像が大半では、野村スコープで工夫してもプロ意識不足の選手も含めて退屈テレビ。

かつて安打製造機といわれた張本勲は、スタンスをピタっと定めるや下半身はぶれず九十度全方位に打ち返した。4番サード長島、ピッチャが投球動作に入るたびに獲物を狙う姿勢に伏せ、軽快なフットワークとサイドスローでベースに足が着いてたのかわからないファーストの王に送る。長島のフィールディングは、なんでもないゴロでもいかにも難しそうに、でも華麗に捌いたようにみせるのであった。
ああいう動きがプロフェッショナルのしごとであった。記録ではなく映像の、それも記憶の島の中だけにある。

シーズン最後の打席後にセンタの守備に着いたイチローの目が潤んでいた。何度も後ろを向いて、目をぬぐっている。こんな一瞬の映像は何より雄弁だ。
毎朝カレーライスを食べながら、ことしはいったいどんなすごいプレーをやってくれるのだろう。
いいなあ、いつまでもかれはチャレンジャーだ。そして、いい顔になってきた。

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2007年は団塊の年?

2007-01-08 21:58:18 | テレビ・インターネット
2007年は団塊の年!とか。
NHKスペシャル[1000人にきく団塊の素顔] <スタジオと1000人の団塊世代をネットで結び番組が進む。彼らはいま何を考え、これからどのように生きるつもりなのか・・・スタジオゲスト/桂文珍、映画監督・崔洋一、漫画家・里中満智子、ポスト団塊・ラサール石井などが、楽しくトーク。団塊世代の知られざる姿が浮き彫りに・・・!>だって、ナガラで、観ていた。
落語家・桂 文珍さん、1948年12月10日生まれ。団塊の世代ど真ん中。

堺屋太一氏はビデオ出演、仕事絡みの人間関係と決別、好きな事に人生をかける「好労文化」によって世界をリードできるんじゃないか、と。
番組ででた話題のなかから:モラル低下とマナー責任は?、仕事優先・子どもを甘やかして育てたので若者がろくでもないことになった、それは個別の問題だろ、いや数の多さから影響力大きいよ、これからの生きがいは見つかっているのかな?...
団塊世代も「職縁」社会から離脱し夢を追える年代に達した?...さあて、ほんとうだろうかなあ!?

あらためて団塊の世代とは?:フリー百科事典『Wikipedia』から。
>団塊の世代は、第二次世界大戦直後の日本において1947年から1949年にかけての第一次ベビーブームで生まれた世代(約800万人)である。作家の堺屋太一が1976年に発表した小説『団塊の世代』で、鉱物学で一塊の単位で採られる鉱物をいうノジュール(nodule)の訳語を、世代を表す言葉として用いた事により登場した言葉である。またその子の世代は団塊ジュニアと呼ばれる。なお日本のみならず米国等でも同様の現象がみられ、ベビーブーマーと呼ばれる。
2007年から2010年にかけて、団塊の世代が一斉に定年退職をするため、年金制度に多大な混乱をもたらすと予想されている。多量退職によるベテラン職員不足を回避し、技能継承のため、定年延長、再雇用等で乗り切ろうとする企業がある一方、彼らの蓄えた技術や能力、人脈を自社で生かすべく、団塊の世代の人材を獲得しようとする企業も現れている。こうした、この世代が及ぼす多大な影響を「2007年問題」と呼ぶことがある。

キーワード:「学生運動」「若者文化」「恋愛結婚と友達夫婦」「ニュータウン」「経済成長と大量消費」「競争」…自分たちのことだ...何とも...

そのうち、われわれも高齢化の一翼を担う!? そして、次の世代からは少子化で生産人口もジリ貧...
日本の人口と年齢構成はどうなっていくのか。団塊の世代より全体のほうが、よっぽど心配だよ。(以下、図表・記事引用:内閣府―共生社会政策統括官「少子・高齢化対策」より

■まず、「有史以来の日本の人口の変化」について。
歴史人口学の研究者である鬼頭宏氏の「人口から読む日本の歴史」(講談社)によれば、わが国の人口は単調に増加し続けたのではなく、増加と停滞、あるいは減少を何度か繰り返しながら、大きな波を描くように変化してきた。人口増加には、弥生時代から10世紀以降にかけてみられる稲作農耕とその普及による人口増加と、19世紀から現代にいたる工業化に支えられた人口増加という2つの大きな流れがあるという。 鬼頭氏が江戸時代までの人口について様々な資料から推計したところ、縄文時代には約10万人~約26万人であり、弥生時代には約60万人であった。奈良時代には約450万人、平安時代(900年)には約550万人となり、慶長時代(1600年)には約1,220万人となった。江戸時代には17世紀に人口が増加し、18世紀には停滞して、おおむね3,100万人から3,300万人台で推移した

■(ボクの生まれた1950年から100年間の推移)
1872(明治5)年の日本の総人口は、3,480万人であった。現在から100年前の1904(明治37)年には4,613万人となった。1912(明治45)年に5,000万人を超え、1936(昭和11)年には、明治初期の人口の倍となる6,925万人となった。人口増加率は、毎年平均して1%を超えていた。
こうした人口増加の背景には、明治以降の農業生産力の増大、工業化による経済発展に伴う国民の所得水準の向上と生活の安定、保健・医療等の公衆衛生水準の向上、内乱がない社会の安定等、様々な要因があげられよう。
第2次世界大戦による経済社会の混乱を経て、1947(昭和22)年から1949(昭和24)年の第1次ベビーブーム期を迎えた。人口増加率は、外地からの引き揚げも加わって、年率2%を超えた。1948(昭和23)年に総人口は8,000万人を超えたが、早くもその8年後の1956(昭和31)年には9,000万人を超えた。
...ちょうど明治元年(1868年)以来100年目となる1967(昭和42)年に、わが国の人口は1億人を超えた。...このように明治以降の近代日本の歴史は、100年間に総人口が3倍になるという人口拡大期であった。さらに、1971(昭和46)年から1974(昭和49)年には、第1次ベビーブーム期の世代が結婚、出産期を迎えたことにより第2次ベビーブーム期を迎えた。その後も人口は増大を続け2003(平成15)年10月時点では、1億2,760万人と過去最高の人口となっている。


***********
人口から読む日本の歴史

講談社

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個人的な体験-BLOG編

2007-01-06 01:28:44 | テレビ・インターネット
前回のブログ記事アップで、始めてから222件めのゾロメ、新年から縁起がいいなあ!週刊・不規則ブログ・拙文にもかかわらず、たくさんのアクセスをいいただき、まことにありがとうございます。個人的な体験を告白し御礼にかえさせていただきます。

光などブロードバンドのインフラも整ってきて新たなネットユーザが急増、いまや日本のインターネット人口は、ケータイiモードなどもいれれば8千万人とも。インターネットの海を漂い、どなたかのを読みかつ楽しんでいれば、そのうち自分でもナニか書いて見たくなる、で、1億総ブロガーとなるわけですね。
去年春の総務省の数字はもう完全に古いのでしょうが、ブロガー800万人、MIXIみたいなクローズされたコミュニティに700万人というのがあります。ただ、一か月で一回でも読み書きする「アクティブなユーザ」はそのうち2割ぐらい、他は3ヶ月坊主で休眠状態とか。
「BLOG」という方式は、コンテンツアップの容易さ・他のサイトとの相互リンク・GOOGLEのような検索ロボットの充実とあいまってインタネット・WEBの世界に新風を吹き込んだわけです。

ボクも「遅れてきたブロガー」なわけですが、人文・歴史的な話題で気楽に読むようなものでもないにもかかわらず、かなりの方のお目に触れていることでイイカゲンなことはかけぬという緊張感が常にあります。とはいえ、史学的な研究でもなし、創作でもなし、まだまだ勉強メモ段階というところ、誠にすみません。
読みにくい部分直したり画像をつけ足してみたり全記事いつまでも未完成、自分が最大の読者なのでしょうか!?

ネット上でふれあったかたがたは四,五十代?それでいて感性豊かな若々しい人たちでした。このような人たちがこれまで人生で蓄積してきたもの、外に発信し始めた知的な財産、絵、文章の確かさ、趣味の豊かさは新鮮な驚きであり、おおきな刺戟になって、自分もと、今まで続いているおおきな理由です。

ブログのようなネット上では、HN・ニックネームでのヴァーチャルな世界とでもいうのでしょうか。でも仮面だけのままでその人となりが見えなければ、ネット上での行動に新たな信頼と価値が生まれにくいし、あってもなくても良いようなものばかりになるでしょう。欧米のかたのサイトはプロフィールが鮮明、実名まで出して自分が主役としてバックグラウンドを明らかにして読者に信頼を得るという段階に来ています。発言と掲載内容には、責任を持つという意思表示なのでしょうね。

昨年1年間でボクのブログを訪問してくれた方(ユニークID数)が延べ16、914人、読まれたページ数は43,375にもなりました。昨夏からランキング登録、以降のアクセスは倍増、先輩諸氏の優良なサイトとのリンクのおかげもあって、GOOGLE検索でも自分の記事とキーになる言葉が探しやすい位置でヒットするようになりました。前回記事など<新春 箱根駅伝>で検索したら74万件のなかで4番目ぐらいに現れるので、びっくりしました。なにも特段の工夫もしてないのですが...(やっぱり、上のほうからは消えてた、なんかの間違い!? <新春は、箱根駅伝>では、かろうじて発見できますが...追記1.6 14:37)
<柴犬ゲンちゃん>も、検索で出てきてよかったね(こういうのがあるのでホントに必要な情報が?...)

妙なクニ以外インターネットの世界に国境はありません。アメリカのブログ会社の追跡サイトによれば、世界で5,000万のブロガーがいてブログ記事の言語別では英語39%、日本語31%、中国12%、西、伊、仏、独語各2~3%づつとか。英語、ロマンス系言語などは世界規模で理解し合えるのでしょうが、日本語、中国・韓国語...ほとんど世界からは、検索もされない謎の世界なのでしょうね。

このGOOGLEどうなっているのかの秘密は、こんどの1月21日(日)午後9時からのNHKスペシャル“グーグル革命の衝撃”で見てみましょう。
わが誕生日にあたり、皆様にせめて御礼をと思い書き始めましたが、遅筆ゆえ、せっかくの記録も日付が、すっかり変わってしまいました!


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新春は、箱根駅伝

2007-01-02 16:17:08 | テレビ・インターネット
新春は、箱根駅伝・「東京箱根間往復大学駅伝競走」。ことしで第83回にもなるのか。(箱根駅伝公式Webサイト。
本日1月2日は往路・1区から5区まで108.0km。小田原から芦ノ湖までの最終5区の23.4km、4人抜きの今井正人主将の走りで、1区出遅れヒヤッとした順天堂大学が最終区でゴボウヌキ、往路優勝を飾った。最後のがんばりも、ほんとにいい顔だ。

今井君は2年のとき、このタフな5区で11人抜き、去年5人、4年生で最後の今年は4人抜いて順位をひっくり返した。小柄だが腿の筋肉ときれいな体型、揺れのない前傾フォーム、腰は少し高いが接地・着地が早いのでタン・タン・タンと地面に足を置いて疲労しない走り、とか。小田原からの標高差が八百数十m、彼は上りに強い「山登りの神様」と呼ばれているようだ。
福島の原町高出身、他校をつぎつぎ抜いていくが、抜かれるほうも一関学院・仙台育英出と、東北人としては複雑な感じ。順天堂大チーム、往路優勝インタビューでは皆話しっぷりも堂にいったもの、さすがテレビ・映像世代の若者たちだなあ。なによりも「箱根を走った」、この思いだけでもこれからの長距離の人生を乗り切ってゆけるだろう。

最近の学生は体力に最後の余裕があって、タスキをつないでもあまり倒れ込まなくなった。やっと渡して責任果たし崩れ落ちたり、時間制限のオーバーでがっくりするのを見ると、なんとも辛い。団体戦の良し悪しではある。

以前日本テレビの箱根駅伝ディレクタの話を聞いたことがあった。俯瞰カメラの設置ポイントやらのご苦労あったみたいだが、最近の映像は車載カメラから上位走者だけを撮りすぎかなとも思う。それよりも、民放のアナはよけいなことをしゃべりすぎる。懸命に走っているのを見て、何も言葉が言えなくなることはないのだろうか?(仕事でやるだけだから、本当に感激して涙が出たりしてはならないということなのか?これが、空虚な饒舌・絶叫調の作り声につながる。そんな音声で「感激」するほど、視聴者はバカではないのだ!)

うるさい時は、パソコン上のテレビ放送は音だけを消して、「Google Earth 」「Google Map」を見て遊んでいた。箱根のダラダラ坂上る道もクネクネ、地図で表現できる道路は、実はデフォルメされた記号みたいなもの。2万5千分の一の地図なら、1ミリの幅で描かれた道路は、幅員25メートルの大通り!?

1963年プレオリンピック、仙台・宮城野原のサブトラックで1万メートル競走の前、スポーツ刈りランニングシャツのランナーが黙々と一人でアップをしていた。翌年の東京五輪でマラソン銅メダルをとった円谷幸吉だった。その後「...お父様、お母様、幸吉はもう走れません...」との遺書を残して命を絶った。
彼は誰のために走ったのだろう。無責任な、マスコミと周囲のため?長距離走者の孤独...

ボクは、この五輪の聖火リレーの伴走者をやった。雨模様だった本番の日は、聖火を持った高校生のお兄さんが火を消さないように急ぎすぎ独走態勢!?に入ってしまった。必死についていったが中学生の僕らはずいぶん引き離されて、伴走者に見えなかったかもしれない。リレーで次にツツガナク繋ぐというのは、実に大変なことなのだ。
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サンタの宝探しin Google Earth

2006-12-20 00:28:48 | テレビ・インターネット
こんにちわ~。よいこのブログみなさん、準備はイイかな?サンタさんがGoogle Earthのどっかに、プレゼントの貴重なたからものを隠しましたよ~。
12月12日からクリスマスイヴまで毎日、サンタさんが北極事務所から現れて、Google Earthの地球の上のおもちゃの隠し場所に案内しますよ~。

題して「Santa's Toy Hunt and Santa Tracker in Google Earth.」
ソフトと動かし方はこのサイトにありますよ。「Google Earth」は、みな、もう持ってるかな?サンタさんが動く版でやってね。

「Google Earth」がちゃんとあれば、あとは「 Santa Tracker と Toy Hunt file」をダウンロード。左にあるプレゼントの絵をクリックするのが早いかな!?
今日までで、もう8つ見つかってますよ~、24日まで、あといくつ?

・ぞうサンとネコちゃんの絵の包み紙は、アメリカの...
・青いハコに何入ってるのかなあ、ぐるっと回して上から覗いてみる、ここどこかな
・赤いプレゼントとお人形は?
・クマちゃんとニモみたいなぬいぐるみ、ここは?

さーて、今日のプレゼント「ロボット」(これが噂のGoogleロボット!?)
ヒントも出ますネ!794ねんから1868ねんまでエムペラーのいたトコロにあるよ、どこでしょう??


************
プレイモービル クリスマス トナカイのソリとサンタ 3604

アガツマ

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「Google Earth」で古地図

2006-12-10 19:56:08 | テレビ・インターネット
先月からGoogleの衛星画像地図ソフト「Google Earth」で、古地図も表示できるようになったというので、遅ればせながらやってみた。「Google Earth」では、今の実映像に重ねて16種の古地図が見られる、という。
どんなものかいな?インターネット上での記事でみると、面白そう...

「米Googleは13日、3D衛星画像地図ソフト「Google Earth」に4つの特集コンテンツを追加したと発表した。これまでもディスカバリーチャンネルや国連環境計画などの特集コンテンツが提供されていたが、さらに多くの教育的情報が追加されることになる。
 追加されたコンテンツの1つは、古くは17世紀にまでさかのぼる古地図を集めた『David Rumsey』コレクション。David Rumsey氏は地図収集家として著名な人物だ。このコンテンツでは、1680年から1892年までに世界各地が描かれた16種類の歴史的地図をGoogle Earthの現在の状況と重ね合わせて見られる。カッシーニが1790年に描いた地球、1787年に描かれたアフリカの地図、1710年に描かれた日本と中国を含むアジア地域の地図も含まれている。この地図を見ることにより人々の地理的な認識が時間とともにどのように変化していったかを観察することができる。 」

(見るには?:[Google Earth]R-4β版は当然要りますね、上記機能は日本語では不可なので「英語」環境にする。Windowsでは、[Google Earth]メニューバーのツール→オプション→「全体」にて「言語設定」を「英語」に、そして「Google Earth」を2回起動すると、Layersパネルが現れFeatured Content→Rumsey Historical Mapsから古地図を選んでクリック...やってみよう!)

さて、実際に見てみると...まあ、古地図というのも面白いことは面白いが...日本ならば、どうせなら伊能さんの地図を重ねてみたいと思った。

1787年の南アメリカの地図ががほぼ正確なのは感心。それに比べ、1710年のアジアはなんとも形もなさない。都市の地図ではさすがに1843年・ロンドンは精密、1836年・ニューヨーク、1853年・サンフランシスコは一部地域の断片のみ、1680年の江戸の地図は伊能以前なので残念だが、同時代のヨーロッパの首都なみの精度と思われた。
1790年の全世界「World Globe」、このころにはわが人類はほとんど正確に5大陸の位置関係で地球を把握したことが分かる。

1800年代初期の時期に、一国の全図について「伊能地図」のような正確な地図財産を有した国はあったのだろうか。1年前、伊能忠敬研究会の渡辺一郎さんが掘り起こされた伊能忠敬の中図、大図と事跡の話を書いた。日本全図の最終的な完成図「大日本沿海輿地全図」の完成・幕府提出は、忠敬の死後3年余の1821年に成り、以降百数十年の命を有し日本の地図の基本になっていた。

さて、Google3D画像表示というのも...わが家付近は1軒分ずれている。なんでだろう?気楽に遊んでいるうちはいいが...なんでも本当の役に立つためには隠れた努力がいるのだなあ。

月初めまでしっかりしていた老母の言動も、先週急に時間と空間を飛び超えはじめ、こんなことをして遊んでいる状況ではなくなった。あしたも病院に...
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「地デジ」準備完了

2006-12-01 00:28:04 | テレビ・インターネット

いよいよ12月。数日前のオフィス近くの公園は落葉樹が最後の華やぎ。
きょう2006.12.1で、全国47都道府県で地上デジタル放送が視聴できるようになった。受信可能世帯数は全国4000万世帯、全体の84%をカバーできているとか。

十数年前できたわが新興団地は、テレビ視聴は「共同視聴・CATV施設」。住民1千世帯の管理組合で運営、ボクも長年役員をやっている。
TV放送の再送信のほかに町内の子供の行事やお年寄りの活動などの超ローカルな自主番組を自分たちでつくって3週間ごとのメニューで流す。

小高い山際など一部にテレビ難視聴区域あり、さらにアンテナ無しでの街並み美観確保のためだが、地上デジタル放送でも丘沿いの場所などで映らないところがあると判明した。対策案はいくつかあったが、最終的に地上デジタル波のUHF帯をスルーで各家庭まで再送信できるように770Mhz方式に改修しCATV施設と運営も継続することにした。
この春から本格的に準備開始、幹線ケーブルやアンプ取替の工事も先月10月末に完了、各家庭で普通の「地デジ対応」テレビさえつなげば映るようになった。理事メンバの調査勉強や組合員PR,コンセンサス形成など入れると数年がかりであった。

CATVは、衛星放送、多チャンネルペイテレビまでの取込みやインターネット用ライン共用などポテンシャルは大きいが、欲張らずに「地デジ」対応のミニマムサービスレベルの改修とし、付加的な機能は盛り込まないことにした。BSデジタルやペイテレビなどについては変換機器が要る方式になることやNHK再送信の先行きも不明で、組合員のニーズも整合が取れない。BSは個別アンテナで別のほうが、電源・ケーブル障害時など災害時のリスク分散になろうし。

さて、「地デジ」とはなんだろう?
D-pa社団法人・地上デジタル放送推進協議会サイトによれば...)

「地上波のUHF帯を使用するデジタルテレビ放送。地上デジタル放送では、デジタルハイビジョンの高画質・高音質番組に加えて、双方向番組、高齢者や障害者にやさしい福祉番組、暮らしに役立つ最新情報番組などができる。
走行している電車やバス等に設置したテレビでも、チラツキがなくきれいに受信・視聴することが可能に。
放送局では自分のところの1チャンネルを分割して2~3番組の同時放送も可能、
携帯情報端末等では、簡易動画やデータ放送、音声放送を受信・視聴するサービスも開始されている。(通称:ワンセグ)
また、地域に密着した放送が行われるので、その地域にお住まいの視聴者のニーズに合った番組が提供される...」

いいことだらけにPR、推進団体だから、あたりまえか。地域に密着した放送?これは地デジとは直接関係ないなあ、まあ衛星放送よりはマシではあろうが、ローカル局ががんばれば!?

テレビ放送もアナログ放送開始からすでに50年、新しいサービスができる将来見据えた方式への移行は必須、ベースになるインフラ整備もきっちりやっておくことは大事だ。クルマでもケータイでもインターネットでも最初は反対や評論家的意見が多かった。ブレークして一気に変わったほうが安くつくのだ。
この街中の公園もボクが前いた会社が寄付して四十年、落ち着いた風情になった。
ボクらの時代には「デジタル」と公園ぐらいしか、後世に残す遺産がなかったのかも知れぬ。

*******************
ボクにもわかる地上デジタル

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「Goggles Flight Sim」 とは?

2006-09-20 22:22:33 | テレビ・インターネット
「Google Earth」が、スッゴイなんて感心したのが去年のいまごろ。

そのうち、「Mi piace la GOOGLE」 となり、だんだんGoogle 使った面白いソフト出てきた。

ローマ時代の武将アグリッパは、文字より地図で世界を見ていた。彼がパンテオン北東部に建てた「ヴィプサニウス回廊」の壁画には、彼が作らせた世界大地図があった。帝国各地の主要都市には色とりどりの貴石がはめこんであって、これはアウグストゥス公邸にもあり、二人はこれでローマの版図と政治を概観していたのでしょう。

さ~て、今夜は、楽しいもの見つけた。
こちらGoogle Mapsを使ったフライトシミュレータ「Goggles」!というのだ。

Googleが公開しているGoogle Mapsシステムから地図情報を利用して、アメリカのMark Caswell-Daniels さんが1週間でつくったゲーム。彼には一銭も入らない、エライ。ぼくにも入らない、エラクナイ。


Googleは、自社Webサービスへのアクセス方法を公開し、付加的価値を創造するサービスとしての可能性をひろげる...ということで、第三者にAPI(Application Programing Interface)を無料提供しはじめたのです。
ここの「GOOブログ」では、ちょっとやりずらいところあるのですよ...

作者からは、インターネットに入るあなたのホーム(トップの)ページをGoogleにしてくださいね...ということでした。

― Goggles Flight Sim v0.94 ―
a Flash 8.0 Google Maps flight simulator by Mark Caswell-Daniels

やってみる。ぶ~ん、ぶ~ん、矢印キーはバンクとダイブ。 
右旋回→、左旋回←、上昇↑、下降↓、ダダダダ スペースキーはファイア 
A,Zでスピード加・減速。どうやって終わるの、墜落?
ヒコーキがかわいい 旋回時はちゃんと尾翼が傾く。
ヒコーキのウスーイ影が地上に...こういうところがなんともニクイ!

まず、「select-location 」で、飛ぶ場所を選びましょう、まだ日本は東京だけね。月と火星も飛べます、すごいなあ。軟着陸しようとしたらクレータに墜ちた。
皇居上空から、ぶ~ん、ぶ~ん、ここには、墜落しないでね!

N.Y.をたって大西洋単独横断しようと思ったら、海で地図が切れて頭が真っ白になった!?
しょうがないので、パリをSELECTして、また飛んで、翼よこれがお昼のパリだ

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「プラネットアース」

2006-05-08 00:20:48 | テレビ・インターネット
NHKスペシャル プラネットアース 「生きている地球」をみた。
5月7日から10日までが第1集としての放映。NHKとBBCが5年かけて撮影、制作した自然ドキュメンタリである。うちのアナログ25インチでもあんなにすごいのだから、高精細でみたいなあ。まずは、地上デジタルにしないと、もう一歩だ。こういうものを見るインフラだ。地上デジタルみれるワンセグ・テレビチューナー付きケータイというのも映像・音質とも申し分なし、欲しいですねえ。

動く画像の迫力と、時間の経過も追った映像は大変すばらしい。このようなものを作って、伝えて、残す努力に敬意、情熱と根気、思想とお金と時間がいる制作。
ヘリコプタにぶら下げた無振動の望遠カメラで地上を追いかける。BBCのスタッフの表情もいいですね、なにか、いい映像を掴む底力が違うな!
なぜ、地球上にいろんな気候があるの?ドキュメンタリの中では、一言地軸の傾き、と言ってましたよ。
ボクの使っているインターネットでの番組情報ガイドEPG によれば、放映と内容は以下の通り。

≪放送時間≫
2006/05/07(日)21:00 ~ 22:00
05/08(月)~05/10(水)22:00 ~ 23:00

≪詳細情報≫
生命の神秘と美しさにあふれる地球の姿を最高のハイビジョン技術でとらえ、環境ごとに編集した映像を3シリーズ、計11回、第一集、「生きている地球」 南極から北極まで、ツンドラ地帯、温帯、熱帯に至るまで地球に多様な環境がある謎と、それぞれの場所で生きる生物達の姿。

5/7(日)・体感温度が氷点下60度ノルウェー北極圏の小さな島で暮らすホッキョクグマの親子。夏のツンドラ地帯でカリブーの群れを狙うオオカミの一群のハンティングを追跡。水を求めて砂漠を旅する象の大移動を追う。巨大サメとゴクラクチョウのダンス。
5/8(月)「天空の滝エンジェルフォール」山で生まれ、海にそそぐまでに多くの命をはぐくむ川の流れをたどる。地球最後の秘境と呼ばれる南米のギアナ高地からは、落差1千メートルにもなる世界一の滝、ピラニア大群5メートルのワニvs野牛ヌー潜水する猿
5/9(火)「洞窟未踏の地下世界」深さ400mの洞窟へダイビング
5/10(水)「巨大な砂嵐」砂漠に雪が降る?

さしずめ動く画像の「NATIONAL GEOGRAPHIC」といったところ。この雑誌もすばらしい。何年かはとってたが手元にあると安心してツンドク、で、最近は古本でいいもの見つけたときだけ。(付録は、ないけど)

**************
National Geographic the Wildlife Photographs

Natl Geographic Society

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サンタさん追跡!

2005-12-25 12:56:19 | テレビ・インターネット
 
昨日ご紹介した「Christmas Box」サイトに、
<Yes, VIRGINIA>というお話ありましたね。

1897年12月に8歳の少女バージニア・オハンロンちゃんがNYのサン新聞社に送った手紙『サンタクロースっているんでしょうか?』に、社説を書いていた58歳のフランシス・P・チャーチ記者は、目に見えないもの、心の大切さを語り、丁寧に答えてくれたのです。お二人ともとっくの昔に亡くなりましたが、お手紙とお答えの文はこれからもずっと何百年、何千年と残るでしょうね。
....Yes, VIRGINIA, there is a Santa Claus. He exists as certainly as love and generosity and devotion exist, and you know that they abound and give to your life its highest beauty and joy. ...

さて、現代は、サンタさんを追跡するハイテクシステム。
「NORAD TRACS SANTA」 http://www.noradsanta.org/
NORAD(ノーラッド)は1958年創設、アメリカ合衆国とカナダの航空宇宙領域の防衛を担当する二国軍隊組織。カナダとアメリカ両国に対して発射されるミサイル攻撃や空襲の危険を警告、北米空域の防衛。

このNORADが、レーダー、サテライト、サンタカムやジェット戦闘機と四つのハイテク・システムを使い、サンタさんを追跡!!

1)北警告レーダーシステムは、カナダの北側とアラスカ47ケ所に設置。ノーラッドは、クリスマスイヴに北極を出発しようとしているサンタクロースの動きにレーダーの照準を絞る。 そして、サンタさんが出発したのをレーダーが捉えた瞬間、追跡開始!

2)ルドルフの鼻は、ミサイルが発射されるときに放出するものに似た赤外線を放っているので、地球の上空22,300マイルにある地球静止軌道サテライトは、問題無くルドルフの真っ赤な鼻を感知。

3)ハイテクデジカメ・サンタカム。
世界中の多くの場所にあらかじめ設置され年に一度だけクリスマスイヴに使用。サンタさんがアメリカに入ってくる約一時間前に高速度デジタルカメラでサンタさんとトナカイ達の画像を捕らえすぐに世界中の人達が見れるようにウェブサイトに画像をロード。

4)つぎに、ジェット戦闘機で誘導。
CF-18を飛ばすカナダのノーラッド戦闘機パイロットがニューファンドランドを飛び立ちサンタさんと接触、北米へやってきたサンタさんを歓迎、カナダの各地を回る一方、アメリカのパイロットがF-15やF-16戦闘機に乗って、サンタさんとダッシャー、ダンサー、プランサー、ヴィクセン、コメット、キューピッド、ダナー、ブリッツェンやルドルフなど有名なトナカイ達と一緒に、スリル溢れる飛行を楽しむ。カナダとアメリカの約12機の戦闘機にもサンタカムが装備されている!
 
...「日本に来たサンタさんは富士山のあたりで、新幹線を百倍の速度で追い抜いてゆきました」..NORAD追跡システムがお知らせしました...
 
昨日のテレビでは、サンタのおじさんの源になった聖ニコラウスの顔の復元。南イタリア・バリの守護聖人、12月6日祝日。
ヨーロッパのクリスマス紀行もやっていたなあ。トスカーナでは、
Tu scendi dalle stelle O Re del Cielo 
e vieni in una grotta al freddo e al gelo  ...


今年はサンタさんからは、今どきあまりみかけないバタークリームのケーキが贈り物でした。

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「分解写真」

2005-11-23 18:44:50 | テレビ・インターネット
 
「分解写真」のこと、氣楽亭さんのサイトで思いだしました。たいていは大相撲で。 モノクロの写真画像が、カッ、カッ、カッ、カッ、カッ、と超スローに動く。
 鏡里、栃錦、若乃花、朝汐、北の洋、潜航艇岩風、福島出身リャンコの信夫山、吊り出しィ~明武谷と。覚えているのは、メンコの写真や変わった技の力士たちのしこ名。

のんびりした昭和30年代、水入りの一番も今より多かったような...
ほんとに水なんか飲んで、待った入った同じ状態から、バシッと再開!行司さん食い入るように足の位置など、覚えておくのに必死。ほんとに、この位置と組み手だったかは、ビデオないので誰もわからず!

「分解写真」、60年代に入って「ビデオ」となって消えてしまいましたね。ゲンちゃんのボール遊びも、考えてみれば分解写真の一種の応用。

ということで、本日、大相撲「分解写真」を作ってみましたが...
昨日の朝青龍と安馬の一戦が題材。
背中から抱き上げて決まり手「送り吊り出し」 これモンゴル相撲?

ビデオはパソコンで簡単にモノクロで見れたが、技術とツール不足で分解写真は白黒にうまく変換ならず面倒に!
カラー版で一応完成、やはりモノトーンでないとなあ...
作品の出来?個人で楽しむだけ、(面白くない)権利擁護の時代。

解説玉の海梅吉、向こう正面神風さん、実況は北出アナ... 
これが大相撲実況中継でした。
昭和38年9月場所、3場所全休のあと再起をかけた柏戸、大鵬との千秋楽全勝対決。解説玉の海さんは、つい「柏戸に勝たせたいねえ」と言ってしまったんだって!
そして...柏戸! 「ヒョー ショー ジョーッ !」    

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いいことBLOG!

2005-11-12 12:06:58 | テレビ・インターネット
朝の散歩道、おっと、紅葉がきれい。
カメラ取りに戻って散歩のやり直し。
風に舞う落ち葉をゲンちゃんは追っかけて...
こっちこい、Vieni qui !

じつはひとマネ、自分とオリジナリティ、絵ゴコロがないとなあ!
絵が好きな、11月11日生まれの娘に期待、ひざ掛けプレゼント。
(テイオー切開のため、覚えやすい誕生日に決めてやったノダ!)

なんともたのしいブログ、面白くて半年分を一気に読まさせてもらった。
毎日のできごと、線一本のイラスト、タイトルの選ばれた言葉、まわりのかたがた、どれもこれも、ホントにいい。気持ちが豊かになりますね。
<ほほ笑み贈りたい> 「いいこと絵日記」http://rimo-post.ameblo.jp
宮城県立こども病院案内板イラストを描いた森さんのブログ。
医療施設のお仕事のかたわら、こども病院、仙台医療秘書福祉専門学校、仙台メディアテークのパンフのイラストも手掛けたとか。
(2005.11.10河北新報夕刊より)

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「Google Earth」

2005-11-02 00:14:01 | テレビ・インターネット
すっごい面白いソフトですねえ!!
「Google Earth」 http://earth.google.com
若いひとたちが見ていた。
帰って早速フリーの部分。ダウンロード。フレッツ光、ときに80Mbps! あっという間。

おお!指先一つで地球がくるくる回せる。
都市名Serch、ローマ、コロッセウムも見える!
たいがいの国の首都には、あなたは着陸できます!

地球を宇宙から丸ごと見て、ずーと舞い降りれば、
場所によりけりだが、N.Y.では、クルマも人までも見えた。
グランドキャ二オン、マウスでコネコネすると、超リアル、高所恐怖症、こわい!
日本海溝がブキミに沈みこんでいて、クリクリもぐっていったら真っ青になり真っ暗!

宇宙空間からあなたのご近所まで舞い降りる。
地方都市郊外のわが町は直接検索は無理!
自分でねらいをつけてと。ググググっと。
サッカー場、小学校らしき白いところの近く!

ポイント地点の緯度・経度、標高まで出るし、なんともすごいなあ。
もう、寝ないと!
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