郵送されてきた大学案内を読むと「放送大学」は、
学校教育法を法的根拠として設置されていること
大学設置基準同様、4年以上在学し124単位以上取得しなければならないこと
卒業すれば学士(教養)の学位が取得できること
などまぎれもない「大学」であるということがわかりました。
学習システムは、印刷教材をもとにテレビ・ラジオで講義が行われる「放送授業」と担当教員から直接授業を受ける「面接授業」いわゆるスクーリングに分かれます。一般の通信制大学では124単位のうち30単位以上を面接授業で取得しなければなりませんが、放送大学では
双方向ではないものの対面(メディア)による授業が行われること
一般放送局(主にNHK)ではなく専用の放送局を有していること
などから、面接授業による単位取得は20単位で良いなど働きながら学ぶ者にとっては非常に学習しやすいシステムでした。
ところが、ところがです。その放送授業は、テレビは当時のUHF局、ラジオはFM局で放送されており、電波は東京タワーから発信されていたため受信できる範囲は東京(首都圏)に限られていたのです。それでは電波の届かない地方の人間はどうすれば良いのか。それは学籍のみを首都圏の学習センターに置き、授業は各都道府県に設置されていた「ビデオ学習センター」というところに行き、ビデオテープ・カセットテープで視聴しなければならなかったのです(今の若い人はビデオとかカセットって知っていますか?)。1科目15回で2単位を取得する放送授業を視聴するためには、ビデオ学習センターにかなりの日数通わなければならないのです。これってほぼ夜間(Ⅱ部)大学です。日本国憲法で保障された「法の下の平等」も首都圏に限られていました。2度目の「挫折」です。 つづく
学校教育法を法的根拠として設置されていること
大学設置基準同様、4年以上在学し124単位以上取得しなければならないこと
卒業すれば学士(教養)の学位が取得できること
などまぎれもない「大学」であるということがわかりました。
学習システムは、印刷教材をもとにテレビ・ラジオで講義が行われる「放送授業」と担当教員から直接授業を受ける「面接授業」いわゆるスクーリングに分かれます。一般の通信制大学では124単位のうち30単位以上を面接授業で取得しなければなりませんが、放送大学では
双方向ではないものの対面(メディア)による授業が行われること
一般放送局(主にNHK)ではなく専用の放送局を有していること
などから、面接授業による単位取得は20単位で良いなど働きながら学ぶ者にとっては非常に学習しやすいシステムでした。
ところが、ところがです。その放送授業は、テレビは当時のUHF局、ラジオはFM局で放送されており、電波は東京タワーから発信されていたため受信できる範囲は東京(首都圏)に限られていたのです。それでは電波の届かない地方の人間はどうすれば良いのか。それは学籍のみを首都圏の学習センターに置き、授業は各都道府県に設置されていた「ビデオ学習センター」というところに行き、ビデオテープ・カセットテープで視聴しなければならなかったのです(今の若い人はビデオとかカセットって知っていますか?)。1科目15回で2単位を取得する放送授業を視聴するためには、ビデオ学習センターにかなりの日数通わなければならないのです。これってほぼ夜間(Ⅱ部)大学です。日本国憲法で保障された「法の下の平等」も首都圏に限られていました。2度目の「挫折」です。 つづく