私のちっぽけな「味噌煮込みうどん」の記事に対して、とても温かなコメントをいただきました。
沫雪さん、じんさん、ありがとうございます。
お二人のお話を伺っていると、急に食べれそうな、いえいえ「味噌煮込みうどん」が好きになれそうな予感がしてきました
ちょうど昨日【CDジャーナル】にて連載されているバイオリニストの吉田恭子さんのコラム「音の向こう側」
コチラ を読んでいてフムフムというところがあったので重ねてご紹介します。
恭子さんはクラシックのバイオリニストです。
その方が、「クラシック音楽の楽しみ方」を教えてくれて、優しくクラッシクの世界へナビゲートしてくれるコラムなんですが、毎回
目からウロコのビックリするような切り口がとっても楽しいです。
第6回のコラムの中に『背景を知ると、それがきっかけで見方が変わって、作品をずっと身近に感じられることも多い。少しだけ掘りさげて知ることによって、何かしら自分と重なる部分が見えてくる。美術も音楽も、何かそういうきっかけがないと、ただ強制的に見たり聴いたりさせられるのはつらいものです。』
こ~んな素敵な文章と私の「味噌煮込みうどん」を一緒にするのは、とても強引で失礼かなとも思うのですが・・・
でもね、そもそも私が「味噌煮込み」を食べてみようと思ったのは、大好きな細坪さんが「美味すぃ~」って食べていたのがきっかけだったのよ。
そんでもって、沫雪さんの「小さい時から食べてましたよ。でも、私はそんなに硬くないのを食べてたよ。」とか、
じんさんが教えてくださった「麺の固さは選べますよ、味も濃かったらダシで薄めてもらえますよ」とか。
それから総本家と本店の違いとか・・・いきさつとか。
こんな風に声をかけていただかなかったら、「名古屋名物を食す」という強迫観念みたいなものに縛られて、たぶんそれだけでツライ味になっていたような気がします。
食べ物って、それ自体の味ももちろんありますが、それを食べた時の雰囲気や体験も美味しさに大きく関わっているように思います。
今度「味噌煮込み」を前にした時、今まではあの色を見ただけで尻込みしていたけど、沫雪さんやじんさんのことを思い出すと、今までとは全然違う印象になりそうだし、あったかな優しい味になりそうです。
でも、これに似た様な経験は昔からしてたような・・・ちょっと思い出してみますね
一番古い話はラーメンです。私の小さい時は
銭湯へ通っていました。
その
お風呂屋さんの隣にあった小さなラーメン屋さんが私の一番好きなラーメンです。
「糸末」といって、体の小さなおばさんが一人で切り盛りしていました。
銭湯へ行くのは面倒でキライだったのですが、帰りに「糸末」で
を食べるのが嬉しくって
でも、その銭湯が取り壊されることになって、ラーメン屋さんもたたんでしまいました
10年後くらいに、映画館のところに「糸末」があると聞いて食べに行きましたが、アレ~、なんか味が違う~
私にとっては、家族で銭湯に行って、その帰りに家族でラーメンを食べる、というのが味にプラスされていたようです。
仙台へ転勤した時。仙台といえば
牛タン
お肉が苦手な私は牛タンはパスしてきました。
それからサメも食べれませんでした。
ドンコは苦手なままです。
ところがですね、仙台の芋煮会を通して、それまでキライだった里芋が食べれるようになったんですよ~
カキフライを食べれるようになったのも仙台です。(お隣の人が揚げ立てをくれたの~)
盛岡に転勤した時。
友達がよく「雁月」という蒸し菓子を作ってくれました。
おかしいなぁ~、岐阜で鬼まんじゅうを食べたとき、あのねっとりした食感が苦手だったのに~。
雁月と材料も作り方もほとんど同じなんですよ
それなのに、なぜ雁月は今でも時々食べたくなるのに、鬼まんじゅうは駄目なんだろう
大阪時代は長かったので、また別の機会にしますね。
モチロン自分の足で見つけた味は、とっても貴重ですが、こうして私のココロに刻まれた味にはみんなエピソードがふんだんにあって、人と人のコミュニケーション、人のぬくもりみたいのが欠かせない隠し味になっています。
オフクロの味が美味しいというのに少々疑問なのですが、私個人の問題かもしれないけど(私=母ちゃん)
湯気や音や匂いで、色々なことがフッと思い出されるって感覚ってありますよねぇ~。
そんなことを考えると、老舗と呼ばれているお店が「味を守り抜いてくれている」というのは、なんとも有難いことだとつくづく思います。
コメダ珈琲店のシロノワールも写真だけ見てギョッ
となっていたんですが、沫雪さんが「みんなでワイワイ~~~」と教えてくださったので、まさに目からウロコ~です。
それに生クリームではなくソフトクリームだっておしえてくれたし
食べるときの情景を変化させてみるだけで、その食べ物の印象がかなり違います。
その土地の人には、いちいち説明しなくても当たり前のことが、意外と敷居を高くしたり、大きなカルチャーショックだったりするんですよ
最近、加齢と共に益々観念が固定化されてきているんですが、イカンイカンこのままじゃ。
自分の方から美味しい物を避けていたら駄目じゃないか
引き篭り気味でお友達はいないのですが、こうしてブログを通して色々声を掛けてもらったりとか、なんだかなぁ~とっても幸せだじょー嬉しいじょー
沫雪さん、じんさん、ありがとうございます。
お二人のお話を伺っていると、急に食べれそうな、いえいえ「味噌煮込みうどん」が好きになれそうな予感がしてきました
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ちょうど昨日【CDジャーナル】にて連載されているバイオリニストの吉田恭子さんのコラム「音の向こう側」
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恭子さんはクラシックのバイオリニストです。
その方が、「クラシック音楽の楽しみ方」を教えてくれて、優しくクラッシクの世界へナビゲートしてくれるコラムなんですが、毎回
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第6回のコラムの中に『背景を知ると、それがきっかけで見方が変わって、作品をずっと身近に感じられることも多い。少しだけ掘りさげて知ることによって、何かしら自分と重なる部分が見えてくる。美術も音楽も、何かそういうきっかけがないと、ただ強制的に見たり聴いたりさせられるのはつらいものです。』
こ~んな素敵な文章と私の「味噌煮込みうどん」を一緒にするのは、とても強引で失礼かなとも思うのですが・・・
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でもね、そもそも私が「味噌煮込み」を食べてみようと思ったのは、大好きな細坪さんが「美味すぃ~」って食べていたのがきっかけだったのよ。
そんでもって、沫雪さんの「小さい時から食べてましたよ。でも、私はそんなに硬くないのを食べてたよ。」とか、
じんさんが教えてくださった「麺の固さは選べますよ、味も濃かったらダシで薄めてもらえますよ」とか。
それから総本家と本店の違いとか・・・いきさつとか。
こんな風に声をかけていただかなかったら、「名古屋名物を食す」という強迫観念みたいなものに縛られて、たぶんそれだけでツライ味になっていたような気がします。
食べ物って、それ自体の味ももちろんありますが、それを食べた時の雰囲気や体験も美味しさに大きく関わっているように思います。
今度「味噌煮込み」を前にした時、今まではあの色を見ただけで尻込みしていたけど、沫雪さんやじんさんのことを思い出すと、今までとは全然違う印象になりそうだし、あったかな優しい味になりそうです。
でも、これに似た様な経験は昔からしてたような・・・ちょっと思い出してみますね
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その
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「糸末」といって、体の小さなおばさんが一人で切り盛りしていました。
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でも、その銭湯が取り壊されることになって、ラーメン屋さんもたたんでしまいました
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10年後くらいに、映画館のところに「糸末」があると聞いて食べに行きましたが、アレ~、なんか味が違う~
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私にとっては、家族で銭湯に行って、その帰りに家族でラーメンを食べる、というのが味にプラスされていたようです。
仙台へ転勤した時。仙台といえば
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お肉が苦手な私は牛タンはパスしてきました。
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ドンコは苦手なままです。
ところがですね、仙台の芋煮会を通して、それまでキライだった里芋が食べれるようになったんですよ~
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カキフライを食べれるようになったのも仙台です。(お隣の人が揚げ立てをくれたの~)
盛岡に転勤した時。
友達がよく「雁月」という蒸し菓子を作ってくれました。
おかしいなぁ~、岐阜で鬼まんじゅうを食べたとき、あのねっとりした食感が苦手だったのに~。
雁月と材料も作り方もほとんど同じなんですよ
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それなのに、なぜ雁月は今でも時々食べたくなるのに、鬼まんじゅうは駄目なんだろう
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大阪時代は長かったので、また別の機会にしますね。
モチロン自分の足で見つけた味は、とっても貴重ですが、こうして私のココロに刻まれた味にはみんなエピソードがふんだんにあって、人と人のコミュニケーション、人のぬくもりみたいのが欠かせない隠し味になっています。
オフクロの味が美味しいというのに少々疑問なのですが、私個人の問題かもしれないけど(私=母ちゃん)
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湯気や音や匂いで、色々なことがフッと思い出されるって感覚ってありますよねぇ~。
そんなことを考えると、老舗と呼ばれているお店が「味を守り抜いてくれている」というのは、なんとも有難いことだとつくづく思います。
コメダ珈琲店のシロノワールも写真だけ見てギョッ
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それに生クリームではなくソフトクリームだっておしえてくれたし
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食べるときの情景を変化させてみるだけで、その食べ物の印象がかなり違います。
その土地の人には、いちいち説明しなくても当たり前のことが、意外と敷居を高くしたり、大きなカルチャーショックだったりするんですよ
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最近、加齢と共に益々観念が固定化されてきているんですが、イカンイカンこのままじゃ。
自分の方から美味しい物を避けていたら駄目じゃないか
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引き篭り気味でお友達はいないのですが、こうしてブログを通して色々声を掛けてもらったりとか、なんだかなぁ~とっても幸せだじょー嬉しいじょー
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