大門をくぐって、次は高野山の壇上伽藍エリアと呼ばれている所へ
高野山のポスターで、こんな朱色の塔を見たことありませんか?
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そう、これが高野山のシンボル的な根本大塔です
この大塔は、お大師さまがこの大塔を真言密教の根本道場におけるシンボルとして建立されたので、根本大塔(こんぽんだいとう)
中央に本尊は胎蔵大日如来、周りには金剛界の四仏(しぶつ)が取り囲んでいます
まわりの16本の柱には十六大菩薩(じゅうろくだいぼさつ)が描かれ、四隅の壁には密教を伝えた八祖(はっそ)像が描かれています
堂内そのものが立体曼荼羅(まんだら)を表しています
高野山に行かれた折は、是非とも内陣までけんがくされることを薦めますわ
息を飲む美しさです。美しさだけではなく、心のずーっと奥深くに何かが響いてくるような気がします
大塔をはじめとするこの伽藍は、空海さんが真っ先に整備、着手した場所で、【胎蔵曼荼羅】の世界を表しているといわれているそうです
密教思想に基づく塔やお堂が並んでいます
伽藍とは、梵語の音訳で、本来「僧侶が集い修行する閑静清浄な所」という意味だそうです
蓮池にいた亀さん 首がなっがーーーい
本来は、中門からはいるのですが、中門は工事中でした
1843年の火事で焼失されて以来、初めての再建だそうですよ。完成が楽しみですね
ぐるりと回って、蛇腹道から伽藍へ入ります。
東塔と大会堂です
1848年のもの。古い建物の中に、厳かなものを感じます。
大塔の鐘 1日5回、計108の鐘の音が響くそうです。
毎日午前4時、午後1時、午後5時、午後9時、午後11時に鐘が突かれてるそうです
私たちが耳にしたのは、午後1時の鐘だったようで、ちょうど伽藍へ向かう途中でした。欲をいえば、鐘をついているところを見たかったです
この鐘の名前は、「高野四郎」 鐘に名前があるのが、面白いですね
直径2.12m、重さ約6トンの大鐘で、日本で4番目に大きな鐘だったので、「高野四郎」と呼ばれるようになったんですってよ
御影堂と准胝堂
御影堂は、高野山でも重要な聖域だそうです。年に1度だけ、参拝の人々も奉拝できそうです
深い軒には、吊燈籠が、とっても綺麗でした
蛇腹道
壇上伽藍を龍の頭とすると、この辺りがちょうど龍のお腹になるので、蛇腹道だそうです
蛇腹道を覆うもみじの青さが清々しいです。青もみじは、このことですね