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気まぐれ日記。

天皇賞・春の回顧(まとめ)

2010-05-03 11:02:27 | 競馬
ジャガーメイルが先に抜け出して押し切りを計るマイネルキッツをゴール間際に
きっちり捕らえて勝利。
初の重賞勝ちをG1の舞台で達成。
元々、実力は高く評価されていた馬だけに、ここでは地力上位の1頭。
終わってみれば、地力勝ちといったところか。

また、最初の1000mこそ速めのペースだったが、中間の1000mが中だるみ。
高速馬場といわれる今開催の軽い馬場ではある意味楽な流れで、息の入りやすく、
あまりスタミナ勝負にならなかった部分もジャガーメイルにはプラスだったか。

マイネルキッツは、スピード勝負が予想されることを察しての先行策。
爆発的な瞬発力はないだけに早めのロングスパートだったが、ジャガーメイルに
33秒台の脚を使われて2着になったが、力は出しているだろう。

1番人気で6着惨敗となったフォゲッタブルは、ゲートで暴れる仕草。
そしてスタートで出遅れ。
そのあと、中段に付けることは出来たが、結果的にはゲート入りからスタート出遅れの時点で
勝負の流れとして、終わっていた感じ。
流れもこの馬には遅すぎで、スタミナ勝負にならなかった。

また、元々、阪神大賞典を使う予定だったのを回避。
陣営は使い詰めだったし、馬を休めさせるためと、体調面に不安は口にしなかったが、
ローテーション的に天皇賞・春のセオリーではなく、間隔が開いたのも少なからず影響しただろう。
もし休めるなら、ダイヤモンドSをパスして、阪神大賞典を使うのがベーシック。
天皇賞・春への向けての陣営の青写真が狂った部分はあったはず。


ということで今年もあまりレースレベルは高くない感じ。
一応、上位2頭は評価されても良いと思うが、3200mのG1らしい底力勝負にならないと、
3200mで行う意味がない。


まとめ
勝ち馬の条件
唯一残ったフォゲッタブルが惨敗。
結果的に前走が2月のダイヤモンドSと間隔が開いたのが響いた。
過去10年で、連対馬はすべて前走、3月以降のレースに出走していたし、
3着馬も含めても04年のシルクフェイマス以外は3月以降のレースに出走していた。
来年の勝ち馬の条件には付け加えよう。

1,2着のジャガーメイル、マイネルキッツはフォゲッタブルの相手候補の主力2頭。
この2頭は傾向どおりの好走と言える。


3着馬の条件
メイショウドンタクはノーマーク。
この馬はあまり来年以降のデータの参考にはしたくはないかな。。。
出ないと、何でもありになりそうだから。