シリアの空軍基地をミサイルで攻撃した米国が、シリアのアサド政権への圧力をさらに強化する姿勢を示している。シリアの対応次第で再び攻撃に踏み切る可能性を示唆したほか、追加の経済制裁を実施する方針も示した。一方、ロシアは米軍の攻撃に激しく反発。シリア軍も7日、イスラム過激派への空爆を再開、緊張が高まっている。国連安全保障理事会が7日(日本時間8日)開いた緊急会合で、ロシアのサフロンコフ次席大使は、攻撃について「明らかな国際法の違反であり、侵略行為だ」と強く非難した。これに対し、米国のヘイリー大使は、シリア軍の化学兵器使用を断定した上で、化学兵器使用の防止と抑止は「国家安全保障上、死活的な問題だ」と正当性を主張した。
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