米国のトランプ大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は27日夜、2回目の米朝首脳会談が開かれるベトナム・ハノイの高級ホテル「ソフィテル・レジェンド・メトロポール・ハノイ」に到着した。両氏は、通訳だけを同席させた1対1の会談に臨んだ後、双方の閣僚らを交えた夕食会に出席する予定だ。首脳会談は28日にも2日連続で開かれる予定で、北朝鮮の非核化を巡る具体策でどこまで合意できるかが焦点だ。
24日に投開票された沖縄県民投票は、辺野古の埋め立てへの「反対」が多数を占めた。海への土砂投入が進む中、辺野古問題について初めてのワンイシュー(一つの論点)の問いに、県民が示した明確な拒否。だが安倍政権は「無視」を決め込む構えで、玉城デニー知事との対立は続く。
沖縄県民投票は24日、投開票され、名護市辺野古沿岸部の埋め立てに「反対」の票が、昨年9月の知事選で玉城デニー氏が獲得した知事選最多得票を上回った。午後10時50分の時点で反対が72・78%を占めており、「辺野古NO」の強い民意が示された。
欧州でユダヤ人を狙った暴力や嫌がらせが増加している。少数派に対する敵意の高まりや排除の動きが背景にあるとみられる。仏社会学者のミシェル・ビビオルカ氏は、その背景として、貧困や格差の拡大を挙げ、「社会に対する怒りや不満を反ユダヤ主義と結びつけている」と分析する。
小惑星に着陸し、サンプルを持ち帰る世界初のミッションに成功した探査機「はやぶさ」の帰還から約9年。今回の着陸成功によって、小惑星探査の分野で、日本が世界をリードする技術水準にあることを示した。
探査機「はやぶさ2」が21日午後、小惑星「りゅうぐう」に降下を始めた。順調にいけば22日午前8時すぎに着陸し、岩石を回収して上空に戻る。地球から3億キロメートル以上も離れた小さな天体に世界がこれほどまでに注目するのか。その理由は「人類を含む生命がどこから来たのか」「次にどこへ向かうべきか」を知る手がかりが隠されているからだ。
トランプ米大統領は19日、ホワイトハウスで記者団に、今月27、28日にベトナム・ハノイで開かれる北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長との首脳会談について「(北朝鮮による)核実験がない限り、(非核化を)まったく急いでいない」と語り、北朝鮮の非核化に向けた具体的な日程や道筋を求めないことを示唆した。
ホンダは2022年までに英工場を閉鎖する。ホンダ関係者が明らかにした。販売低迷に加え、英国の欧州連合離脱が背中を押した。欧州の生産拠点はなくなり、従業員3500人は解雇する見通しだ。ホンダ以外の企業も一時的な生産休止にとどまらず中長期の体制見直しに動く可能性があり、現地では「英国経済への壊滅的な打撃」を懸念する声が出ている。
日米両政府はトランプ米大統領の訪日を5月26~28日の3日間を軸に調整し、内外に緊密な日米関係を印象づけようと狙う。皇太子さまが5月1日に新天皇に即位後、トランプ氏は初めて会見する国賓となる見通し。
トランプ米大統領が安倍晋三首相から北朝鮮問題でノーベル平和賞候補に推薦されたと明らかにしたことについて、首相が米政府から非公式に依頼を受け、昨秋ごろノーベル賞関係者にトランプ氏を推薦したことが16日、日本政府関係者への取材でわかった。
トランプ米大統領は15日の記者会見で、安倍晋三首相から、トランプ氏をノーベル平和賞に推薦したとするノーベル賞委員会あての書簡の写しを受け取ったと述べた。
米ホワイトハウスは十四日、トランプ大統領がメキシコ国境の壁建設のため、不法移民問題で国家非常事態を宣言すると明らかにした。米メディアによると、十五日に宣言を発令する見通し。与野党が合意した予算案はトランプ氏が署名して成立させる方針だが、大統領権限で建設費を増額する。壁建設に反対する野党民主党は法廷闘争を辞さない構えで、与野党の対立が先鋭化するのは確実だ。
韓国の文在寅大統領は15日、大統領府で開かれた国家情報機関・検察・警察改革戦略会議で演説し、「今年、我々は日帝時代を経てゆがめられた権力機関の影から完全に脱する元年にしないといけない」と述べた。韓国の現在の権力機関が抱える問題点は日本統治時代に起因すると指摘したもので、日本側を刺激する可能性がある。
中国に住むトルコ系の少数民族ウイグル族に対する人権侵害が指摘されている問題で、トルコと中国の両政府が互いを非難し合っている。トルコが「中国の組織的な同化政策は人類の恥」と批判すると、中国は「偏りなく中国の政策を理解してほしい」と反発。双方とも相手国との経済関係を考慮しつつ、世論を意識した対応を続けている。
東京都は13日、保護者による体罰や暴言の禁止、児童相談所間で的確な引き継ぎを実施することなどを盛り込んだ子どもへの虐待防止条例案を公表した。都によると、保護者の体罰を禁止する規定は都道府県で初めて。20日開会の都議会定例会に提案する。昨年3月、両親から虐待を受けた目黒区の船戸結愛ちゃん=当時(5)=が死亡した事件を受け、都は条例策定を決定。