新型コロナウイルスに感染し、闘病していたコメディアンの志村けんさんが29日午後11時10分、肺炎のため東京都内の病院で死去した。70歳だった。告別式は近親者で行う。
米国が新型コロナウイルスの感染者数で中国を抜き世界最多となった同じ日に、2兆ドルという空前の巨額にのぼる経済対策が成立した。「魔法のように消えてなくなる」。先月までトランプ米大統領はコロナ危機を完全に軽視していた。
首都圏を中心に不要不急の外出自粛が要請された28日、国内で1日の新型コロナウイルスの感染者数が初めて200人を超えた。前日の27日に初めて100人を超えたばかりだった。
イタリア政府は27日、新型コロナウイルスの感染者が8万6498人に達したと発表した。米国に続いて中国政府発表の感染者数を抜いた。死者数は9134人で世界最多となっている。
日本一の歓楽街から、会社勤めの酔客が消えた。「夜間の外出は自粛してほしい」。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、東京都の小池百合子知事が会見で訴えた翌日、新宿・歌舞伎町は普段より人影も少なかった。
加藤厚生労働相は26日昼、安倍首相に対して新型コロナウイルス感染症の「蔓延の恐れが高い」と報告した。政府はこれに伴い、感染拡大の対策強化として改正新型インフルエンザ対策特別措置法に基づく対策本部を同日中に設置する。
小池百合子知事は25日夜、緊急の記者会見を開き、新型コロナウイルスの感染者が新たに41人確認されたと発表した。これまで都内での感染確認は24日の17人が最多だったが、大きく増えた。感染拡大防止に向け、小池知事は都民に対し、平日の26、27日、今週末については不要不急の外出を自粛するよう要請した。
2020年東京五輪・パラリンピック大会組織委員会が、東京五輪の延期について1年後に絞って検討していることが24日、関係者への取材で分かった。年内の延期では新型コロナウイルスの感染収束が見通せず、2年後では選手への影響が大きいと判断している。
萩生田文部科学相は23日午前、新型コロナウイルスの感染拡大で休校している全国の小中高校などは原則、新学期から再開されるとの見通しを示した。再開に向けた指針を24日に公表する。参院予算委員会で表明した。
イタリア政府は21日、新型コロナウイルス感染による死者が4825人になったと発表した。20日より793人増え、1日の死者数は2日連続で過去最多となった。
東京オリンピック(五輪)の「中止」は考えていないが、IOC会長が「複数のシナリオ」を認めた。国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長が米紙で「延期」を示唆した。これまで封印してきた「延期論」を本格的に検討し、追加負担の規模や選手の健康面など、想定される事態や課題を示すべき局面に来ている。
新型コロナウイルスの感染者が急増しないよう、大阪と兵庫の行き来を自粛してほしい――。19日、両府県の知事が相次いで打ち出した要請に疑問や戸惑いが広がった。
米国務省は19日、新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、すべての外国への渡航を中止するよう米国人に勧告した。これまでは中国など感染者が多い国・地域を対象にしてきたが、全世界に広げる。
中国国家衛生健康委員会は19日、新型コロナウイルスの感染拡大の発端となった武漢市を含む湖北省の新規感染者数が、18日は「ゼロ」だったと発表した。同省で新たな感染者が一人も確認されなかった日は、同委が全国集計の発表を始めた1月21日以降で初めて。