労働組合の連合は、東京の代々木公園で労働者の祭典「メーデー」の中央大会を開き、労働者派遣法の改正などに反対する姿勢を示した。連合・古賀伸明会長「生涯派遣で低賃金を招く改正案に、連合は断固反対します。働く者の力を結集し、労働者保護ルールの改悪の流れにストップをかけなければなりません」 メーデーの中央大会で連合の古賀会長は、政府が目指す労働者派遣法の改正や年収1075万円以上の専門職を対象にした、いわゆる残業代ゼロ法案などを批判した。連合はまた、従業員を酷使するいわゆるブラック企業対策として、労働者が集まって企業と交渉する「労働組合」が必要だと強調した。
東京都は28日、来年11月に豊洲新市場と同時開場予定の集客施設「千客万来施設」の建設・運営を担当してきた大手すしチェーンが撤退したと発表した。2社で担当する予定だったが、もう1社の「大和ハウス工業」(大阪市)も撤退を決めており、計画は白紙になった。都は事業者を再募集する。都によると、28日に撤退の意向を伝えてきたのは、「すしざんまい」を展開する「喜代村」。同社は借地料の減免などを求めてきたが、都は募集条件に反することなどを理由に応じなかったという。
米ホワイトハウスは27日、28日夜(日本時間29日午前)に開かれるオバマ大統領と安倍首相の公式夕食会のメニューを発表した。乾杯は、首相の地元・山口県の旭酒造が製造する日本酒「獺祭」の純米大吟醸で行う。メインは、「米国産和牛のテンダーロイン」。環太平洋経済連携協定(TPP)を巡る日米交渉の過程で牛肉の関税率は大幅な引き下げが固まっており、米側には「米国産和牛」をPRする狙いがありそうだ。デザートには、首相の姓に引っかけたのか、「安倍川餅」を取り入れた。
日本列島は27日、全国的に晴れて各地で気温が上昇した。気象庁によると、気温を観測する全国928地点中、約6割にあたる562地点で25度以上の夏日となった。さらにこのうち、全国最高の32.0度に達した福島県浪江町など、北日本(北海道、東北地方)を中心とした19地点で30度以上の真夏日になった。北海道で4月に真夏日となるのは1998年以来17年ぶりで、観測史上2回目。
韓国大統領府は27日、中南米歴訪から同日帰国した朴槿恵大統領が過労で胃けいれんなどの症状があり、医師団から1~2日、絶対安静が必要と診断されたと発表した。 朴大統領の12日間の外遊中、李完九首相が裏献金疑惑で辞意を伝えていた。体調不良で事態の収拾が遅れれば、29日に予定される国会議員補選に影響が出る可能性がある。
米地質調査所(USGS)によると、25日午前11時56分(日本時間午後3時11分)頃、ネパール中部でマグニチュード(M)7・8の地震があった。ネパール政府は、少なくとも815人の死亡を確認し、非常事態宣言を出して各国に支援を要請した。地震の揺れはインドやバングラデシュ、中国でも確認され、4か国の死者数の合計は850人を超えた。ロイター通信は、ネパール警察の報道担当者の話として、同国の死者が1130人に達したと報じた。現地では交通や通信網が寸断されており、被害状況の確認が進むにつれ、犠牲者がさらに増えるとみられる。また、世界最高峰のエベレスト(8848メートル)付近で地震の影響とみられる雪崩が発生し、登山者らのベースキャンプが巻き込まれ、少なくとも10人が死亡したという。
米地質調査所(USGS)によると、25日午前11時56分(日本時間午後3時11分)頃、ネパール中部でマグニチュード(M)7・8の地震があった。ネパール政府は、少なくとも815人の死亡を確認し、非常事態宣言を出して各国に支援を要請した。地震の揺れはインドやバングラデシュ、中国でも確認され、4か国の死者数の合計は850人を超えた。ロイター通信は、ネパール警察の報道担当者の話として、同国の死者が1130人に達したと報じた。現地では交通や通信網が寸断されており、被害状況の確認が進むにつれ、犠牲者がさらに増えるとみられる。また、世界最高峰のエベレスト(8848メートル)付近で地震の影響とみられる雪崩が発生し、登山者らのベースキャンプが巻き込まれ、少なくとも10人が死亡したという。
ラトビアの首都リガで24日開かれたユーロ圏財務相会合は、ギリシャの金融支援を巡る協議の結論を先送りした。ギリシャのチプラス首相は1月の総選挙で「反緊縮財政」を掲げて政権の座についたものの、国内外双方で手詰まり感が出ている。政府の財政状況は悪化し、国民は厳しい現実を目の当たりにしつつある。EUと合意に至らないため融資が得られない上、税収も減り、政府の資金繰りは苦しさを増している。マルダス副財務相は22日、地元テレビに、公務員給与や年金の支払いで「4月末までに3億5000万~4億ユーロの財源不足が生じる」と述べた。対応策として、政府は地方自治体などの余剰金の中央銀行への移管を命じた。
安倍首相は23日、インドネシアでのアジア・アフリカ会議(バンドン会議)首脳会議出席などの日程を終え、政府専用機で帰国した。首都ジャカルタ滞在中の22日に約5か月ぶりの日中首脳会談を実現させたことについて、政府・与党は「日中関係の改善に向けて良い流れになってきた」(自民党幹部)と歓迎している。今後も対話や交流を活発化させ、関係改善の流れを定着させていきたい考えだ。一方では、首脳会談が実現した経緯を巡り、中国側は、日本からの要請に応じたものだと発表している。だが、複数の日本政府関係者によると、持ちかけてきたのは中国側だったという。
安倍首相が22日、アジア・アフリカ会議(バンドン会議)首脳会議で行った演説について、中国国営新華社通信は同日、「過去の戦争に対する『深い反省』を示したが、『責任』には言及しなかった」と批判的に報じた。同通信は、安倍氏は「過去の戦争での残虐行為について、これまでの首相らが出した談話を順守するかどうかを語らなかった」と指摘した。また、韓国外交省の当局者は同日、安倍首相の演説には「植民地支配と侵略に対する謝罪と反省という表現が見あたらない」として「深い遺憾の意を表する」と本紙に語った。安倍首相の歴史認識にこだわる姿勢を示したもので、安倍首相が29日に米議会で行う演説や戦後70年談話の内容を引き続き注視していく意向を示した。
東京都千代田区の首相官邸の屋上ヘリポートに落下した小型無人ヘリコプター「ドローン」から、放射性物質が検出されたことが警視庁幹部への取材でわかった。放射性セシウムとみられ、微量で人体には影響がないという。ドローンには、長さ約10センチ、直径約3センチの小型のプラスチック容器も取り付けられ、中に液体が入っていた。同庁は、液体に放射性物質が含まれていた可能性があるとみて、分析を進めている
JR東海は21日、リニアの最新型車両「L0(エルゼロ)系」が山梨リニア実験線(山梨県上野原市?笛吹市、全長42.8キロ)で時速603キロを記録したと発表した。ギネス記録に認定されている鉄道の有人走行での世界最高速度を22キロ上回った。同社は新記録をギネスに申請する方針。史上初めての時速600キロ以上での走行は21日午前10時48分、実験線内にあるトンネル内で10.8秒間、走行距離1.8キロにわたった。これまでの最高速度は2003年12月に試験車両の「MLX01」が出した581キロ。今月16日の走行試験でもL0系が590キロを記録していた。
大阪・ミナミのラーメン店が、アジアからの観光客でいっぱいだ。訪日観光客を対象にした調査では、おいしかった日本食1位にラーメンが輝くほど。熱を上げる観光客の期待に応えようと、170席を超えるラーメン専門ビルもオープンした。4月半ばの金曜の夜。雨の中、大阪・ミナミの幾つものラーメン店に行列ができていた。傘の下で台湾語やフィリピン語などアジア各地の言葉が飛び交う。麺の硬さなどを指定する注文票や券売機は日本語、英語、中国語、韓国語の4カ国語をそろえた。「濃い味」は英語で「strong」、中国語で「厚重口味」だ。
19日告示の岐阜県瑞穂市議補選に、統一地方選前半戦の岐阜県議選で同じ瑞穂市の選挙区から出て落選した候補者が立候補した。統一地方選では、前半戦と後半戦で選挙区が一部でも重なる選挙に両方出ることは「重複立候補」として認められない。ただ、総務省によると、瑞穂市議補選は今回の「統一地方選」に含まれない扱いになっているという。
ロシアのプーチン大統領が、ウクライナ問題などで一層強気な姿勢を見せている。攻勢に出ている背景には、原油価格や暴落したロシア通貨が反転し、経済が落ち着き始めたことや欧州連合(EU)の「制裁疲れ」などがある。「米欧と正常な関係を回復する上で最も重要なのは、(米欧が)ロシアの利益を尊重することだ」プーチン大統領は16日、国営テレビを通じて行った国民との直接対話で、ロシアのウクライナ南部クリミア編入と同国東部の戦闘を巡って対立を深めている米欧に対し、米欧こそ対露政策を見直すべきだと主張。さらに、「ロシアは偉大な核大国だ。誰も我々を敵視しない方がいい」と威嚇した。