米国の国家安全保障担当大統領補佐官は11日の記者会見で、ロシアがウクライナに軍事侵攻する可能性が「極めて明確にある」と強調し、ウクライナに滞在する米国人に48時間以内の国外退避を求めた。さらに、「情報を得るにつれ、我々は軍事行動が北京冬季五輪の終了前に起こり得るという見方を強めている」と指摘した。
米国で、新型コロナウイルス対策のマスク着用義務を解除する動きが相次いでいる。変異株「オミクロン株」による感染のピークは過ぎたとの見方が広がっているためだ。ただ、全米の新規感染者数は2月7日時点の1週間平均で1日当たり約25万人だった。
7日にあった北京五輪のスキージャンプ混合団体で、1回目のジャンプがスーツの規定違反で失格となった高梨沙羅(25)。2回目のジャンプの直後には泣き崩れた。他国にも失格が相次ぎ、後味の悪さが残った。
新型コロナウイルスの感染拡大が続いている状況を踏まえ、大阪府の吉村洋文知事は8日、「医療非常事態」を宣言した。府内の軽症中等症病床の使用率は100%を超え、重症患者も増え、医療提供体制の逼迫は深刻になっている。
JR北海道は7日、大雪によりすべて運休している札幌駅発着の列車について、8日も始発から運休すると発表した。札幌市では6日に過去最多の降雪量を記録しており、線路上の除雪が追いついていないためだ。
冬季五輪に合わせて北京を訪問中のグテーレス国連事務総長は5日、現地で習近平国家主席、王毅国務委員兼外相と会談した。国連によると、グテーレス氏は、国連機関幹部が新疆ウイグル自治区に「中身のある訪問」をできるよう、期待感を表明したという。
中国当局は、早くも北京冬季五輪を習近平国家主席の成果だと強調している。ただ、五輪は米欧との軋轢を鮮明にする場ともなっており、長期化を目指す習政権のリスクを浮き彫りにしている。
中国の習近平国家主席は3日、北京で開かれたIOC総会でビデオ演説し、4日に開幕する北京冬季五輪について、合理的かつ安全で素晴らしい大会を世界に届けると強調した。
ドイツの自動車大手ダイムラーは1日、「メルセデス・ベンツグループ」に社名を変更した。商用車部門を分離した「ダイムラートラック」を昨年12月に上場させており、高級乗用車メーカーとして新たに出発する。
元東京都知事の石原慎太郎氏が死去した。89歳だった。1932年、神戸市生まれ。弟は俳優の石原裕次郎さん。一橋大在学中、戦後育ちの若者の奔放な姿を描いた小説「太陽の季節」で芥川賞を受賞した。
台湾の中華オリンピック委員会は1月31日夜、国際オリンピック委員会の要求に応じ、北京冬季五輪の開会式と閉会式に一転して参加すると発表した。28日に新型コロナウイルスの感染拡大やフライトの問題などを理由に、不参加を表明したばかり。わずか3日間で方針を転換した。
松野博一官房長官は31日の記者会見で、安倍晋三政権下の令和2年に政府が新型コロナウイルス対策で調達し、在庫が約8000万枚残っていた布製マスクについて、配布希望申請が約2億8000万枚分に上る見込みだと明らかにした。