4月に泣く泣くあきらめた仁左衛門×玉三郎の「桜姫東文章」上の巻。
下の巻だけでも!という念願がようやく叶いました。
いやもう、楽しい!素晴らしい!
仁左衛門さんと玉三郎さんの息が合っているからなのか、これがベテラン揃いの妙なのか、緩急が絶妙。
ややもすればエグくなりそうな筋なのに、思わず笑ってしまったり見とれたり。
桜姫の、可憐でいじらしい姫ぶり、遊女になってはすっぱな口をきいているのについつい出てくる姫ならではのお育ちの良さ。
玉三郎さんのヒロイン力恐るべし!
そして清玄・権助の鮮やかすぎる早変わりと演じ分けの凄さ!
仁左衛門さん、あんなに上品で素敵なのに、どうしてこんなに「魅力あるクズ男」が似合うんだろう?
ラストの3役目がまた全然違うから、圧倒されてしまいました。
ああああ、やっぱり上の巻も見たかった!