硝子戸の中でのひとりごと

日常の中のいろいろを
nyamisenjyuで
お送りします……

タイトルは漱石より拝借☆

不思議ワールド信貴山

2017-08-26 21:52:06 | 奈良
お盆休みの……お盆入りの日直前の12日、信貴山朝護孫子寺と
その周辺へ行ってきました。

信貴山朝護孫子寺と言えば、毘沙門天と張子の虎。

というわけで、入口の鳥居から。
そうか、毘沙門天って書かずに多聞天って書くんですね。
ま、同じといえば同じなのですが、少々新鮮でした。
 

そして、名刺代わり(?)の虎さん。
信貴山へ来た!って気持ちになります。


山の中の広い敷地にいろんなお堂があって、
いろいろしっかり見せていただけて、おもしろいのですが。
なんだろう、ちょっとおもしろすぎるものも感じてしまう……。
 

そして本堂へ。
本堂の屋根の上、小さいですが、護法童子が載っています。
  

本堂からの眺望は、実に素晴らしいです。
そして、ここで気づいたムカデの多さ。
知らなかったのですが、ムカデって毘沙門天の使いなんですね。
さらに、「お足が多い」でお金にご縁があるのだとか。
毘沙門天信仰って、意外とがっつり現生利益なのかも……。

せっかくなので戒壇巡りもしてきました。
距離はあまりないのですが、さすがに真っ暗です。

そして霊宝館へも。
少し前になりますが、奈良国立博物館で信貴山縁起絵巻を
見ていたので、なかなか興味深い!
小ぶりな宝物館ですが、見ておいて損はないと思います。

さてさて、その後。
迷いましたが、行ってみました、空鉢護法堂(空鉢堂)。
山頂につくられた竜王を祀る祠がそれで、信貴山縁起絵巻にある、
命蓮上人が飛ばした鉢にゆかりのあるものです。
日ごろの運動不足が祟ってひーひー言いましたが(爆)、
空鉢堂からの眺めはさすがによかったです。
  

で。
問題はここから。
空鉢堂の近くには、かの松永弾正久秀にゆかりの
信貴山城のあとがあります。
 

実は、こちらも見たくて、がんばって空鉢堂まで登ったと
いうのもあるのですが……
その先を進んだところにあるという松永屋敷がわからない!
空鉢堂のスタッフの女性に聞いたら「すぐだ」とのことでしたが
どうも、登山慣れしていない、しかも女2人で行くには不向きかも、
という結論に至り、断念しました。
うーん、無理はしないに限りますよね……。

その後、山を下り、千手院ほかをのぞきつつ、もと来た道のほうへ。
帰り道、珍しい灯篭を見つけて思わずパシャリ。
詳しくないからよくわからないのが残念ですが。


信貴山朝護孫子寺、想像していたより、不思議な空間でした。
そうして、もう一つの目的のほうへ向かいます。
つづく。