硝子戸の中でのひとりごと

日常の中のいろいろを
nyamisenjyuで
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タイトルは漱石より拝借☆

面塚の桜

2018-04-07 22:29:06 | 奈良
奈良県は、実に、どこへ行っても桜の名所です。

マイナーながら桜の名所で、一部ではその存在を知られている結崎の「面塚」。
観世能楽発祥の地といわれるここは、
ちょっと画期的というか奇天烈というか……な逸話がある場所です。

その逸話。

室町時代のある日、にわかに天がかき曇り、
空から翁の面と一束の葱が降ってきた。
村人はその翁の面をその場にねんごろに葬り、
葱をその場に植えた。
葱は見事に育ち、「結崎ネブカ」と呼ばれるように。

今は石碑が作られ、公園になっています。
「観世発祥の地」と書かれた碑や、能舞台もあるんですよ。

というわけで、その面塚と川べりの桜です。
4月1日なのですが……今年は桜が異常に早かったから
満開を通り過ぎていました。
でも、なかなか華やかで見事です。
  

わかりやすい観光地じゃないので、そんなに混み合いませんが、
桜祭りはあるようです。

ちなみに、面塚公園のすぐ近くの喫茶店かな?っていうお店の
駐車場には、見事な花桃も咲いていました。
花桃って不思議。そしてかわいい。いいですよね~。
 



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