呼びかけ人の和田政宗参院議員は「形の上での派閥解消ではなく、しっかりと法改正、党の取り決めによって裏打ちをされた派閥全廃を実現したい」との考えのもとで議論したことを明かした。
青山代表は、麻生派、茂木派、森山派が現時点で存続を主張していることを踏まえ、「私たちは、そうではなく派閥の全廃をいったん実現する」と強調し、「常識ならざることを推進してきた派閥を全部廃止してから立て直さないと国民が理解できる政党に脱皮できない」と訴えた。
自民党の保守系議員グループ「日本の尊厳と国益を護る会」は3日午前、国会内で会合を開き、中国での人権問題などを理由に、「北京五輪の外交的ボイコットを行うべき」とする決議文をまとめた。
代表を務める青山繁晴参院議員は、来年2月の北京冬季五輪について、「民主主義国家の中に外交的ボイコットを人権擁護の観点から模索する動きがあるが、日本は態度を鮮明にしていない」と指摘。「外交使節団を派遣すれば、人権弾圧を認めることになる」と強調した。
「護る会」は、決議文を政府への提言として、岸田首相と林外相に提出したいとしている。
また、「護る会」は、6日に召集される臨時国会で、中国の新疆ウイグル自治区などでの人権問題をめぐる非難決議を採択するべきとの提言もとりまとめた。近く党執行部に提出する方針だ。非難決議は、今年の通常国会で、採択が見送られている。
代表の青山繁晴参院議員は「海警法という暴挙に中国が出たことに対して私たちの姿勢を明示しないといけない」と強調する一方、日本政府の対応についても批判し、長尾敬衆院議員は、水産庁の許可が下りれば2月5日にも尖閣周辺海域に出漁する考えを示した。
青山議員は、中国政府が、公船「海警」に武器使用を認める「海警法」を施行させたことを受けて、尖閣諸島周辺での日米共同演習の実施と自衛隊と在沖米軍の統合連絡本部を那覇に設置するよう求める提言をまとめた。
青山議員は、政府の対応について「残念ながら官房長官の会見で質問に答えているが、ベトナムやフィリピンが政府としてこの海警法はおかしいと声を上げているにもかかわらず、日本政府は実質的には政府として声なしということだ」と批判した。
長尾議員は「石垣の皆さんが行っている当たり前の漁業活動なのでそれを半年ぶりに行うのとそれを手伝うのが目的。
漁業者の海を守るということについて私も漁業従事者の見習いの一人として行きたい」と語った。
長尾議員は2013年にも、尖閣周辺海域での漁業活動を行っている。
尖閣周辺海域を巡っては、中国の「海警」が領海侵犯を繰り返していて、先般、中国が「海警」に武器使用等を認め強い権限を与える「海警法」を成立させており、長尾議員は「万が一、海警が目の前に現れてきたらいわゆる艦船ではなくて中国人民解放軍傘下の軍艦があらわれてきたという認識になる」と述べた。
2.尖閣周辺海域で米軍との合同軍事演習を実施する
3.尖閣諸島に漁業者の安全確保のため尖の船だまり(船を停泊させる場所)等を整備する
4.尖閣地域の海保・自衛隊による日常的な領土・領海警備活動の実施、海保巡視船の大型化やレーダー無効化など非殺傷新装備の配備
5.海難救助・気象観測・海上監視など目的とした「魚釣島測候所設置法(仮称)」の制定
6.中国による領海侵犯行為を英語版を含む映像で世界に向け即時発信
7.習近平国家主席の国賓来日検討を直ちにやめ、中国に通知