功山寺決起

青山繁晴事務所から自由民主党の党員になりました。(2020年)

7人の「護る会」(2020-03-29 22:09:18)

2020-03-30 21:15:02 | On the Road


▼護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 / JDI ) は、去る3月5日の執行部会にて、発足以来の執行部の体制を一部、見直すことを決しました。
( 1 ) 新たに2人の執行部役員を加え、現状5人の執行部を7人体制とする。
( 2 ) 役員名のうち、分かりにくいという意見もあった名称については分かりやすくする。

▼この決定をすぐに総会には諮らずに、新たな2人の選任について慎重に協議を進め、執行部内の意見が一致してから、不肖ぼくがそのおふたりに直接、打診し、いずれも快諾を得ました。
 そして3月26日木曜の護る会総会にて、上記 ( 1 ) と ( 2 ) を諮り、諒承されました。
 これで正式に新執行部が同日付で発足しました。



▼護る会が発足する最初の芽吹きは、前々回の参議院選挙が行われてから最初の参議院本会議が開かれたときでした。
 すなわち平成28年、西暦2016年7月10日に参院選があり、8月1日に臨時国会が開かれました。その参議院本会議で、初当選の不肖ぼくが指定された席に初めて座ったとき、たまたま隣席だったのが、国会議員の経験も行政経験もお持ちの山田宏参議院議員でした。
 国家観、歴史観に深く共通するところがあり、ごく自然に行動を共にするようになりました。
このふたりに、不肖ぼくが選挙応援に行ってご縁のあった、若い鬼木誠衆議院議員が加わり、今と同じように自由民主党と安倍政権の内側にしきりに噴き出してくる親中派の動きや左翼まがいの動きに対抗していました。
 やがて、ぼくがふたりを食事にお誘いし、「より根本的な課題に、体系的に取り組みませんか」とお話をし、ふたりから快諾を得ました。



その課題とは何か。
 これをじっくり絞り込む議論をしつつ、再び不肖ぼくから「これまでの派閥とはまったく違う、利害関係を排した新たな議員グループを結成し、その会が根本課題に取り組むようにしませんか」と提案し、これも合意しました。



そのグループ結成を模索する過程で、これも選挙応援でご縁のあった長尾敬衆議院議員、そして外交部会、国防部会などでお見かけし、発言をお聞きし、付き合いは特になかったものの「信頼できる人ではないか」と4人みなが感じていた高木啓衆議院議員に加わっていただき、5人で3つの最優先課題を決めました。
( ちなみに、自由民主党の議員は、参加自由である部会への出席や発言ぶりで評価が定まっていく側面があります )
それが ( 1 ) 皇位継承の安定 ( 2 ) 中韓などによる国土浸食の阻止と国土の回復 ( 3 ) スパイ防止法の制定ーです。これは今も変わりません。



この5人を発起人として、護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 / JDI ) の発足を決め、昨年、西暦で申せば2019年の6月20日に初会合を開いたのです。
 山田宏さんと最初に語りあってから、実に2年11か月近くが経過していました。
 急にできた会ではないわけですね。
 その初会合は特に宣伝みたいなことは何もしなかったのですが、予想外に多くの衆参両院議員が集まられ、その全員を「幹事」としました。
▼そして、その幹事全員から互選で、代表幹事が不肖の青山繁晴、副代表幹事が鬼木誠、長尾敬の両衆議院議員、幹事長が山田宏参議院議員、事務局長が高木啓衆議院議員という執行部を選任したのです。
 代表、副代表ではなく、代表幹事、副代表幹事としたのは、勝手に任に就いたのではなく民主的な手続きを踏んだことを示すためでした。



▼護る会は、発足からまだ1年を経ていません。
 しかし、皇位継承の安定策を安倍総理に手交し、総理から「父系 ( 男系 ) による皇位継承が続いてきたことの意義を大切にする」という趣旨の回答を得たことをはじめ、活発に行動してきました。 ( 総理の回答は趣旨です。言葉のままではありません )
 あくまでも、行動する会です。現実の政、まつりごとに直接、影響を及ぼすための新しい議員集団です。
 その歩みを考えるとき、代表幹事であるぼくは「いつまでも当初の発起人メンバーだけで執行部を構成するべきではない」と考えて、発起人以外から執行部にお迎えすることを提案し、3月5日の執行部会で諒承され決したのです。
 同時に、特に「副代表幹事」という名称が分かりにくいので、役職名を簡素化することも決したのでした。

▼さて、新しい執行部体制は以下の通りです。

代表 青山繁晴 拝
幹事長 山田宏
副代表 鬼木誠
副代表 長尾敬
事務局長 高木啓
常任幹事 山谷えり子
常任幹事 石川昭政

 すっきりした感はあると思います。
 代表と副代表に「幹事」が付いたままだと、「常任幹事」が加わって、ちょっとごちゃごちゃ感が強まるところでした。



石川昭政衆議院議員は、神官でもあります。この石川さんも、冷静な意見で有名です。
 すでに執行部入りしていた3人の衆議院議員からは一斉に「石川さんがいい」という声があがり、ぼくは『人望があるなぁ』と内心で感嘆したのでした。



▼3月30日月曜の、「議員連盟 日本の未来を考える勉強会」との初の合同記者会見、「減税勢力」の旗揚げは、この新しい執行部体制で臨みます。






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政権中枢との議論(2020-03-29 16:57:29)

2020-03-29 21:39:03 | On the Road


▼まず朝に、以下のことを政権の中枢に直接、訴えかけました。

▽「減税勢力」の会見は、ふたつの議員グループの議員数を単純に足せば少なくとも百十数人以上になりますが、実際には、重複参加している議員もいるし、減税反対派の議員もいるから、リアルにかつ概算で申せば「百人超え」です。
 自由民主党の衆参両院議員全体の4分の1を超えています。
 客観的にみて、消費減税を求める立場は、決して小さな声、一部だけの声とはもはや言えないのではないでしょうか。


▽安倍総理は3月28日土曜に記者会見されましたが、率直に申しあげて、評判が悪い。
 そのひとつの原因が、消費税は、この危機にあってもなお現状で良いという認識に聞こえたからです。
 総理は記者会見で ( 1 ) 消費減税は即効性が無い ( 2 ) 10%の消費税は全世代型社会保障の財源であり減らすわけにいかないーという2点の趣旨を強調されました。
 しかし ( 1 ) 即効性が問題だというなら、即効性に絞った緊急経済対策のあとには、あらためて減税を検討するという方向性を示すべきです。少なくとも選択肢としては消費税の見直しを必ず残すことが不可欠です ( 2 ) 財源と言っても、この恐慌の可能性をも考えねばならない世界的な経済危機によって消費そのものが消えつつあり、消費税だけではむしろ必要な財源が賄えない。非常時を救うためには国債もやむを得ない。この日本は国債を追加発行したからと言って国家の信任は喪われない。逆に経済崩壊を起こしては、日本への信任も何も無くなり、国が存立し得なくなります。


・・・朝は、こうした提言、エラそうに申せば諫言 ( かんげん ) をお伝えしたにとどまりました。

▽そのあと、午後に、議論を致しました。
 回答ぶりは、この無条件に広く公開しているブログでは、そのままを紹介することは決してできません。してはなりません。
 そんなことをすれば人間の信義に反します。今後、永遠に議論ができなくなります。
 その代わり、不肖ぼくの印象だけをお伝えしておきます。
 あくまでも、ぼく個人の受けた印象です。

・緊急経済対策とそれを実行するための補正予算案には、消費減税は入れようがない。物理的に減税の実施が間に合わないからだ。
・しかし、それは消費税をこのままにして良いということではない。そこは、青山さんたちの主張と実は根本としては矛盾していない。
・消費減税への財務省の抵抗は当然、非常に強い。だが、それに最終的に左右されるものではない。

 以上、繰り返しますが印象、そして趣旨です。言葉の通りではありませぬ。

▼いまの政権中枢の良い点は、おもねないことです。
 やや意外なのかもしれませんが、その場凌 ( しの ) ぎで話を適当に合わせるということが、ありません。
 だから上記は、ぼくの言説に合わせての趣旨ではないと考えます。
 すなわち、本音でしょう。

▼ただ、政権の中枢とは、あくまで現政権の中枢であり、古今東西のいかなる政権も、いつかは退場する運命にあります。
 そしていかなる政権も、その退場を突然に強いられる、それも陥れられ裏切られて退場させられることが常にあり得ます。歴史はその繰り返しでした。不肖ぼくが政治記者として目撃したのも、そうでした。
 消費減税をめぐって、その鬩 ( せめ ) ぎ合いが内在している、分かりやすく言えば消費減税の可能性にすこしでも言及した瞬間に内部からの倒閣運動が始まる、そのことも今日は議論を通じて、問わず語りにありありと感じ取りました。

▼みんな、みなさん、諦めて下を向くことだけはやめましょう。
 消費税を考えることは、国民経済の根っこを考えることでもあります。
 祖国は他の誰のものでもなく、あなたのものです。
 国民のための経済あってこそ、祖の国、日本です。


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30日(月)午前10時に記者会見!(2020-03-27 20:48:57)

2020-03-29 00:25:29 | On the Road


▼5%への消費減税を掲げる「護る会」 ( 日本の尊厳と国益を護る会 / JDI ) と、消費税0%を掲げる「議員連盟 日本の未来を考える勉強会」が連帯し、それぞれの主張を尊重したまま「減税勢力」をつくり、来週月曜の朝10時に国会内で記者会見を開くことに決しました。


護る会は、自由民主党の衆参両院議員53人を擁し、未来を考える勉強会は60人を超えているそうです。
 単純に合計すると、113人以上となります。
 ただ、(1)両方に参加している議員が複数いる。ちなみに、それはまったく自由です(2)減税には反対の議員もいる。たとえば護る会は本来、皇位継承の安定、中韓による国土浸食の阻止、そしてスパイ防止法の制定の3つを最優先課題として出発しています。当初から消費増税に反対を明言していた議員も包容しています。ただし代表(旧・代表幹事。執行部の組織改革がありました)を務める不肖ぼくが強固な消費増税反対派であることは、すべての会員が理解しています
 ーこれらを勘案すると、「減税勢力はざっと百人ほど」という認識で双方が一致しました。


百人規模の減税勢力が糾合し、政権と自由民主党に消費減税を迫る意義は小さくないと考えます。


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3月24日、消費減税をめぐって中枢と直接交渉(2020-03-25 07:11:12)

2020-03-25 13:12:14 | On the Road


消費減税について、自由民主党の内外から阻もうとする動きが激化すると同時に、消費減税を支持する議員も多くいます。
 後者からの要請もあって、ゆうべ遅くに、中枢と直接交渉をしました。
 そのまえに自由民主党の政審(参議院自由民主党・政策審議会)の内部議論で消費減税の実行、中国依存のサプライチェーンからの脱却、インバウンド頼みの改革を粘り強く述べることに努めました。
 今後も護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 / JDI ) とともに続けます。


文化庁がトリエンナーレに多額の公金を拠出する問題で、護る会はきのう執行部内で断続的に議論を続け、明日、緊急総会を開き、そこに文化庁の出席を求めて真正面から議論することに決しました。


武漢熱クライシスに負けずに東京オリンピック・パラリンピックを実現することは、東京コンフィデンシャル・レポート(TCR)の会員はよくご存じのように、早くから延期を模索し、中止とならないように、ささやかに動いてきましたが、最後は安倍総理の決断と行動で、もっとも正しい線で決着したと考えています。
 そのうえで、今後にむしろ超人的な努力が不可欠です。
 なかでも選手のかたがたにとって公平、公正な代表選びがおこなわれることがまずは、至高のテーマです。


武漢熱そのものは、自由民主党において前回の対策本部に引き続き、きのうも対策本部が開かれました。
 不肖ぼくもふたたび、発言し、東京に感染拡大のリスクが浮上するなか、国会そのものをどうするか、あるいは国民と世界への発信を組み立て直すことなどについて、新しい提案を行いました。


NHKのあり方について、自由民主党の志を同じくするベテラン議員ふたりと共に、国会質問を行います。
 正式に決まるまでは、これ以上記すことができませんが、来週前半、主権者が傍聴にお出でになれる機会を作れる可能性が高いです。





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月曜日は参議院「予算委員会」(2020-03-20 18:16:52)

2020-03-21 01:52:23 | On the Road


▼いま国会は令和2年度の本予算を参議院で審議しています。
 新年度が始まる4月1日の前にきちんと成立させておかないと、ただでさえ消費増税と武漢熱クライシスのダブルショックで落ち込んでいる景気に致命的な悪影響を与えてしまいます。
 新年度が始まるまでに本予算をきちんと成立させられるかどうかの正念場に今、差し掛かってる段階です。
 だから、ふだんに増して丁寧に、国会日程の正式決定を待つようにしています。



▼その正式決定によって、来週の月曜、3月23日は、朝8時55分から7時間以上に及ぶ審議 ( 昼時の1時間以内の休憩時間を除いて7時間以上 ) が予算委員会で行われることが決まりました。
 したがって虎ノ門ニュースは、番組の編成権を持つDHCテレビの現在の方針 ( 番組の前半だけの参加はない ) に基づいて、参加しません。
 仮に前半だけ参加することがOKだった当時でも、予算委員会が午前10時開始ではなく、そして朝9時開始でもなく、8時55分からの審議開始に決まったということは、ぼくは決して遅刻しないよう余裕を持って確実に、早めに委員会の決められた席 ( 予算委員会は、他の常任委員会や特別委員会と違い、本会議場と同じく予算委員の名をあらかじめ白く明記した三角錐が各委員席に置かれています。責任を感じます。ちなみに本会議場のそれは長方形です ) に着いているようにしています。
 だから、8時40分ぐらいまでしか参加できないところでしたね。これは余談です。



▼虎ノ門ニュースについて、ご自分の質問に答えるのが義務であると二度、書き込まれている人が、おひとりだけですが、いらっしゃいます。
 きっと真面目に虎ノ門ニュースに関心を持ってくださっている人でしょう。
 その志を感じます。
 同時に、恐縮至極ながら不肖ぼくは、強いられるか、そうでなくとも強いられているに近いと感じられることには、応じません。それがどなたであろうと、内閣総理大臣から、たとえば未成年の方まで、ぼくの姿勢はまったく同じです。 ( 法に基づく場合はもちろん違います )

 また何があろうと、生き方はいささかも変えません。
 人の出方によって変えるのも、ひとつの生き方だと思います。否定はまったく、しません。それぞれの生き方として尊重します。
 しかし、ぼく自身は、人の出方、態度、言葉で、おのれの生き方は変えません。
 自分なりに、ひとに配慮しているのであれば、それを保身のためではなく、天が凡(すべ)てをご覧になっているという考えのもと、死の刻まで、その生き方を貫きます。
 それが自分の利益になるかどうか、相手がたとえば姿勢を変えるかどうかなどは、まるで関係ありません。
 結果を見て、あるいは予測して、生き方を変えることはしません。

 そのうえで、本日は、来週月曜はほんらいは隔週参加の順番ですが、予算委員会のために参加できませんと、要は申しています。





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