挫滅とは外部から強い衝撃を受けて、組織が潰れる状態を指す。青山氏は「ただし挫滅が何かが司法解剖ではっきりわかっていて、銃でできた穴ではない。救命措置の中で、その時に力が強いと挫滅が起きることがある。もっと詳しく分かっているが、言わない。公判で具体的に公表されるかもしれないが、待つべきだ。全部を申し上げることはしない」とそれ以上は言及しなかった。
「挫滅によって、心臓に穴が空いたが死因じゃない。安倍さんが振り向かれたことで、2発の内1発が左の鎖骨の下の動脈に真っすぐ入って、右の鎖骨の下の動脈と2つを傷つけて、大量出血した。失血死であると司法解剖で出ている」と奈良県警による司法解剖で出した失血死の結果を受け入れるとした。
その上で青山氏は「1発の銃弾が起こした失血死である。ただ、山上容疑者の身長とか台の上に乗っていた安倍さんが振り向かれた動作、弾道が一致しているかも含めて、解明しないといけない問題がたくさんある」として、山上容疑者の公判が始まる前に警察庁は改めて、すべてを公表すべきとした。
同党は所属議員に対し「年間1000人」の獲得ノルマを課し、5年前の2017年から党員獲得ランキングを発表している。
今回1位に輝いた青山繁晴氏は、一昨年の10位から大躍進。今夏の参院選で比例代表で再選を目指している。
岸田文雄首相(64)は米国が北京五輪に外交的ボイコットしたことについて「オリンピックや日本外交にとっての意義など総合的に勘案して国益の観点から自ら判断する」との意向を示した。
「護る会」は自民党の衆参両院議員68人で構成する議員集団だ。政府への申し入れ書の中身は「わが党は、先の衆院選における政権公約で『ウイグル、チベット、モンゴル民族、香港など、人権等を巡る諸問題について、主張すべきは主張し、責任ある行動を強く求めます』と掲げている。これを公党として、また政権党として実行せねばならない」とした。
さらに「国会決議は全会一致が原則となっているため、先の通常国会では最終の調整が難航した。この結果は与党の責任こそが重大である。12月の臨時国会において、調整を完遂し、中国による人権侵害の停止を求める国会決議を採択することを強く要請する。早急に、岸田総裁の指導力のもと、与野党の幹事長と国会対策委員長が国会決議の採択に向けた調整を進めることを要請する」とした。
岸田首相は同会の要請をどう判断するのか。