今回の参院選で2選を果たした青山繁晴候補は、2016年の初出馬時から異色な選挙戦を展開していた。一般的に選挙の立候補者は選挙カーで各地を巡り、有権者に「投票をお願いします」「ご支援をお願いいたします」と訴えかける。しかし、青山候補はそうした“お願い”をしない。筆者は2016年の初出馬時から青山候補の街頭演説を何回か取材してきたが、そこでは自身の政治信条や理念を語る。一見すると、それは辻説法のようにも感じる。
また選挙活動にあたって、青山候補は「親からもらった名前だから、ひらがなで名前を表記しない」「名前の入ったタスキを着用しない」ことを信条にしていた。
選挙で使用する候補者名は、原則的に戸籍に記載された氏名を使用することになっている。しかし、タレント・作家活動によって芸名・ペンネーム等の通称が広まっている場合は、例外として認められる。その場合でも、候補者が選挙管理委員会に申請して認められなければならない。また、氏名の一部をひらがな・カタカナにすることも可能で、これにも申請が必要となるが、通称使用のような厳しい審査はない。そのため、ひらがな・カタカナ表記に変えることは広く認められている。
こうしたルールがあるため、立候補者の多くは選挙ポスターやタスキに漢字とひらがなを混ぜた届け出名を使用する。今回の参院選を例にすると、青山候補と同じ自民党から出馬した生稲晃子候補は、「いくいな晃子」と苗字をひらがなにした。仮に青山候補がひらがなを用いた表記にするなら「青山しげはる」とするところだが、青山候補は宣言した通りに看板やチラシに「青山繁晴」とフル漢字の表記を使った。
一方、もうひとつのタスキの非着用は、初出馬の時点で方針を変更している。青山候補は、その理由を「街頭演説をしていたら、支援者から『青山さんは誰の応援で演説しているんですか?』と声をかけられた。自分が出馬していることに気づいてもらえなかった。タスキ着用していないと、選挙に出ていることに気づいてもらえないから」と明かしている。
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