功山寺決起

青山繁晴事務所から自由民主党の党員になりました。(2020年)

スメタナとカフカ(2020-10-31 20:18:26)

2020-10-31 20:57:00 | On the Road
 ふたつ前のエントリーのタイトルは、「わが祖国」ですね。
 チェコの誇る作曲家のひとり、スメタナが、この「わが祖国」という曲で描いているのは、ひとつには、ヴルタヴァ河の流れです。
 日本に戻ったら、あらためて、ぼくらを育んでくれた日本の河、川をもう一度見つめようと、チェコを訪ねながら思ったのでした。



 実は、河に着想した長編小説も実に少年時代から、書きかけのままになっています。
 まもなく出版となる「わたしは灰猫」は、18年4か月をかけて書いた小説ですが、こうした書きかけのものが今後、完成を見て世に出て行けば、「わたしの灰猫」を仕上げるのに費やした時間は、まだ短い方になるわけですね。


 チェコのプラハには、ぼくのもっとも敬愛する作家のひとり、フランツ・カフカの家があります。
 そこを訪ねると、別に職業を持ちながら小説を書いたカフカの苦しみが、ありありと伝わってきたのを、よく覚えています。カフカの別の職業は、公務の一種でした。
 ぼくもなぜか、作家専業になろうとは、一度も、思ったことがないのです。
 社会を直接的に良くする仕事をしながら、小説を書こうと、子ども時代から思っていました。
 当然、書く時間が無くて、苦しみ抜くことになります。
 カフカも、その悩みを書き残しています。

 しかし、苦しみだけが産むもの、苦しみしか産まないものがあるのです。


 いま「わたしは灰猫」がついに世に出る日を目前にして、実は、すこし頭のどこかが緊張しています。
 果たして読まれるだろうか、と。
 そして、あの登場人物たちは、20年近く、ぼくとずっと生きてきました。
 それが初めて、みなさんに会うのです。

 これは他にない、決してない感覚です。





  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チェコ名誉総領事館@堺のフェスに出席(2020-10-31 15:45:02)

2020-10-31 20:27:25 | On the Road
 ひとつ前のエントリーにある、チェコ名誉総領事館@堺のフェスに出席してきました。
 きょうは同行の秘書さんが居ないので、周りを見回して、学生らしいひとにぼくのスマホを渡して、このブログのための写真をお願いしました。
 すると、日本コロンビアに属するフェスティヴァル関係者だったので、ちょいビックリ、大感謝。
 ぼくが紹介されて、出てくるところを、まずパチリと撮ってくださいました。




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ラストベルトの錆が取れるように(2020/10/21/ニッポン放送)

2020-10-31 19:15:16 | ニッポン放送
ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(10月21日放送)に自由民主党・参議院議員の青山繁晴が出演。米司法省がグーグルを独占禁止法違反の疑いで提訴したニュースについて解説した。

この時期にグーグルを提訴する狙い~大統領選のためのアピール

青山)これは逆に大統領選と関係があるのだと思います。国として見たとき、いまの儲け筋は巨大ITしかありません。「アメ車」という言葉があるくらい、車と言えばアメリカという時代もありました。ですがいまは全然売れません。巨大IT企業だけがどんどん儲けているので、労働者が反発して「ラストベルト」という言葉ができた。皆さんご存じの湖のほとりのデトロイトに行かれるとわかりますが、いまや廃墟の町となっています。そこで巨大IT企業が利益を独占するのをやめさせ、中国に企業が行くのをやめさせて、ラストベルトの錆が取れるようにするというのが本来のトランプ戦略です。GAFAという巨大IT企業の1つであるグーグルをこの時期にやるというのは、狙いすましてやっているのですよ。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ぼくは日本チェコ友好議連の一員です。(2020-10-31 10:39:29)

2020-10-31 12:39:32 | On the Road
 世は、飛び石連休に入っていますね。
 感染症対策を施したうえで、みなさんが愉しまれていることを、願っています。



 いま、ぼくは大阪の堺に向かっています。
 チェコが、ここに名誉領事館を置いていて、その領事館の主催で下掲のようなイベントが開かれます。
 在京のチェコ大使館から出席要請があったのをお受けしました。

 ぼくは日本チェコ友好議連の一員です。ただし、幹部でも何でもなくて、今日の出張もまったくの全額自費です。
 チェコ側からも何らの提供、あるいは報酬もありません。もしも申し出があれば、すべてお断りします。

 チェコのような大きくない国について、日本の国会議員は全般には、そう関心がありません。
 しかし日本の国際社会での地位を高めるためには、こういう見えざる努力も必要です。
 また純粋に、かつてソ連と闘って、プラハの春を実現したチェコのような国のひとびとを敬愛します。
 チェコの生んだ作曲家、スメタナの「わが祖国」を少年時代に聴いたとき、ぼくが祖国のというもの、敗戦後の日本でずっとタブーにされてきた祖国というものに、目覚めるきっかけのひとつになりました。
 だから、参加します。
 近くのみなさん、ぜひ、来てください。



10 月 31 日 (土) 11 時 00 分 ~
チェコフェスティバルin関西@ホテルアゴーラリージェンシー大阪堺 ポルタス広場
堺市堺区戎島町4-45-1
問合せ先:在堺チェコ共和国名誉総領事館
     酒巻さん
     072-240-2507
     090-6666-2124
※(チェコ側の説明)
 2020年はチェコと日本の国交樹立100周年の年に当たります。
 また、アール・ヌーヴォーを代表する画家アルフォンス・ムハ(ミュシャ)の生誕160周年の年でもあります。堺市には堺アルフォンス・ミュシャ館があり、この記念の年に開催されるチェコフェスティバルで関西の方々にチェコをより身近に感じて頂ければと思っております。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

みじか~い昼休みに、こんなモンダイ放送(2020-10-30 21:47:20)

2020-10-30 22:27:06 | On the Road
 地方に出張し、かつ夜になって、原稿を書いているうちに、アメリカ大統領選挙の最終予測をお話しした放送がアップされていました。
「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の第51回放送、モンダイ巨編であります。


 本会議の再開時刻、1秒も遅刻できない時間が刻々、迫るという緊張のなかの、みじか~い昼休みに、よくまぁ、こんなモンダイ放送を収録したなと、いま正直に思います。
 よろしければ、どうぞ。ここです。

 そして放送の第1回から、この51回放送まで、すべてはここでご覧になれます。




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする