東京の田舎から

日々の雑感や思いを書いています。

武漢ウイルスと電力供給の心配

2020-04-05 17:59:53 | 時事問題

 今、感染が進んでいる武漢ウイルスと電力供給とは、何の関係も無いように思ったであろう。しかし、これが大ありなのである。

 ところで、お笑い界の重鎮で世界的にも有名な、志村けん 氏 が武漢肺炎ウイルスに感染して、亡くなったとのことである。何とも残念なことである。ご冥福をお祈りする。

 このことで、今まで他人事と考えていた人も、武漢肺炎ウイルスの怖さを、身近なこととして実感した人も多いであろう。

 ところで、筆者は、既に、1月30日に「遅くて甘すぎる『日本の“武漢ウイルス”』対策」をこのブログに書いている。筆者のような素人でも、1月中旬には危険を察知でき、この記事を書いていたのである。しかし、この当時、テレビのワイドショーでは「専門家」と称する人物が登場して、「インフルエンザと大差ない」とか「インフルエンザの方が余ほど危険だ」とかの “寝ぼけたこと” を言い、「手洗いとうがいを」などと、何とも暢気なことを言っていた。

 筆者は、テレビで報じられることと、チャイナが「武漢を封鎖している」との情報との話が全く釣り合いが取れないことに違和感を持ち、ネットから得られる情報を参考に、危険であると判断していた。しかし、テレビの報道では随分と「軽いもの」として扱われ、報じられていた。その頃にテレビに登場していた「専門家」が、その危険性を察知出来なかったとすれば、それは、「専門家」ではなく「詐欺師」である。

 その当時は、まさか? とも思い、「パニックを防止するために軽く報じているのか?」とも考えていた。しかし、その後の一連の報道の変遷を考えると、これらの「専門家」は、当時は本当にそのように考えていたのであろう。テレビの報道は詐欺師を登場させて番組を制作して、インチキな内容の番組を垂れ流していたのである。しかし、「テレビは電気紙芝居」と揶揄される程度のものであるのか?、否、恐ろしいことではあるが、チャイナの意向によって、日本に危機感を持たせずに、感染者を拡げる目的であったと考えることもできるのである。日本の放送局は外国勢力に乗っ取られているのであるからそのようなことをしかねない。

 今、政府が「緊急事態宣言」を「する」とか、「しない」とかが取り沙汰されている。そして「緊急事態宣言」をしても、その内容は、殆どが「要請」とか「指示」であり、強制力を伴ったものは少ない。テレビのワイドショーでは、外国がしているように「何故、強制できないのか?」との疑問を呈しているものも散見されるが、これは、憲法がデタラメな代物なのでできない。そもそも、このような事態に対応する条項がない。ところが、憲法が原因であることは報道されない。そして、憲法改正は多くのマスコミが反対している。目的は日本の弱体化であり、弱い日本のままでいさせたいからである。

 しかし、この欠陥憲法を放置すれば、仮に、日本が戦争に巻き込まれても、国民を守ることができない。そのとき、また慌てるのであろう。

 さて、ここからが本題である。4月1日から、鮫洲の警視庁運転免許試験場で「係官が武漢肺炎ウイルスに感染した」とのことで、「試験場を当分の間、閉鎖する」との報道があった。運転免許試験場の閉鎖は、他の試験場もあるので、致命的な事態にはならない。しかし、今、筆者は致命的な場所について心配をしている。もっとも、心配しても何もできないのであるが・・・。

 電力供給が心配なのである。

 現代において、生きていくのに必要なものは、空気と水である。あって当たり前であり、これが途絶えるということは、台風や地震の場合しか考えられていないであろう。しかし、空気はともかくとして、電力が途絶えると、多くの場所で「水」も止まってしまう。また、生活に必要なエネルギーを得ることができなくなる。当然に冷蔵庫は止まってしまう。

 今、テレビ報道では「緊急事態宣言がされる」とか、「首都封鎖される」とかの可能性が報じられている。それに備えてであろう、食料品の買いだめをしている人も多いようである。しかし、食料品を冷蔵庫で保管していても、電力が途絶えれば、冷蔵庫は動作せず、冷凍食品は腐ってしまう。

 この空気・水と同じ程に大切な電力は、発電所で発電して、そのまま消費者の元に供給されている訳ではない。このことについて、ごく簡単に説明する。すなわち、電力は貯めておくことができないので、消費量に応じて発電量を調整している。消費量は、時々刻々に変化している。この調整は、いくつもの発電所で発電された電力を、安定して供給するために、「どこの発電所の出力」は「どの位」にと、発電所を取りまとめた系統の全てを調整する必要がある。これは、極めて精緻な調整が必要である。この役割を「系統制御」という。この系統制御を担っている中枢が「中央給電指令所」である。ここでは、発電量の調整を24時間行っている。ここで発電量と消費量の監視と制御を行ない、安定した電力を供給している。この操作は、勿論、多くの部分はコンピュータ制御となっているであろうが、それでも人の判断力と操作を必要としている。この「人」であるが、「誰でもできる」というものではない。専門知識と熟練した技術が必要である。

 筆者が心配なのは、ここの技術者の感染である。勿論、システムは二重にはしてあると考えるが、万一にもここが機能しなくなったら大変である。運転免許試験場は閉鎖しても、生活には大きな影響はない。しかし、中央給電指令所が万一にも閉鎖という事態になったら、安定した電力供給に支障が生じてしまい、最悪時には、停電が発生してしまう可能性もゼロではないと考えたのである。

 電力会社は、東京電力福島第一原子力発電所の事故以来、虐められている。いわば「袋叩き」状態にある。結果として、利益も以前よりは少なくなり、当然に「コストカット」が行なわれているであろう。コストを重視すれば、当然に、中央給電指令所の技術者の余裕人員も減らされているであろう。もし、ここで多くの感染者が発生し、閉鎖となったら・・・と考えると恐ろしいのである。

 今の日本は、危機管理という概念が無いように感じる。政府・官邸の危機管理能力は全く感じられない。否、少し狂っているとしか思えない程に、危機に対する意識がないように感じる。今頃になって始めた対策も冗談かと思うばかりの失笑物ばかりであり、しかも遅い。

 それは、今、感染者の増加で医療が崩壊に近づいていることでも判る。武漢肺炎ウイルスの被害は少なくとも1か月前から判っていた筈である。しかし、何も対策をせずにいた。安倍首相の「前例のない・・」の空疎な掛け声には飽き飽きした。加えて、チャイナの工作員としか思えない政治家(や)は、その正体を平然とあらわしている。その政治屋(や)が権力を持ち、日本国民の万一に備えて備蓄していた防護服やマスクをチャイナに勝手に贈ってしまい、今になり、「防護服が足りない」、「マスクがない」等の事態を生じさせて、医療現場を混乱させている。このように、チャイナに取り込まれた国賊・政治家(や)が権力を持っているのが、今の「日本」である。

 日本は、内部で腐っている。ここで書いた電力の心配をしている政治家(か)はいないであろう。また、「電力の心配をしている」との報道は無いが、万一に備えているのであろうか? 恐らくは、何の心配もしていないのであろう。否、何も考えてもいないであろう。

 筆者の考えが杞憂であれば良いのであるが・・・。