武漢肺炎ウイルスの蔓延対策に大阪や北海道の知事は真剣に取り組んでいるように感じる。その一方、これを自身の選挙に利用しようして、「はしゃいでいる」知事がいる。その代表格は、東京都の小池知事である。必要もないのに、都の予算、すなわち税金9億円と報道されているが、・・・これを注ぎ込んで、テレビのスポット広告に自身が出演し、まるで政見放送と見まごうが如きの広告をしている。なお、これは、4月18日からは公職選挙法に抵触・違法となると疑われる代物である。また、発表は些末なことも自身でしている他、武漢コロナに感染していた患者が退院するときには、わざわざ、知事の名前入りのメッセージカードを渡しているとのこと。まさに“はしゃいで”いるのである。これは、テレビ等のメディアに登場して名前を印象付けようと、選挙事前運動であることが見え見えである。これは、コロナ禍を利用して選挙事前運動をしているに等しく、極めて悪質である。これは、糾弾されなければならないことである。
もっとも、この武漢肺炎ウイルスの蔓延が始まった頃、小池都知事は、オリンピックの開催にだけ興味を示していて、武漢肺炎ウイルスのことは、全く知らん顔であった。危機感も何も感じられなかった。そして、事前の対策は何もしていなかった。その後、オリンピックの開催延期が決まって後に、これをチャンスと捉えたのか、チャイナの代理人のような自民党の二階幹事長に近寄って、次の知事選挙に自民党の公認と引き換えなのであろう、都の備蓄していた防護服12万枚を二階氏の要請に従って、チャイナに送っている。日本人の命より、自分の選挙が大事な、そして利敵行為とも思われることをしているのである。
なお、北海道や大阪の知事は、3月20日からの連休前に、独自に外出自粛の要請などをしているところ、小池都知事は、安倍首相に、「早く、緊急事態宣言を出せ、出せ」と迫り、都知事としての職務を放棄していた。すなわち、責任を問われるのが嫌で、首相の責任にしたいのであろう。そして、「自分は首相に緊急事態宣言を出させた」と、得意満面になり、できた筈の都知事としての自粛要請などをせずに、対策に、更に後れを生じたのである。小池知事は、都民の命よりも、自分が責任ですべきことを回避して、首相に責任を転嫁し、自分だけは「良い子」になり、「責任は総理」に、「手柄は自分」にばかりである。
今、都内の病院などの医療施設では防護服が不足し、ゴミ袋や雨合羽を防護服の代わりに使っている状態にある。小池知事は、日本人の命を守るための東京都の備蓄品をチャイナに贈ってしまった。この重大な事実に対して、どう責任を取るつもりなのはダンマリである。こんな詐欺師のような知事サンに、テレビで呼びかけられても、白々しさが残るだけであり不愉快である。
チャイナは、意図して感染爆発をさせて、外国に感染を拡げたとしか思えない状況にあり、現在のところ、米国では損害賠償を求める構えであると報じられている。
もし、このことを、予想を出来なかったとすればアホである。筆者のような感染症に対する素人でも予測できていたことである。
あるいは、「もしかしたら・・」と思いつつ送ったとすれば、それは、都民、日本国民を犠牲にしてチャイナを利したことになり、国賊である。
防護服を送った言い訳として、「古くなったので廃棄予定であった」とのことであるが、チャイナで使えたものである。今、これがあれば随分と助かった筈である。少なくともゴミ袋や雨合羽を防護服の代わりに利用するよりは良かった筈である。
そもそも、小池知事は、その時だけの「口から出まかせ」の大風呂敷を拡げて有権者を騙した。すなわち、選挙公約は殆ど実現していない。例えば、豊洲の市場移転では、難癖を付けて騒ぎ、せっかく新築された市場の建物に問題ありとして関係者を振り回し、テレビメディアを使って、自身を目立たせるように利用していた。このパフォーマンスでは莫大な無駄金、すなわち税金を浪費して、更には、市場関係者には移転の延期という、とんでもない迷惑と損失をかけたのである。そのときに言っていた、築地の跡地に「食のテーマパーク」を作る件はどうなった。あるいは、選挙公約の三多摩格差の是正はどうなった。二階建て通勤電車はどうなった。全てダンマリである。
更に、古くから囁かれている学歴詐称疑惑に対して、都議会でも納得のいく説明をしていない。この学歴詐称疑惑はインターネットで検索すれば、実に詳細に調査したものが公開されていて読むことができる。もし事実であれば、即座に失職に値する重大な疑惑である。
この疑惑については、インターネットのJBpressの記事で「徹底研究!小池百合子「カイロ大卒」の真偽(1)」~(5)と「最終回」の計6編があり、その他に、「議会答弁でさらに深まった小池都知事の「学歴疑惑」」というものが公開されている。
そして、もし、この記事がデタラメであれば名誉棄損も甚だしい内容である。記事は、署名のものである。何故、名誉棄損で提訴しないのか。小池知事は、何故、見ない振りをしているのであろうか?
なお、JBpressに掲載されている「「徹底研究」小池百合子「カイロ大卒」の真偽」と追加文書のアドレスは下記の通りである。
徹底研究!小池百合子「カイロ大卒」の真偽〈1〉
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/58847
徹底研究!小池百合子「カイロ大卒」の真偽〈2〉
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/58851
徹底研究!小池百合子「カイロ大卒」の真偽〈3〉
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/58857
徹底研究!小池百合子「カイロ大卒」の真偽〈4〉
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/58869
徹底研究!小池百合子「カイロ大卒」の真偽〈5〉
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/58870
【最終回】小池百合子「カイロ大卒」の真偽
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/58871
<追加・参考>
議会答弁でさらに深まった小池都知事の「学歴疑惑」
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/59731
そして、都議会での、このことに対する質問と知事の答弁は、同じくインターネットで、視聴できる。視聴の方法は次の通りである。筆者はこの映像をみたが、不可解な答弁としか言いようがない。何故、テレビで「チラ見せしたもの」しか見せられないのか。何とも不可解なことである。筆者の感想は「クロ」であると感じたが、如何であろうか?
【視聴方法】
・東京都議会のトップページ https://www.gikai.metro.tokyo.jp
を開く
・画面左端にある、四角で囲まれた項目の「インターネット中継」をクリックする。
・画面中央にある「本会議など」「常任委員会」のうち、「本会議など」をクリックする。
・「本会議ネット中継」の画面になる。ここで、「録画映像」の項目にある、
「令和2年第1回定例会」をクリックする。「令和2年第1回定例会 録画映像」と題した「表」が示されるので、ここから、「3月12日(木曜日) 予算特別委員会」の欄にある「総括質疑」をクリックする。
・「令和2年第1回定例会 録画映像」
「予算特別委員会(総括質疑2日目)」と題した、ビデオ画面が表示され、その下に質問者等の「表」が示される。この表の最下欄に「14 自民党 田村利光(6:07:22)」をクリックする。
ビデオ画面にある 「開始の釦」をクリックして、画面下にある時間のバーで、6時間08分10秒付近から再生するれば 小池知事への学歴詐称疑惑に対する質問と、知事の回答を視ることができる。
また、この答弁の後に、前回の知事選挙での選挙公約であった「二階建て通勤電車」についての質問があり、この回答の何とも長い“すり替え”と思われる言葉との対比を考えると、学歴詐称疑惑に対する答弁の何とも短いこと。これを筆者は不自然に思うのであるが・・・これを視た「あなた」はどう考えるであろうか?
以上書いたように、小池 東京都知事 は疑惑から逃げ、国民の多くが苦しんでいる「コロナ禍を利用して」、都の税金、9億円を使って選挙の事前運動をし、次の知事選挙も端から実現の気もない大風呂敷を拡げて、その時だけのインチキ公約を掲げて当選を目指すのであろう。
東京都の有権者は、このような詐欺師(緑のタヌキ?)のような人物に騙されてはならない。真剣に考えて投票をしないと、それは、後日、自身の身に降りかかってくるのである。これは、昨年の台風被害に何も対応しなかった? 否、できなかった? タレント出身の千葉県知事のアホさをみて、判っている筈である。
すなわち、予想される東京直下地震や万一の富士山噴火など、東京都には災害が「いつ」発生しても不思議ではない」程に迫っているのである。こんな調子の良いだけの、詐欺師のような、または、アホか、あるいは国賊のような人物では、都民の安全な生活は期待できない、心許ないとは思わないのか? 筆者は、都知事が選挙の事前運動の如し、テレビに登場するのを視ると非常に不愉快である。
了