土の音(食育のグリーンノート&土の音工房)

「食と健康セミナー」(食養料理教室や講演会)の開催中。
「土の音工房」で、オカリナ製作販売・演奏・教室(初心者~)を主宰

食養相談は人生相談

2016-02-13 | 食と健康
食養相談は人生相談

今も昔も健康問題を相談に来られる方は引きを切りません。

GREEN NOTE(光明食養研究所)では、なにも知らない方には無償で試食して頂き、美味しい玄米雑穀の炊き方食べ方から 人生を美味しく味わえる心身作りまで、その人に応じた処方を提供させて頂いてきました。

モチロン、2時間待ちの1分診療等の高額所得ビジネスからは程遠い。
…反面、ご縁を戴いたお客様の品位と向学心や自律心から学ばせて頂くことは無限で、感謝と感動の誇り高き天命を拝受しています。

ブッキラボウに「自然食って何…?」と入ってくる人には、大きな勘違いや“自分自身で調べる過程が抜けていたり、自分の外にのみ何かを求めたい”場合も…。

初来所で挨拶がわりに「お菓子はどこですか?!」と入ってきた女性のガン患者は、厳しい御主人の応援と本人の意識改革からの食生活革命で、無事治されました。

金沢大学医学部の女生徒は、「学校の授業では食と健康の内容は無く アトピーの治し方も教えてもらえない」と、沢山の食養本を借りて行き、自らの実践で重度のアトピーが快癒。

重要な書き込みをしてある書籍を借りて行かれたまま連絡が途絶えた、別の医学部女生徒もいましたが、総じて健康と食べ物の関連に気付くのは女性が殆んどである現代はやはり変!

反面、自律心旺盛な農学部出身の男性客が GREEN NOTE とのご縁で食養を知り、自ら玄米飯を炊き、家族全員の意識を変えたケースは貴重な例です。

自然農産物を扱う店に勤めていた30才の女性は、伝統的となったマクロビオティック料理教室の入門講座に順番を待ってやっと入室。
有名講師に付いての最初の教科書が「食養人生読本」(※)でした。

この本は、右も左も解らず質問の仕方も分からない人にとっても、真面目に“行間を”読むなら、実に面白く役立つはず。今なお お薦めの一冊です。

料理教室に入れても講師の話が理解できず「食養人生読本」もまるで分からない… と、せっかく入室した料理教室を断念した方もいます。が‥出会ったときが幸運なスタートに違いありません。(2014.7.4)

※「食養人生読本‥マクロビオティック‥健康と幸福の人生設計」(桜沢 如一 著)

人生の大海原に漕ぎ出す船乗り、身と航海の安全を守り、すばらしい一生を送るための、魔法のコンパスです。…吉凶禍福は 糾える(あざなえる)縄のごとし…ひとの運命は何で決まるのでしょう。人生のそれぞれの時期に対応した食養を説く名著。

「リッパな人間に我が子を育てようと思ったら、できるだけ簡単な、できるだけ自然な、昔風な食べ物を与えることです。できるだけおそまつな、ゴツイ、荒い、田舎田舎した野蛮なものを食べさすことです。
これが幼年、少年、青年時代の理想的な食物の秘密です。」

(本書より抜粋) ー 1938初版・1984 第10刷・財・日本CI協会 発行 ー

◎併せて読みたい参考本:「食生活の革命児・桜沢如一の思想と生涯」(松本一郎 著)

巨人の足跡を詳細に調査したもので、客観的に分かりやすく世界的な広がりとその背景が映像のように見えてくる評伝となっている。
見返しに、美味しい玄米ご飯の炊き方や食物の陰陽表もあり、座右の実用書としても有用。

福島からの旧暦元旦年賀状と 熊野の修験者

2016-02-13 | オカリナ・心・癒し・ライアー
FB以外/ 福島からの旧暦元旦年賀状と 熊野の修験者

昨年のクリスマス前、突然 GREEN NOTE に訪ねて来られた福島のご夫妻から、旧暦正月元旦(新暦2月8日)に年賀状が届いた。
旧暦元旦に届くように年賀状を出そうと思ったことがあるのでほほえましくおもう。

それは12月22日夕方のこと、「“光正(こうしょう)”さんに聞いてきたんですよ!」

えぇ~っ(゜ロ゜) … …
紀伊山地・熊野の修験者 立石光正さんに紹介されたという。サプライズだ!

発端は 知り合いのお寺さんから、熊野の修験者が筆者のオカリナを求めているとの連絡から。
注文を確認しつつ、不思議なご縁だと 本人を確かめ直接渡したいと思ったのだった。

2004年3月 オカリナを携え、青春18切符で金沢から南紀の新宮まで、延々11時間の普通電車乗り継ぎの旅となった。

動物とぶつかる危険や85km/hの速度制限もあるという紀勢本線(きせいほんせん)をガタガタと通り抜ける。尾鷲湾が美しく湖面を湛えていて大泊駅前の桜は三分咲き…みかんの樹が目立ってくる。

新宮駅を下車して出るとデンと立つフェニックスが歓迎!
「古道そば」に入ると、ソバ120円、トッピングのかき揚げ100円、めはり寿司100円(鰹節やシラスを入れ醤油味のご飯を高菜で巻いてある) (゜ロ゜)

新宮からバスで40分ほど行くと、神丸バス停に光正さんが車で迎に来てくれ、さらに山を上がる。

山中に安置された夜の護摩堂に招かれ入るや、ほら貝を持ち「ブオ~ブオ~」と鳴らし「金沢から上村 彰さまのお越し~ …」と、迎えの挨拶や祈祷とも云える一連の儀式。

少し下方の自宅では、奥さんの細やかな煮物料理で歓迎してくれ、光正さんから火山 久の名が出て驚いたが、その場の即興曲で合わせる芸当を互いに楽しんだ。
彼が修験道に入る前の砂漠や山やノルウエーなどへの旅でのオカリナの話も興味深い。

翌朝は、ほら貝の講習に行くと誘われ、朝もやが立ち込める護摩堂や宿坊“山学林”を出発。

到着まで延々三時間、転落も辞さない危険なグネグネ上下する狭い稜線づたいを走り130kmもの道のり。なんと明日香村の少し南まで北上して来たのだった。

そこは、吉野山に座す、金峯山寺(きんぷせんじ)の脳天大神・龍王院(のうてんおおかみ りゅうおういん)と称し、修験道の開祖である役の行者が開かれた霊山だという。

社叢林に囲まれた野外で ほら貝の講習。食事の後に、参集(参詣)した25人ほどのうち16名ほどが ほら貝を鳴らし迫力ある護摩行の勤め。荘厳極まる!

続く野外の講習(呼吸中心の体操、吹奏、クラス分け練習…)の後に室内での勤行。

古代に土笛と土の音を、神に奉納したとも伝わるように、ほら貝とその音と人は大いなる自然・宇宙・神の恵みへの感謝と崇敬を通して一体であるかのようだ。

福島からの奥さまは、宮内庁雅楽部で日本古来の「和琴(わごん、やまとごと)」を習っていたそうで驚いた。土笛を作りながら、古代アッシリア起源といわれる正倉院の竪琴“箜篌(くご) ”の復元を夢みたこともある。

マザー・テレサの家(マザーハウス)で頂いたという、マリア像を彫った小さなペンダントを“どうぞここに”と置いていかれた。素敵なご縁に感謝!

星空のもと、土の音に祈り込め

2016-02-13 | オカリナ・心・癒し・ライアー
星空のもと、土の音に祈り込め

人権・環境グループの旧友に誘われ、金沢駅から車で40分、雪に囲まれた富山県南砺市の天然温泉「ぬく森の里」へ。

併設の市場には、山野草や地元農作物が所狭しと並び目を引く。

眼下の谷から森が連なり、露天風呂から東の空高く金星(写真上方)、その上に木星が大きく輝く。

オカリナで♪月の沙漠、を吹くと音が湯面に反射し天に拡がる!

やがて、ぎょしゃ座が頭上に、そして双子座が続き、オリオン、大犬のシリウス、仔犬のプロキオンが悠々と輝く!

あぁ凍てつく東北でもみているだろうか‥

昨年震災復興ボランティア作業中、逆に親切を受けた気仙沼の被災地の女性から 看護師試験目前と連絡があった。
小学校1年の子どもを抱えた母子家庭の中、苦労した成果を精一杯発揮されるようエールを送る!

免許を取っても地元の病院が倒壊して職場がないという状況。少なくとも生活場の維持と健康を願うばかり!