新型コロナウイルスとの戦いは正念場を迎えています。
リフレッシュジョギング、気分転換の散歩や外でのエキササイズ、そして映画や美術館など文化・芸術などに浸る行動、旅や外食、娯楽や遊び的な行動は「不要不急」につき自粛!の号令の下、緊急事態宣言の期間はまだ続いています。
感染抑止に絶対的効果がある行動は『活動停止』ですが、現実的には、そうはゆきませんので、80%の行動(人と人との触れ合い機会)削減が専門家委員会から提唱され、「ステイホーム」期間が33日となりました(5/9時点)。
私も4/7から在宅軟禁状況にあり、1カ月以上、全く電車にも乗らない非日常を余儀なくされています。
「非常事態宣言」期間が長期化するにつれ、「自粛警察」を気取る、歪んだ正義が、一部の飲食店や遊技場に集う人を(自粛していない!との勝手さばきの意識なのでしょうが)匿名バッシングしたり、罵詈雑言雑言を浴びせるニュースをみると、『社会バイアス』を引き起こしてしまう人間社会の複雑さと難しさを感じます。
人間は、ストレスが溜まりすぎると「心の不全」を引き起こします。
平時、非常時に関わらず、「心の不全」とならない為に、散歩をしたり、気分転換と非日常体験を兼ねて旅行にでかけ、演劇・映画を観たり、芸術・文化に浸る時間は、とても大切で「必要」な時間といえます。
でも、今は「外出自粛」が最優先とされ、心のストレス解放への様々な工夫と実践が、面白動画などで紹介されており、家エクササイズやVR美術館巡り、Zoom飲み会にバーチャルツアー...などなど、人間の「我慢下」のレジリエンス力や、創造力と工夫力は凄いなぁと思います。
都知事からは、繰り返し「不要不急の行動は控えてください。」との警鐘が鳴らされていますが、私は、何が「不要不急」なのか、そして「不要不急」の意味と意義を今一度認識しておく事も必要と思っています。
「不要不急」とは、例えば、目的のないブラブラ歩きとか、ウインドショッピング、エンタテイメント等、生きてゆく上で不可欠な食料の買い物や、社会インフラ、社会生活維持のための仕事活動などとは違う、無意味で無価値的な印象を持ちがちですが、ストレスを減衰させ、心の安定を支える価値のある行動や行為!である事をも認識しておくべきです。
今この非常時に於いては、これ以上の感染拡大を防止する為に、「我慢」と「自制」を覚悟して、行動の「自粛」協力は大切です。
しかし、何が『不要不急』なのかは、私たち一人ひとりが責任意識を持って、状況に応じ判断をしてゆく事も大切です。
日本社会は、「戒厳令」や「外出禁止令」、「ロックダウン」命令が発出された国々とは異なり、国民の自覚と覚悟を信頼した「自粛」によりコロナウィルスと戦っています。
ニューノーマルの社会到来時にも、この日本人意識を大切にできる国であってほしいものです。
「自粛警察」は必要ありません。
「監視社会」の到来も望むものではありません。
幸福未来社会はどうあるべきか!
日本国民一人ひとりの『自立』と『自律』が問われます。
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