ハッピーライフ デザイン

幸せな人生をデザインしてゆく「羅針盤」ブログです

【思考法のいろいろシリーズ】 その2 「システム思考」で「場」つくり!  - 氷山モデルの実践-

2020-02-28 07:38:00 | 日記


今日は「システム思考」を紹介します。
以下「チェンジ・エージェント社」のサイトから一部引用します。

-Quote-

『システム思考は、複雑な状況下で変化にもっとも影響を与える構造を見極め、さまざまな要因のつながりと相互作用を理解することで、真の変化を創り出すためのアプローチです。

問題の見えている部分を近視眼的・表層的にとらえるのではなく、全体像をさまざまな要素のつながりとして理解し、本質的な原因を見通して、他の分野や将来に悪影響を及ぼさない、最も効果的な解決のための働きかけを考えます。

システムに働きかけるとき、システムには独自の目的やルールがあって、それらを勘案せずに施策を行ってもシステムはたいていその施策に対して「抵抗」します。
システム思考は、この抵抗を予期することで適切に対処し、広がりのある働きかけを意識して解決策をデザインすることを目指します。

また、問題が起きたとき「外部環境がわるい」「あのひとのせいでああなった」など外部や他者に原因があると考えがちです。

実際には、同じ環境下でもよりよく行動する組織や人も多く、また、特定の人間関係もその相互作用が生み出すものであることから、自分自身がどのようにそのシステムの一部となっているかを認識することが大切です。

自分たちとのつながりを探り、自分たちが与えている影響や、働き掛けを考え、自ら望ましい変化を創り出していくことができるようになります。

システム思考を修得することによって、真の解決策を創り出し、変化を加速することができるようになります。 

システム思考は、目の前の問題が実はどのような要素のつながりで起こっているかを考えることができるだけではなく、部門内・部門間・社内外のコミュニケーションにも大変役に立ちます。

-Unquote-
詳しくは
https://www.change-agent.jp/systemsthinking/approach.html
を参照下さい。
*氷山モデルの解説も参考に!

全ての物事や事象には、表面からは見えない様々な事情や思惑が複雑に絡み合っています。

「社会現象」の根幹には、人間の意識・無意識の構造とも言える「メンタルモデル」なる概念を知っておくことが必要です。

メンタルモデルは、認知心理学での概念で、人が「モノやヒト」に対して抱くイメージ...とでも言うのでしょうか。
「これは、こういうモノだろう」とか「このヒトは、こういうヒトだろう」と心のなかで思うことです。

人間集団においては、一人ひとりが固有のメンタルモデルを持っていますが、メンタルモデルの一部を「集団同化」させる事で、合目的的な「チーム」「組織」や「社会」を一定な範囲で、自律的ポジティブスパイラル状態にコントロールしてゆくことができます。

「場」つくりに大切な戦略的「技」の一つです。

「システム思考」を活用して、集団を「同化」させ、組織力を高めてゆくのに必要な要素は、

・楽しさ
・興味
・希望
・期待
・承認(自分の事を認めてもらうこと)

そして、何よりも大切な要素は
「幸福感」
といった、極めてベタなものです。

「人」の想いを知り、それぞれ「人生」に配慮し、組織の職位やヒエラルキーにとらわれず、人として相互に尊敬し合える「場」を作ってゆくことが理想社会!だと思う日々です。

【思考法のいろいろシリーズ】 その1

2020-02-27 07:40:00 | 日記

「フェルミ推定」を応用した空間への投資価値測定・ストーリーテリング手法

このシリーズでは、管理部門の方々が、組織活性化投資(オフィス環境改善等)を推進してゆくにあたり、組織内のコンセンサスや経営者のセンスメイクを促すアプローチ手法の色々を紹介してゆきます。

第1回は、「フェルミ推定手法」です。

    フェルミ推定とは、実際に調査するのが難しいようなとらえどころのない量を、いくつかの手掛かりを元に論理的に推論し、短時間で概算することを指す。オーダーエスティメーションともいわれます。

グーグルの入社試験問題!
「東京都内にあるマンホールの蓋の枚数は?」

「スクールバスにゴルフボールは何個入るか?」
 

そして、私がオフィス移転プロジェクトや、オフィス環境改善投資を行う際に直面した「フェルミ推定」の問題!

「社食を作ることで会社はいくら儲かるのか?」

「オフィスデザインや照明に金をかけると、社員のエンゲージメントレベルはどれ程上がるのか?」

「空間のゆとりと無駄の境界を示せ!」

「一人あたりの執務面積・空間とイノベーション触発率の関係は?」

「オフィス投資額と利益率の相関をしめせ!」

......等  

経営から問われる難題を、諦めずに「納得してもらえるロジック」を考えるのも「経営企画総務」の仕事です。

柔軟な思考と大胆な仮説設定、そして実証が出来なければ
経営を説得する事は出来ません。

「そんなこと言われても分からないよー!」と嘆く前に、「フェルミ推定」の技を学んでみてください。

決して難しい事はありません。そのコツは、

1.いきなり答えを出そうとしないこと
事態や状況をじっくりと観察しましょう。
そして、多面的思考(論理思考法、デザイン思考法、システム思考法、感性思考法等)を行うこと。

2.求めようとする「数字」をMECE (Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive の略で、お互いに重複せず、全体に漏れがないロジカル思考法)に分解してみましょう。

感性を数値化する事はなかなか難しいものです。でも、考えられる限りの「数字化」をMECEを活用して定義してみる事です。

3. 求める数字があいまいならば、論理的な「仮説設定」を行い相関性や因果性を推定すること。

4. 常識と感性と知性でチェックしてゆくこと。

聴き手にとって「納得感」を与えるには、相手側の常識感や感性・知性のレベルを知っておくことが不可欠です。
勿論全てを知ることは出来ませんが、先ず自分自身の「感と勘」でチェックしてみることが大切です。

-続く-

ファシリティマネジメントフォーラム2020 『FMが創出するウェルネス組織運営』

2020-02-26 08:24:00 | 日記

2/21の「人と場へのFM投資研究部会」の発表内容エッセンスです。

時代は、FMが「人に寄り添う」ヒューマン・オリエンティッドの新思考が「社会」に浸透し始めたと言えます。

日本の組織社会では「働き方改革」や「健康経営」「ダイバーシティ」「テレワーク」といった、働く工夫と働く「人」の視点での意識改革が問われています。

「人間の英知」を組織社会でどのように引き出してゆくかは、働いている「人」が、わくわくして仕事に邁進できる環境 、そして、「感性」を高めることに配慮した心地良い「場」の構築と、「心理的安全性」を提供するサスティナブルで新価値を生み出してゆく組織運営への投資!

私は、これが「人と場へのFM投資価値」と考えています。

然し乍ら、問題はそのFM投資効果をいかにして「測定」し、経営に対し明確な数値・指標、そして「意味と意義」を示せるかが現場の共通する課題です。

経営者からは「コスト」としか思われない「投資効果」を、いかに納得感を持ってもらえる「センスメイキング」手法研究と実践への実装の仕方!

その一例を、今次フォーラムで発表させていただきました。

『FMテクノロジー&センシング』に焦点をあて、「人と場へのFM投資価値」の可視化への発想法と思考法、そして組織意識(経営者や関係者)に対するセンスメイキングの具体的手法です。

人類社会にとってのウェルネスを創造し、それを意味のある『ウェルビーング 社会』に昇華させてゆく原動力は、働き暮らす人々の幸福社会創出への希求意識と、わくわく感を最大化させて、『人間』の英知とパッション、そしてイノベーションパワーを触発・創発させてゆく「場」の仕掛けが必要と私は考えています。

人間にとって価値創造活動(仕事)が最大化できる最適な「空間環境」、「時間環境」「意識環境」、「心理的安全度合」、そして「自分の心身健康状態の自覚」等をサポートできるビックデータと情報を集め、意味のある分析を行って、働く人たちが「価値創出」にわくわくして勤しめる「場」つくりの『ツール』がセンシングテックの本義です。

環境センシング
行動センシング
意識センシング
元気センシング
健康センシング
笑顔センシング
ハピネスセンシング
....etc

「場」の空気感と、「人」の心模様や『気』の流れを、出来るだけ客観的に「観察」するツールとしての「センシングテック」は有用です。

加えて、「人」の活力や「やる気度」の根底にあるポジティブ「意識」を「測定」するには、数値化された「科学的アプローチ手法」だけではなく、「アート&デザイン思考法」をも意識しておく事も重要です。

そして、最も大切な事は、『現場とのコミュニケーション』を密にとりながら、経営や現場の意識調査など、定性的要素を加味してゆく事です。

「場」は生きています。
時々刻々と変化する「場」を、FM力により「ウェルネス」を向上させてゆく演出術の研究!
「人と場へのFM投資価値研究部会」の挑戦テーマです。





ファシリティマネジメントフォーラム2020 『FM価値を可視化する ワークテック最前線』

2020-02-25 07:44:00 | 日記


先週フォーラムでのエッセンス!

2020年は「働き方改革」が、新段階にステージアップする年。

『ファシリティマネジメント』は新しいステージに進化し「働き方改革2.0」を牽引してゆく原動力になると思います。

フォーラムでは、FMステークスホルダーともいえる経営者やナレッジワーカーが、FMの意義と意味、そして期待効果 センスメイキングできる『FMワークテック』の色々をご紹介しました。

社会で働く人々が、サスティナブルでわくわく感を感じながら、イノベーションを誘発させてゆく『英知誘発の場』を創造・演出・運営し、労使の『ウェルビーング』を実現してゆくのが『戦略FM』のミッション。

ミッション遂行には投資が必要。

問題は、どのようにして、こうした「投資期待効果」を仮説検証し、収益拡大に繋がるかを「FMステークスホルダー」に納得してもらうストーリーを構築するかという点。

この実践的ソリューションの一つが、ワーク&センシングテックを活用した「投資価値の可視化」アプローチです!

センシングする対象領域としては、   

1.ワークプレイス環境

2.ワークスタイルの態様

3.個人のバイタルチェック(健康状態)&フィードバック(自覚)

人間が仕事活動をするのに最適な「空間環境」「時間環境」「意識環境」「心理的安全度合」、そして「自分の心身健康状態の自覚」などが、「仕事の生産性」を上げてゆけるか!
との相関性や因果の仮説検証と、ストーリーテリングファクターを収集・集積させてゆくツールが『センシングテック』の役割です。

よく、「測ること」を目的とするような話を聞きますが、目的は「場」の価値を高めること。
センシングは、あくまでもツールでしかありません。
集めたデータを解析・分析するプロセスこそ、人間の英知を発揮できる仕事です。

中居くんの会見を視て!

2020-02-23 16:49:00 | 日記


元SMAPで司会者としても人気のマルチタレント中居正広くんが、ジャニーズエンタテイメントを今年の3月で退所することにはなりました。

彼の『退所記者会見』をテレビで視たのですが、素晴らしい「時空間」をセルフプロデュースした一流エンターテナーの凄さと、『言葉』と『間』の演出術には、多くの視聴者も感心・感動されたのではないでしょうか。

芸能人の記者会見といえば、会見場所に登場する本人に、フラッシュの嵐と怒涛の容赦ない質問責め!が定番ですが、

中居くんは、時間前から会見場所で記者を待受けていました。一見、受け狙い的に見えますが、実は

『記者会見は自分事でわざわざ来ていただくわけで、記者の方々を迎えるのが礼儀』との意識を持っていると聴き、芸能人、エンターテイナー以前に、人として『ホスピタリティ・マインド』に溢れる素晴らしい『ホスピタリティアン』である事を感じました。

2時間にわたる会見中、笑いを取りながらも真摯に質問に答えてゆく際の『言葉選び』の
妙には感心させられる事多々。

さりげない応答の中に、周到に組み立てられたセンスメイキングストーリーが散りばめられている語りは、ビジネスパーソンにとっても沢山の学びがあります。

この会見は、社会人の「コミュニケーション研修」や「対話術研修」の手本になる価値がある!と感じたのは私だけでは無いはずです。

中居くんのは新会社は「のんびりな会」!
と言うそうです。
今の日本社会に問われている「働き方改革」も「のんびりな会」的な意識改革が大切ではないでしょうか。😃