ハッピーライフ デザイン

幸せな人生をデザインしてゆく「羅針盤」ブログです

幸福・ウェルビーングを支える環境条件

2017-05-29 08:42:49 | 日記


最近、人事や社内広報部門の方々とのお付き合いが広がっています。
話をしていて何時も感じることは、総務FMの領域で取り組んでいる『「場」つくり』とは人事・社内広報の領域でもあるという事!

謂わば、「総務人事FM広報」が一体となり、働く人たちの幸福「場」つくりを進めて行く事が、これからの時代は大切だと思います。
総務、FM、社内広報、人事は、其々の個別業務を担いながら、働く人たちのエンゲージメントパワーを最大化する戦略と具体的施策について、連携してゆくことが求められます。

其々の仕事に就く方々に認識して貰いたいことがあります。
それは、働く人たちにとっての「幸福・ウェルビーング」を支える環境条件を知っておくこと。

今更、当たり前の事ばかり!と思われるかもしれませんが、なかなか出来そうで出来ていないこともたくさんあります。

具体的な幸福・ウェルビーングの構成要素として、8つの向社会的ポジティブ感情があります。


希望
喜び
寛容
思いやり
信頼
畏敬
感謝

これらは、自己というより人間同士のつながりから生じるものです。
全ての感情がポジティブである必要はありません。時にはネガテイブであってもいいのです。大切な事は、そういう自分の状態を知る意識を持っておく事です。

「場」つくりとは、組織のマネジメントとも言えます。「場」つくりで最も重要な視点は、組織で働く人たちの想いを意識する事!

そして、組織で働く人間同士の関わりをいかに円滑にして、個々の能力を発揮してもらい価値創造活動を進めてゆくかが経営者に課される責務でもあります。

ベタなアプローチかもしれませんが、今こそ「幸福・ウェルビーング環境構築」を経営の重要な柱とすべき時代となっていると思います。

誰が牽引するのか!

担当者個々の意識変革により
「総務人事FM広報」部門の横断的連携が必要だと思います。

「幸福哲学」の参考サイトを紹介します。


「働き方改革」は暮らし方の リ・デザイン!

2017-05-25 09:04:11 | 日記

「働き方変革」が話題になっています。

今まで、日本社会の「常識」であった企業戦士の働き方に、スポットが当てられたのは歓迎すべきではありますが、ともすれば、「長時間労働」や「在宅勤務」といった表面的な問題だけに話題が偏っているのは懸念されるところです。

「働き方変革」とは、残業時間を規制して、所謂、猛烈企業戦士やナレッジワーカーたちを半強制的に職場から離れさせる事(名目的帰宅)ではありません。
私は、「働き方改革」とは、「暮らし」や「働く」事の意味や意義、そして自分自身と、自身を支えてくれる家族や大切な人との「人生」そのものをリ・デザインする視点と「社会の意識改革」の視座が重要だと感じています。

私たちは何の為に働くのでしょうか!
生活の為
生きる為
仕事だから
社会正義の為
....etc

あまりにも当たり前すぎて、日頃深く考える事はありませんよね。

仕事には幾つかのタイプがあります。
例えば、肉体労働、頭脳労働、肉体頭脳労働といった区分とか、企業内労働(会社組織内での活動等)、家事労働、社会貢献労働(公共サービスや非営利団体等)、教育労働、医労働、精神労働(宗教、スピリチャル活動等) 、軍事労働...といった区分もできます。
要は、「仕事」とは多様であるという事。
様々な仕事に従事している人たち、其々の個別事情を考慮せずに、一律的な「働き方改革」=「長時間労働改善」では意味がありません。

「働き方改革」というスローガンが意味する「本質」をしっかりと認識・理解せずに、漠然と「労働時間問題」として捉えてしまう風潮には警鐘を鳴らす事も必要!だと思う日々です。

では、どうすれば良いか!

所詮、一人の力では何も変わらないと諦めの気持ちもあるかもしれませんが、まずは、私たち一人一人が「意識」を変える努力をしてみる事が大切だと思います。
・素朴な疑問を自問自答してみて考える
・物事を俯瞰して捉えてみる
・常識の非常識を感じる視点を持つ
....etc

メタ認知思考法やシステム思考という考え方があります。
次回は、こうした「意識改革」の助けとなる情報をお伝えします。

-続く-

「ダイアローグ」型コミュニケーション!

2017-05-24 08:19:21 | 日記


「ディベート」や「論理思考をベースとした議論」と、思いつくままに交わしあう「雑談」やone on oneで語る「会話」!

どれも人同士が意思や意見等を交わし合う「コミュニケーション」ではありますが、「創造性」の視点で考察してみると、新たな気付きがあります。

私は、合理的で一貫した論理構成と、整然と並びたてた実証データを基に行うロジカルシンキング型の「コミュニケーション」は、組織活動や社会生活を送る上で、物事を処理したり、作業を円滑にするには有効な「実践手段」ではあるものの、必ずしも「創造性」を触発させるものではないのでは.....!と思う事があります。

つまり、既定の事実や概念を論理的に考えるロジカルシンキングは、仕事をしてゆく上で極めて重要なスキルですが、無から有を生みだす「創造」や「創作」をするイノベーティブ活動をする場合には、論理思考だけでは十分とはいえないのでは⁈ との問題意識です。

私は、ナレッジワーカーの仕事力を高めるには、「論理的思考力」に偏り過ぎず、「雑談力」や「メタ認知力」つまり、ロジックではない「無意識の世界との対話力」や"知るを知る"的な「システム思考」といった「ダイアローグ」スキルを身に付ける事も重要だと思っています。

ドラッカーは、『コミュニケーションとは、知覚であり、期待であり、要求であり、情報ではない!情報に人間はいない』と言っています。
思想、意見、情報を『伝達しあい、心を通じ合わせるプロセス』と定義し、人間の心理や思想を重視しています。
また、「コミュニケーションを成立させるのは受け手である」と述べています。当たり前の事ですが、相手に伝わって初めて、コミュニケーションが成立するとの考え方です。

 さらに、ドラッカーは著書『マネジメント』で「我々は期待しているものだけを知覚する。期待していないものは反発を受ける」という記述があります。
一方で、「反発はさして重要ではない。重要なのは期待していないものは受け付けられることさえないということである。見えもしなければ、聞こえもしない。無視される。あるいは間違って見られ、間違って聞かれる。期待していたものと同じと思われる」とも言っています。

まさに人間心理です。
そして、「コミュニケーションは要求である」と述べています。

仕事上のコミュニケーションは多くの場合、相手に「行動」や「思考」などを要求します。仕事の成果に直結する要求ではありますが、受け取る側の価値観、欲求、目的に合致していなければただの強制になってしまいます。

ダイアローグとは、ある意味自問自答型のコミュニケーションスタイルです。
人に要求するのではなく、自分自身の心の深奥を意識する機会を、対話の中に求めるものです。
私たちは、日常に起きたことの大半を忘れてしまいます。
「一昨日のランチは何を食べましたか?」と問われても、直ぐに思い出すことは難しいですよね。

然し乍ら、わたしたち人間は「無意識の記憶」をアーカイブしている脳力を持っています。自分自身では気づいていない「原体験の知」や日本人のDNAが「無意識の古層」に堆積され、創造的活動をしている時に「閃き」として現出してきます。

私は、ダイアローグ型のコミュニケーションスタイルは、創造的活動には不可欠!と思っています。相手を論破するコミュニケーションスタイルからは、イノベーションは生まれません。ダラダラ雑談やなんとなくの会話から「閃き」が生まれるものです。

コミュニケーションスタイルは多様です。
ダイアローグ!の型を意識した「場」つくり! クリエイティブ組織の課題です。

幸福のプロデュース その2. 「ラグジュアリー」がもたらす幸福力

2017-05-17 07:52:25 | 日記


今日は「ラグジュアリー」の幸福力を考えてみま
す。

皆さんはブランド品を所有されていますか!
このコラムを見て頂いている方々は、御本人を含めご家族の皆さまの誰かは、ブランド品を所持されているのではないでしょうか。

バッグ・服飾では、エルメス、ルイ・ヴィトン、シャネル、プラダ、宝飾ではティファニー、カルティエ、ブルガリ、ショーメ、靴のジョン・ロブ、エドワード・グリーン、チャーチ、クロケット・ジョーンズ、オールデン、時計のパテックフィリップ、ロレックス、オーデマ ピゲ、オメガ、バーリントン、ブライトリング、家具のカッシーナ、ドリアデ、ガラス装飾のバカラ、カトラリーのクリストフル、バーキン、プュイフォルカ、車ではメルセデス、BMW、ベントレー、マセラッティ、フェラーリ、ポルシェ....etc

これらブランドは、一度は聞かれた事や興味を持たれた事があるブランドではないでしょうか。

ブランド品は高価ですが、ブランド品を持つ喜び、そして優越的な自分の誇り、かっこよさ、心の満足感、そして豊かな気持ちに浸れる不思議なパワーがあります。
「贅沢感」(贅沢ではありません)という心の糧は、自分自身の存在を実感すると共に、幸福感を感じさせる魔法でもあります。

ラグジュアリーは悪! 清貧こそ美徳!...なのでしょうか。

まぁ、時計一つに数百万円、バッグに数十万円を投じられる人は限られていますが、私は、分相応な心のラグジュアリーは、生きる喜びと幸福感を感じさせてくれる妙薬だと思っています。

「場」つくりに於いても、ラグジュアリー感は、その空間に身を置く人たちの居心地感や豊かな気持ちを演出する事が出来る筈です。

例えば、五つ星ホテルのロビーやラウンジ、三つ星レストランのダイニング、豪華客船のキャビンや迎賓館....、贅を尽くした演出が、空間に身を置く人たちの心を幸福色に染色してゆく「ラグジュアリーマジック」がそこにはあります。
このラグジュアリーを提供する側が演出する「贅」とは、お客様に「喜び」と「幸せ」サービスを提供する「ラグジュアリーマジック」への「投資」です。

「贅」を「オフィス場」に「投資」する意味は、優秀なナレッジワーカーを引寄せ、一流の人財のフル・エンゲージメントパワーを引出し、イノベーティブな企業活動を推進してゆく為の「人への投資」です。
心地よくワクワクする環境の中で、ワクワクする仕事に気持ち良く没頭できる「場」つくり投資なのです。

働くひとたちが、私生活と違う非日常的「贅」の一端を組織で体感出来る事により、潜在的な優越感や誇りを刺激し、また心地良さを誘発することにより、イノベーティブな仕事への取組意欲を高めてゆく「感性マネジメント」の一手法です。

勿論、程度がありますから、やり過ぎは自重すべきであり、其々の組織相応の工夫が求められるのは言うまでもありませんが!

さりげなくコルビジェをオフィス空間に配し、カッシーナのフレグランスで空間に香りの演出! ダイニングにはバカラのミニシャンデリアがお客様を出迎えて、ランチョンミーティングでのメインディッシュはセージグリーンのプレートが料理を引き立てるオフィス空間....ってあっても面白いのでは!などと妄想しながら、新たなプロジェクトの構想を考えています。

幸福のプロデュース その1 「料理」がもたらす幸福力

2017-05-16 12:44:21 | 日記

私は食べる事が大好きです。
そして料理に合わせたお酒を家族と一緒にいただく時の至福感が、ストレスを癒やして生きる喜びと活力を与えてくれます。

今日は、食の世界から学ぶ「幸福プロデュース」をご紹介します。

素晴らしい料理の味と美しさを引き立てるのは「器」です。特に和食の器は料理の着物ともいえます。

主役を輝かせる脇役たる「器」には作り手の想いが込められており、料理人は主役とのハーモニーを絶妙に醸しす盛付けの演出により、食す人の感動と至福の時を提供します。

素晴らしいお料理を、例えば、魯山人の器でいただくと、心眼と視覚が味覚の触媒となり、心味を高め至福の時間を演出します。
器はあくまで脇役ですが、さりげなく主役を引き立て、食する幸福感をプロデュースします。

また、フレンチを代表格とする西洋料理の世界では、テーブルクロス、食器、グラス、そしてカトラリーなど、目で楽しみ、触れて心を豊かにする脇役がメインコースの味わいを最高の時間に引き立てます。

ボーヴィレやガルニエ・ディエボーのジャガード織りのテーブルクロスが敷かれたテーブルの上には、ウェッジウッド、マイセン、ヘレンドそしてロイヤルコペンハーゲンやジノリといった歴史を刻んできた食器にプレゼンテーションされたメインディッシュを、クリストフルのカトラリーで頂く最高の料理は人々を至福の時間に誘います。

こうした感動の瞬間をプロデュースする料理人やシェフは、ある意味「幸福場つくりプロデューサー」とも言える匠の職人です。

人間の「感性」と「心理」を深く洞察して、豊かな気持ちや喜び、そして居心地を演出する「幸福場つくり」は、オフィス「場」つくりにも応用出来るヒントが沢山あると思います。

次回は、「ラグジュアリーブランド」がもたらす幸福力を考えてみます。

-続く-