市川海老蔵夫人 麻央さんが旅立たれました。
ご家族ご親族の皆様に慎んでお悔やみ申し上げると共に、麻央さんが、多くの人々に勇気と感動を与えてくれたことに感謝したいと思います。
乳がんが見つかり、ステージが進行していることを告げられた時の驚きと不安、そして、絶望の淵に立たれた気持ちから、前向きにガンとの闘いをカミングアウトされてからの一年余り、本人やご家族ご親族の方々にとっては、壮絶な日々を送ってこられたのではないかと察します。
私たちは、麻央さんの生き様や、夫 堀越寶世氏、役者、市川海老蔵から、あらためて家族の絆や愛の形を教えられたように思います。
人は、誰もが事情をかかえて生きています。
でも、そうした想いを心にしまい、前を向いて生きてゆくのに大切なもの、それは「愛」です。
「愛」には、親愛、信愛、深愛、慈愛、共愛、心愛、熱愛....といった様々形があります。
そしてまた、家族愛、夫婦愛、兄弟愛、友愛...という絆愛もあります。
絆愛の先には、もっと広く大きな人間社会の愛があるはずです。
郷土愛、愛社、愛国、人類愛....平和で幸福な社会を創りだす心の原点は「愛」だと思います。
麻央さんの旅立 最後のメッセージ「愛しています」は、夫や家族への深愛の言葉であると共に、社会の心に沁みる魂の言葉だったように感じます。
ご冥福をお祈りいたします。合掌