2/21の「人と場へのFM投資研究部会」の発表内容エッセンスです。
時代は、FMが「人に寄り添う」ヒューマン・オリエンティッドの新思考が「社会」に浸透し始めたと言えます。
日本の組織社会では「働き方改革」や「健康経営」「ダイバーシティ」「テレワーク」といった、働く工夫と働く「人」の視点での意識改革が問われています。
「人間の英知」を組織社会でどのように引き出してゆくかは、働いている「人」が、わくわくして仕事に邁進できる環境 、そして、「感性」を高めることに配慮した心地良い「場」の構築と、「心理的安全性」を提供するサスティナブルで新価値を生み出してゆく組織運営への投資!
私は、これが「人と場へのFM投資価値」と考えています。
然し乍ら、問題はそのFM投資効果をいかにして「測定」し、経営に対し明確な数値・指標、そして「意味と意義」を示せるかが現場の共通する課題です。
経営者からは「コスト」としか思われない「投資効果」を、いかに納得感を持ってもらえる「センスメイキング」手法研究と実践への実装の仕方!
その一例を、今次フォーラムで発表させていただきました。
『FMテクノロジー&センシング』に焦点をあて、「人と場へのFM投資価値」の可視化への発想法と思考法、そして組織意識(経営者や関係者)に対するセンスメイキングの具体的手法です。
人類社会にとってのウェルネスを創造し、それを意味のある『ウェルビーング 社会』に昇華させてゆく原動力は、働き暮らす人々の幸福社会創出への希求意識と、わくわく感を最大化させて、『人間』の英知とパッション、そしてイノベーションパワーを触発・創発させてゆく「場」の仕掛けが必要と私は考えています。
人間にとって価値創造活動(仕事)が最大化できる最適な「空間環境」、「時間環境」「意識環境」、「心理的安全度合」、そして「自分の心身健康状態の自覚」等をサポートできるビックデータと情報を集め、意味のある分析を行って、働く人たちが「価値創出」にわくわくして勤しめる「場」つくりの『ツール』がセンシングテックの本義です。
環境センシング
行動センシング
意識センシング
元気センシング
健康センシング
笑顔センシング
ハピネスセンシング
....etc
「場」の空気感と、「人」の心模様や『気』の流れを、出来るだけ客観的に「観察」するツールとしての「センシングテック」は有用です。
加えて、「人」の活力や「やる気度」の根底にあるポジティブ「意識」を「測定」するには、数値化された「科学的アプローチ手法」だけではなく、「アート&デザイン思考法」をも意識しておく事も重要です。
そして、最も大切な事は、『現場とのコミュニケーション』を密にとりながら、経営や現場の意識調査など、定性的要素を加味してゆく事です。
「場」は生きています。
時々刻々と変化する「場」を、FM力により「ウェルネス」を向上させてゆく演出術の研究!
「人と場へのFM投資価値研究部会」の挑戦テーマです。
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