組織社会における人と人との繋がりをファシリテートし、コミュニケーションを誘発してゆく「コミュニティ&ナレッジコンシェルジュ」の役割を考えてみたいと思います。
社会には、多くの「知の資産」が存在しています。企業内の知的財産・資産や、学術的な研究論文、そして個々人の経験や才能といった無形資産など、様々な「知」が其々の専門領域に於いて「専門家」達により極められています。
人類の歴史を変えるような発見や発明に携わっている人たちは、日常、私たちの知らないところで、私たちの暮らしをより良く、また豊かにするために、専門家としての知見や経験を惜しみなく注ぎ込んでナレッジワークに専心しています。
私は「場」つくりの一環として、様々な専門家の「知の足跡」を辿り、組織内のイノベーションヒントになるような「閃きのネタ」をフィードバックしてゆく仕掛け作りやプラットホームつくりを進めています。
「場」のプロデューサーたる総務プロが、「情報知のキュレーター」として、また、「社会知のブレンダー」として、組織社会内で「個知」を「組織知」にトランスフォームさせてゆくナレッジ・コミュニティを築いてゆくコンシェルジュ機能を果たすことが出来れば素晴らしいと思っています。
ただし、あまりに理想主義になり過ぎても何も生まれませんから、日々の活動で実現出来る工夫をしなくてはなりませんよね。
そこで、私が現在オフィスとして利用している渋谷QWSの事例をご紹介します。
日本のシリコンバレー!的な渋谷の駅上スクランブルスクエアビル15階にある「インキュベーターコミュニティ・ワークスペース」です。
場所の利便性は最高!
空間の質も素晴らしく、そこに集っているパッショ二ストの熱気流は、クリエイティブの触媒となり、イノベーションセレンディピティを誘発します。
そして、QWSの唯一性と私が感じていることは「パッシヨニストの熱気流」を攪拌し、ブレンデングしてゆく「コミュニケーター」のプロイズムです。
「知のブレンダーエージェント」として、また「バウンダリー越境スパナー」としての「ナレッジ空間のコンシェルジュ」であり「知のソムリエ」的な方々の存在が「場」の価値を高めてゆきます。
どれだけ綺麗でリッチなオフィス空間をつくっても、そこに集う人間の「心と意識の繋がり」ができなければ価値は生まれません。
このQWSスタイルを全国に広げてゆきたと思っています。
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